WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
5月の大坐小屋たより―新緑の中
 250525大坐小屋
5月最後の週末、大坐小屋に客人をお迎え。
かれこれ25年以上(!)続いてる「ワイン会」のメンバー5名様。
みんな、ワインも食事にも詳しいから、きちんとおもてなししなくては。


250525焼そら豆おもてなしは心、ということで。
最近始めた、野菜作りの成果、採りたてを食べていただこう。
(空豆、えんどう豆、レタス、玉葱、じゃが芋、パセリ、ニンニクを持参。)

前菜は、空豆と、アスパラの炭火焼、味噌マヨネーズソース。

魚料理は、金目鯛を使ったブイヤベース、ニンニクどっさりのアリオリソース。

肉料理は、スペアリブのバーベキュー、新ジャガ添え。

サラダは、新玉葱・レタス・エンドウ豆入り。

締めのデザートは、戸隠の「クローバー」の、いちごタルト。

はるばる長野まで出向いての会だからって、みなさんすばらしいワインをご持参。
ワイン歴は長くても、学習能力のないぼっち。
綴りとか、 違ってたらゴメンナサイ。

白:
CÓTES DE PROVINCE  Blanc de Blancs 2010
JERMANN W… DREAMS…  2010
MICHEL BOUZEREAU ET FILS PULIGNY-MONTRACHET 1ER CRU 2008 

赤:
CAMUS PÈRE et FILS Latricières Chambertin Grand Cru 2006
CHATEAU CISSAC CRU BOURGEOIS  HAUT-MEDOC 1994
CHATEAU DE SALES POMEROL 1998
250525ワインクーラー
作ったまま、小屋に眠っていた大型ワインクーラーがやっと役に立った。
250526飯綱西登山道翌26日は、有志4名で飯縄山登山。
戸隠中社側の「西登山口」から山に入ると、新緑が一番いい頃。

飯縄山は、10回以上登ってるけど、ルートを変えて、季節を変えて、飽きないなあ。。
250526飯縄山Aさんから、「片道2時間で、岩場あり、眺望あり、コストパフォーマンスのいい山だね」なんて、ワインみたいな評価をもらいマシタ。
250526高妻山残雪の高妻山。
あの向こうにある、乙妻山には行ってない。

飯縄山山頂に続く、霊仙寺山にも脚をのばしていない。

おなじみの眺望の中に、まだまだ行きたい山があるのは、うれしいね。
| ぼっち | 山小屋たより | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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那須から会津へ―下界編
遠くの山へ行くときは、下界の「WALKあばうと」も楽しみ。
ふくしまの春山めぐりも、道中いろいろありました(ロ。ロ)/
 
250502笠石神社5月2日、栃木県の矢板I.C.を降り、八溝山へ向かって新緑の田舎道を走っていたら、いきなり「国宝那須国造碑」の看板を発見。
おお! これは、日本古代の石碑で、最も重要とされるもの。
せっかくだから、寄り道しなきゃ。

道標に導かれて、笠石神社に到着。
碑は、そのご神体になっている。
早朝7時台、だめもとで、社務所に声を掛けたら、拝ませていただけることになった。


250502那須国造碑まず、そのいわれを20分あまり拝聴。
碑は、西暦700年、那須国造、那須直葦提(ナスノアタイイデ)の遺徳をたたえるため、息子の意志麻呂らが建てたもので、碑文は中国六朝様式、おそらく帰化人が書いたもの。
長らく土に埋もれていた石碑を、江戸時代前期の僧円順が発見し、その話を聞いた水戸光圀が佐々宗淳に命じて碑を整備させ、笠石神社として祀った。
この佐々宗淳こそ、あの「水戸黄門」の助さんのモデルになった人物なんだとか。へえ!
ありがたいお話のあと、柏手を打って、ご対面。
「歴史が目の前にある」って、なまなましい感動を覚えマシタ。
「八溝山を、こちらから拝んでいますから、山上からこの神社も見えるはずです」
そうか、八方の川の水源となる八溝山は、那須の国でも大事にされていたんだ。

