WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
浅間山迫る―黒斑山(2,404m)
黒斑山(クロフヤマ:2,404m)は、浅間山(2,568m)の西3kmにある、その外輪山。
浅間山は世界有数の活火山なので、長期立入禁止になることもたびたび。
そんな時、黒斑山が代わりの目的地となってきた。

アサマ2000スキー場があるおかげで、冬場も標高2千mの登山口に立て、
内陸で冬場の晴天率も高いから、スノーシューにもばっちり。
Konちゃんが前日の飯縄山ラッセルでくたばったので、Gan先輩と同行。

20140210黒斑山車坂峠の登山口から眺める黒斑山は、針葉樹のなだらかな斜面。
もっとも踏まれている、「表コース」を選択。
しっかり踏み跡ができていて、ありがたくラッセル泥棒。


20140210Gan先輩Gan先輩なんか、スノーシューも着けず、ツボ足歩行。
南西方向に視界が開け、秩父山地、富士山、八ヶ岳から飛騨山脈までの大展望にしばし立ちつくす。
20140210浅間山針葉樹林の斜面を登り詰めると、そこはトーミノ頭(2,320m)。
反対斜面が大きくえぐれているのは、外輪山の火口壁ということ。
その先に、浅間山がどんと聳える。



20140210黒斑山山頂火口壁の一部といったって、雪と岩の迫力満点な稜線。
黒斑山は浅間の火山で最も古い部分で、かつては、今の7倍のスケールの火山だったと推定されているそうな。

黒斑山山頂手前には、火山噴火を知らせるサイレン。
まさに活火山浅間山に面と向かい合っている気分。
20140210籠ノ登山振り返ると西方向に、籠ノ登山(2,212m)、湯の丸山(2,1101m)、烏帽子岳(2,066m)が連なり、日本を代表する火山群を形成している。
20140210カラマツ林荒々しい火口壁を後に、ふたたび静かな樹林帯に。
黒斑山のカラマツは、天然林で、ここの種子が大正から昭和にかけて植林に使われたそう。
大坐小屋の周りは、古いカラマツの植林地だけど、もしかすると、ここの種子なのかも。
感慨深いなあ。。
<登山記録>  (…:徒歩、−:車)
2014年2月10日(月) 晴  メンバー:Gan先輩、botti
大坐小屋7:00―長野I.C.―小諸I.C.―浅間2000スキー場・車坂峠(駐車)10:30…(表コース)…トーミノ頭12:15…黒斑山山頂13:00~13:15…(表コース)…車坂峠14:15―(帰路)
<メモ>
・車坂峠の「高峰高原ビジターセンター」(駐車場あり)の前が登山口。
登山道は、南側から、表コース、中コース、蛇骨岳を経由する裏コースがある。
 もっとも歩かれているのが表コース。
・雪質によるけれど、樹林帯はスノーシューかわかんがよくて、トーミノ頭からは凍結していればアイゼンがいいよう。
| ぼっち | 日本4000山 | 00:40 | comments(2) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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2月の大坐小屋たより―豪雪を越えて
毎冬、「プチ冬季合宿」と銘打って、小屋の雪下ろしをお願いする、ちゃっかり管理人ぼっち。
今年は2月の飛び石連休に開催。
早起きして、Gan先輩と愛車OUTBACKの奥地君で、通い慣れた中央自動車道を北上。

ところが!
「関東甲信地方で記録的大雪のおそれ」っていう、天気予報は、伊達じゃなかった。
どんどん重たい雪が降りしきり、伊那北インター以北は通行止め (ToT)オオ
高速出口も大渋滞して、下りるまでに1時間以上。

ようやく出た国道153号線も断続的に渋滞。
塩尻市に入ると、19号線は松本市街まで10キロ以上大渋滞していることが判明。
エスケープした山麓の県道には、溝に落ちたり、雪に突っ込んで動けなくなった車多数。
奥地君、なんとか、がんばってくれ!

20140208渋滞16時、ようやく19号線の渋滞の切れ目に合流。
長野市内へは18時。
半日遅れでKonちゃんと落ち合う。
ごめん、ごめん。

20140208芋煮19時過ぎ、ようやく大坐小屋に到着。
家を出てから14時間。。よく生きてた。

さっそくストーブを付けて、芋煮をこしらえ、酒盛り。(←やけ酒?)


20140209つらら翌9日。
軒に伸びたつららの向こうに、ぴかぴかの朝陽。
一日沈殿かと思ってたけど、雪下ろしを済ませたら、飯縄山に登ろう。

20140209ラッセル戸隠中社からのルートには、まったく人が入っていない。
スノーシューでの深雪ラッセルは、筋トレさながら。
20140209飯縄祠登山口から30分くらいのところに飯縄権現の祠があるはずなのに、なかなか出てこない。
ラッセル1時間半、道を間違えちゃったかなと心細くなった頃、ようやく雪ぼうしを被った祠が。
20140209飯縄山ラッセル3時間半、ようやく正面登山道と合流。
雪と風が激しくなってきたので、ここで撤退。

登山口の戸隠神告温泉で温まり、小屋に戻ると、ストーブで、仕込んでおいたビーフシチューが煮えてる。
さあ、今夜も酒盛り。

P.S. 今回のブログには、「ようやく」が、5回も出てくる。
くどくて、すみまセン


<登山記録>
2014年2月9日(日) 曇のち雪 Gan先輩、Konちゃん、botti
戸隠中社(駐車)10:50 …登山口11:10 …祠12:30 …1800m地点14:30 …中社15:40
| ぼっち | 山小屋たより | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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