250503湯之上温泉駅八溝山から下山し、翌日の男鹿岳登山に備え、会津の湯之上温泉に宿泊。
大内宿の玄関口となる湯之上温泉駅は萱ぶきで、囲炉裏まである。

このあたり、学生時代、ぼっちが初めて東北に足を踏み入れた場所で、なんとも懐かしい。


250503ソースかつ丼ラーメン3日、男鹿岳の頂きに立ち、長い長い林道を下山。
宿が取れなかったので、翌日の二岐山登山口近くにテント泊しようかと思ったけど、かなり寒そう。
会津若松市まで下りて、テント場を探すことに。

NHK「八重の桜」のおかげで市内は大混雑。
とりあえず、東山温泉で汗を流し、名物のソースかつ丼とラーメンを両方食べて、、
250503阿賀川でキャンプ阿賀川河川敷で、ナイスなテント場を発見。
まあ、単独行の場合、宿泊はこんなで十分。

ちなみに阿賀川は、阿賀野川の上流部分で荒海山が水源。
尾瀬から流れる只見川と合流すると、阿賀野川と名を変える。

250504御鍋神社のサワラ4日は、早朝3時半に起きて、二岐山の御鍋神社登山口に。

下山後、山中になんで御鍋?
って気になって、神社に立ち寄り。
由緒書きの看板を読むと、平将門が乱の後、落ちのびて、このあたりに隠れ住んだのだとか。
社には、逆さにした大鍋が吊るされていたけど、どうしてこんな重いもの持ちながら逃げてきたというんだろう。。

祠の両側のサワラの木は、樹齢約500年の「森の巨人100選」。
時間の声に耳を澄ませる。
250504二岐温泉二岐温泉は、大き目の旅館は避けて、「湯小屋」に。
その名の通り、小屋ってたたずまい。
瀬の音と、三分咲きの桜。
山旅の最後の汗を流すにふさわしい。

人生の旅の最後にも、こんな湯につかりたいって思うのかもな。。


250503勝常寺高速道路に乗る前に、最後に寄りたかったのが、勝常寺。
平安初期に徳一という学僧によって創建されたと伝えられ、本尊の薬師三尊は国宝。
(博物館とかは別にして)、滋賀県より東の国宝仏は、他に鎌倉の大仏しかない貴重な存在であります。
実際、暗い本堂で対面すると、圧倒的な信仰の力が、なまにぶつかってくる。

徳一が、会津に慧日寺や、勝常寺など信仰の拠点を作った当時は、磐梯山が噴火している。
その、鎮めの意味もあったんでしょう。

さあて、国宝に始まり、国宝で締めくくられた今回の山旅もおしまい。
あと650キロ、愛車奥地君、がんばって帰ろうか。
| ぼっち | ひとりごと | 07:02 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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ふくしまの春山めぐり―二岐山(フタマタヤマ:1544.3m)

二岐山は、福島県の中央、猪苗代湖のやや南、天栄村に位置する2つのピークを持つ火山。
昔、大男ダイダラボッチが、日光の男体山から、会津磐梯山に夜明け前までにたどりつこうと急いだあまり、股間をぶつけて、山が2つに割れたという伝説がある。別名は乳房山。
ぼっちとしては、なんとなく親しみを感じちゃう山であります。
 
250504二岐山前夜3日は、会津若松市内の阿賀川河畔でキャンプし、早朝登山口の二岐温泉をめざす。
夜明けの空、二岐山が見えてきた。

二つの山頂、男岳(1,544.3m)と女岳(1,504m)の周遊コースが良く歩かれているけど、今回は時間短縮で二岐温泉の先、男岳直下の御鍋神社登山口から往復することに。
250504あすなろ坂最初は、アスナロ林にミズナラの大木が混じる八丁坂。
このあたり、日本庭園の石組のようなたたずまい。
こんな独特な石の配置に、古代人は神の意志を感じたんだろう。
逆にいえば、石庭も信仰的な読み取りが必要なのかも。
…なんて、単独行の時は、いろんなことを思い巡らせる自由がある。
250504ブナ平中腹のいったんなだらかなになった場所がブナ平。
昭和40年代に、ブナ林が盛んに伐採された場所で、地元の反対運動でかろうじて中止に持ち込んだ、尾瀬と並ぶ福島県自然保護運動の拠点でもあったそう。

立派なブナも一部残るけど、伐採後の細いものが多い。
ブナは成長がそんなに早くないから、伐採後50年たってもこのくらい。
山の風格は、年を経た木々によるところが大きい。
皆伐された日本200名山の和名倉山なんか、一度死んだ山だものなあ。。

再び急坂を登り、男岳山頂に。
いやいや…
二岐山は、関東と東北のつなぎの場所にあって、近くに視界を遮る山もない。
だから、日光から会津にかけての名山、越後三山、飯豊、吾妻、安達太良の連山、阿武隈山地、そしてすぐ近くに那須、男鹿の山々が勢ぞろいした、ものすごいパノラマ。
特に、雪を置いた春は、山々の個性も際だって、合掌もんであります。
(画像の標柱左が那須連山、右が男鹿岳)
250504二岐山山頂
250504男岳から女岳男岳から女岳へは、残雪のブナ林をいったん下って、登る。
このあたりの斜面一帯は、立派なブナが手つかずで残されている。
新緑の頃は、さぞかしでしょう。

女岳の先、地獄坂を一気に下る手前で、磐梯山や猪苗代湖の風景を楽しんで引き返し。
250504二岐山登山口御鍋神社の登山口に戻ると、愛車奥地君が律義に待っていてくれた。
今回のふくしまの山めぐりは、どれも登山口が分かりにくくて、奥地君の関西弁ナビゲーションが頼もしかった。

さあて、残る自宅までの650km、奥地君案内よろしく。

<登山記録>
2013年5月4日(土) 晴時々曇 単独行
会津若松(阿賀川河畔)3:45―御鍋神社登山口(駐車)5:25 …ブナ平6:15 …男岳山頂(1,544.3m)7:00 …女岳山頂(1,504m)7:35 …男岳山頂8:10 …ブナ平8:50 …御鍋神社登山口9:20―二岐温泉10:30―会津勝常寺12:30―坂下I.C.―新潟中央JCT―米原I.C.―自宅20:30

<メモ>
・那須連峰の北端の火山。
・麓の二岐温泉が登山基地となる。男岳登山口は御鍋神社の徒歩約5分先。そこに5台ほどの駐車スペースがあり、御鍋神社手前にも案内板と大きな駐車場がある。
・女岳には二岐温泉入口の「橅山荘」の少し手前の林道から。
・両登山口は、徒歩で約1時間半。一周するのも一般的。
・御鍋神社には、林野庁の「森の巨人たち100選」に指定されたサワラの木がある。
 (過去、ブナの伐採推進をしたのも林野庁管轄下の営林署。時代は変わるモンダ。。)

| ぼっち | 日本300名山 | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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ふくしまの春山めぐり―男鹿岳(1,777m)
男鹿岳(1,777m)は、福島・栃木県境、那須連山の南に続くヤブ山で、
登山道が開かれていないため、残雪期しか登れない、日本300名山。

栃木では「オジカダケ」、福島では「オガダケ」と呼ばれるほか、
「伯父ケ嶽」、「宇賀嶽」、「男鹿ボッチ」などとも呼ばれてきたそう。
男鹿ボッチかあ、いよいよ登ってみたくなる。

黄金週間、最も成功率の高そうな、福島県側大川林道から入るルートを選択。
満を持しての、単独行での挑戦であります。

250503通行止前夜泊の湯之上温泉を早立ちし、水無川を遡行する林道を進むと「通行止 当分の間」との看板。
これまで、何回こんな看板に泣かされてきただろう。
でも、完全に閉鎖されているわけでもなさそうなので、先に進む。

「かきざわばし」という橋を渡ったところが、本当の通行止め。
先発の車3台が駐車されているので、心強い。

250503林道ここから、長い長い林道歩きが始まる。
林道は、今のところ、徒歩で通行できないほどではないけれど、落石や崩落があって、この先いつまで利用できるのだろう。
途中から残雪の上を歩いていくことになる。

250503男鹿岳遠望林道のはるか先に、一昨日の雪をかぶった、男鹿岳方面が見えてくる。
向かって左手の肩のあたりが大川峠のはず。
まだまだ長いなあ。。
250503大川峠福島・栃木県境の大川峠に到着。
ここから、男鹿岳の稜線に取り付く。

250503男鹿岳登り藪の中には、踏み跡や、先人のテープがあって、それをだどっていく。
途中からは、残雪歩きとなる。
キックステップで進んでいく。
250503空晴れる霧氷途中から、晴れてきて、霧氷をかぶった木々が、光をまとう。
快適、快適。
250503栗石山手前の栗石山(1,701m)に到着。
ここから、新潟方面の越後三山や、栃木方面の日光連山など北西の展望が広がる。
大きな地図を持ってこればよかった。
250503日光上越方面
250503男鹿岳山頂いったん下って、最後の登りを詰めると、男鹿岳の山頂に到着。
わあ、今度は那須連山や、阿武隈山地など東北の眺望がすごいや。

日本百名山に血道をあげていた頃(=煩悩多かりし頃)、那須岳は、茶臼岳なんかをささっと往復して登った気になっていた。
でも、目の当たりにすると、いかにも大きな山域。
縦走しなくちゃもったいない。

また、行きたい場所が増えて、山馬鹿はやめられない。

250503那須連山
 
<登山記録>
2013年5月3日(金) 単独行
湯之上温泉5:10―会津田島―(大川林道)―かきざわ橋(駐車)6:30 オーガ沢橋7:35 …大川峠8:50〜9:00 …栗石山(1,701m)10:15 …男鹿岳山頂10:40〜11:05 …大川峠12:00 …オーガ沢橋13:10 …かきざわ橋14:10―会津田島―会津若松(阿賀川畔テント泊)

<メモ>
・登山道がないヤブ山で、残雪期が登山適期。
 日本300名山なので、踏み跡程度はあり、最近は夏に登る人もあるらしい。
 ただし、熊・マムシ・アブ等との遭遇は覚悟しておいた方がよく、残雪期がいいでしょう。
・会津田島から水無川を遡行する大川林道(県道369号線)を進む。
 大川林道は、栗生沢の集落までは一般道だが、その先は舗装もなくなり、通年通行止め看板が出ている。
・2013年5月現在、「かきざわ橋」まで通行でき、5台程度の駐車スペースがある。
・ここから、大川峠まで約2時間半の林道歩き。崩落個所などがあるが、現在人の通行は可能。
 ただし、年々道路は状態が悪くなっているので、この先いつまで利用できるか不安あり。
 事前の情報収集を。
・大川峠から、男鹿岳への尾根に取り付く。踏み跡や、テープが残されている。
・残雪期は、ストック・アイゼンの持参要。
・栗石山には標識があり、北西方面の展望が開ける。
 いったん下った後、男鹿岳へ最後の登り。
・山頂からは、北東方面の展望が。
・下山時は、右手にルートを外れてしまわないよう注意。
 (今回もはぐれて途方に暮れている人を発見。)
 単独行の場合、GPSはほしいところ。
・今回確認した中で、このHPが現状に近く、最も参考になった。感謝です。http://tochigihyakumeizann.web.fc2.com/30ojika/ookawatouge/ookawatouge.html
| ぼっち | 日本300名山 | 06:03 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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ふくしまの春山めぐり―八溝山(ヤミゾサン:1021.8m)

黄金週間後半は、昨夏に引き続いて福島県振興登山に。
(←遊びに行く口実はいくらでもできるな〜)

まず、最初は八溝山(1,021.8m)へ。
もっともここは、山頂が福島・茨城県境で、山裾は栃木県にも及んでいる。
茨城県では唯一の千m超えの最高峰なので、阿武隈山地最南部といっても、関東の山と思われているみたい。
しかし、今回は、福島県振興登山ということで。。

250502八溝山茗荷林道登山口は、福島県矢祭町の茗荷川遡行コースを選択。
茨城・福島両県から山頂まで車で行けちゃう中、貴重な登山道であります。

まず、茗荷川に沿って林道歩きを約45分。
芽吹きの輝く緑、せせらぎの音、斜面を覆う二輪草の白い花。
この季節、林道歩きも楽しい。


250502八溝山欅八溝山は、山頂まで車道が通じているくらいだし、自然も大して残っていないんだろうなと思っていた。
ところがどっこい、ケヤキやアカシデの自然林がしっかり残されている。
ケヤキなんか、山馬鹿ぼっちにして、これだけの天然の樹林を目にしたことは初めてかも。
先入観はいけないね。

林道終点で、案内板の表示に幻惑され、1時間のロスののち、ようやく登山道に入る。ふう。


250502桂の木少々、くじけかけたけど、茗荷川源流部の自然林の豊かさに、おどろく。
輝くような新緑をまとったカツラの大木。

250502茗荷川カツラの木は、水の豊富な場所に多く、根っこを水に浸しているような場所に大木があったりする。
ぼっちの最も愛する樹であります。
250502八溝山山頂手前稜線に出ると、シロヤシオツツジや、ネジ花の樹林帯。
向こうに電波塔を載せた山頂が見えてくる。
人っ子ひとりも会わなかった登山道から、ドライブ客と合流。
八溝嶺神社、電波塔などもあって、にぎやか。
神社の脇の城をかたどった展望台は、醜悪な外観だけど、展望は秀逸。
那須高原を挟んでそびえるのが、那須連峰。
その左手に、明日の登る予定の男鹿岳が。

もし、車道でこの山頂に来ていたらどんなだっただろう。。
登山ではルート選択が肝かも、と感じさせられマシタ。
250502八溝山山頂眺望

<登山記録>
2013年5月2日(木) 単独行
長野(大坐小屋)3:00―矢板I.C.―笠戸神社(那須国造碑)7:45〜8:30―茗荷口―林道ゲート(駐車)10:00 …林道終点11:00〜12:40(道に迷ってマシタ) …八溝山山頂13:45〜14:00 …林道終点15:00 …林道ゲート15:40 ―茗荷口―湯之上温泉18:30(泊)

<メモ>
・八溝山は山頂まで車道があるが、今回の茗荷川遡行ルートは自然林の中、快適なルートでおすすめ。
・林道は、終点まで行けるように書いてあるガイドブックもあるが、途中の分岐点でゲートが閉まっていた。直進して約45分の林道歩き。
・林道終点には鳥獣保護区の看板などが立っており、その先に「八溝山天然林保存記念碑」があったりするが、その先に入ると間違い。
・看板などのある少し手前で、茗荷川の対岸(下流に向かって右岸)に渡ると、しっかりしたルートに入る。
・茗荷川の渓流を何度か渡渉しながら進むと、小平地に「ふくしまの遊歩道50選」の看板がある。
・この先の左手の支尾根に取り付くところを間違えなければ、あとはジグザグに標高を稼ぎ稜線に出る。木の名前の案内板があちこちにある。
・稜線までは、道標自体はほとんどなくて分かりにくいので、きちんとルートを確かめながら進みたい。
・稜線の先に通信塔が見えたら、あとは笹の中を直進。
・山頂の展望台は、醜悪だ(デザインが悪くなおかつ場所にそぐわない)が、展望が圧倒的に良いので、登ることをお勧め。

| ぼっち | 日本300名山 | 06:00 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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謎のガラガラ山に登る
珍名の山ハンター、ぼっちとしては、福井県に来たら、絶対!登りたい山がある。
それは、「ガラガラ山」。

一時期、ポータブルナビゲーションのシェア50%を誇った、サンヨーのゴリラ(Gorilla)
その画面に、いきなり「ガラガラ山」が現れる現象が続出。
超常現象か?と、数年前、テレビや新聞で取り上げられたこともあったそうな。

でも、標高417.8m、ちゃんと、4等三角点だってある実在の山
謎を生んだのは、ゴリラが内蔵電池の寿命などで、データが初期化されてしまうと、地図データの中心である北緯36度、東経136度が表示され、これがガラガラ山の位置とほぼ一致するためだったとか。 

事前調査では、登山道もなさそうなので、とりあえず中腹にある、ガラガラ山キャンプ場をめざす。

250429ガラガラ山キャンプ地キャンプ場到着。
わあ!本当に斜面がガラガラ崩れてる。
どうやって登るんだろう?
GPSを取りだす。
(ゴリラじゃなく登山用の「オレゴン」デス)

越前海岸の風光明美な場所にあるので、連れ合いには観光しててもらう。





250429ガラガラ山からの水平線ガラガラしている場所は、過去に造園業者が庭石を採掘した跡らしく、錆びついたシャベルカーが置き去りにされている。
なんだか、薄気味悪い廃道をジグザグに登っていくと、越前の海が広がる。

250429ガラガラ山山頂直下標高300mほどで、廃道もなくなりヤブニッケイや、椿、山椒などの茂みを、適当にかき分けていく。
山頂近くも、ガラガラの岩だらけ。
名前にいつわりなしって感じ。

250429ガラガラ山山頂山頂到着。
展望はないけれど、珍名ハンターとしては、大満足。
意気揚々と下山すると、連れ合いは、焼きイカを食べながら待っててくれマシタ。

以上、珍名の山も登れて、充実の越前探訪でありました。
| ぼっち | 珍名の山 | 10:08 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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黄金週間 越前探訪
ぼっちの住む岐阜県の隣だけど、福井県にはなじみが少ない。
いわゆる「名山」が少ないせいかな(?_?)>
白山を開いた泰澄も、越前の人だし、関心はあるんだけど。。
ということで、黄金週間の4月29日、連れ合いと愛車奥地君と探訪してきました!

福井I.C.を降りると、車が制限速度以下で走ってる。
田や畑で働くおじいさんを、孫がお手伝い、なんて風景もあちこちに。
さすが幸福度指数日本一の福井県、あくせくしていないところがいいな。
250429朝倉義景屋敷跡まずは、白戸家のCMで有名になった、一乗谷へ。
織田信長に滅ぼされた戦国大名浅倉氏の居城のあった場所。
穏やかな山に囲まれ、一乗谷川の水に恵まれた谷は、かつて日本有数の城下町だったそうな。


250429一乗谷復元された城下町も、団体さんもいなくて至ってのんびり。
当時のいでたちをした人が全然違和感なく歩いている。
250429一乗谷朝倉氏遺跡発掘された浅倉氏の館跡や、当時の庭園の石組みが、新緑と溶け合って「時のテーマパーク」って感じ。
特別史跡・特別名勝の庭園の池に、オタマジャクシが泳いでるってのものどかでいいな。
250429石仏浅倉氏の興亡をながめてきただろう石仏たちも、今はのんびり若草にたたずんでいる。
福井市に出て城跡に近い寿司屋で昼食。
不思議に空が広くて、昭和の空気が沈滞せずに残っている。
さて、つぎは泰澄の修行地へ向かおうかな。
250429越知山大谷寺泰澄が最初に修業をした越知山(612.8m)山麓の大谷寺。
その信仰の原型を感得した北陸の修験道の最も古い霊場で、山頂には室堂があるなど、コンパクトながら白山信仰とほぼ同じ構成になっている。
ここも廃仏毀釈で、かつての庫裏が本堂として使われていた。
お寺の人が早口で御大層な説明をしてくださったけど、福井県外の方なんだそう。
なんだか納得。

250429泰澄の墓寺の裏手に、泰澄の墓とされる元享第三(1323年)の銘のある重要文化財の九重石塔が。
「大工平末光」と石工の名前も彫られていて、後で調べたら、滋賀県の石塔寺の重要文化財の宝塔にも同じ名前が刻まれているそう。
当時をきっての名工が泰澄のために精魂込めた石塔なんでしょう。

さて、越知山は次の機会に登ることにして、日が暮れないうちに、あの珍名の山に向かおう。
| ぼっち | ひとりごと | 05:51 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ
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