WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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揖斐川源流部への入口―飯盛山(745m)、西津汲(793m)

飯を盛ったような形にちなんで飯盛山と名付けられた山が全国各地にある。

ぼっちも白虎隊で有名な会津若松の372m峰や、八ヶ岳の好展望台の1,653m峰に登っている。

うちのご近所、揖斐川町にも749mの飯盛山があり、低山ながら、やはり飯をこんもり盛ったような姿で、なかなか印象的。

揖斐川右岸、ちょうど揖斐川町の市街地から山に入る入口のような位置にある目立つ低山なので、揖斐川源流部の奥山に向かう途中、「またいつか」とスルーしてきた。

山麓の津汲の里のシンボル的な山で、登山道が整備され、往復3時間程度、連休頃にはヤマシャクヤクやシャクナゲが咲くらしい。

 

今回、「県内の、誰とも会わなそうな山、往復も寄り道しない」条件の山を探していて、一般的な登山開始時刻前に登山終了しちゃう手もあるなと思いついた。

ということで、夜明けとともに家を出発。

豪雪と多雨で降水量の多い揖斐川本流には、西平ダム、久瀬ダム、横山ダム、そして徳山ダムとダムが連続する。

そのうち、久瀬ダムの対岸にある西津汲集落の背後に飯盛山はある。

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揖斐川町日坂地区に向かう県道の途中から林道に入る。

標高400mを超えたあたり、天狗の森公園の駐車場が登山口となっている。

5時55分登山開始。もちろん、他に人の気配は全くなし。よしよし。

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登山道は、よく整備され、道なき山、巡視路が登山道がわりといった山ばかりのぼっちには、ありがたすぎる、

登山道沿いは、落葉雇用樹林に包まれ、新緑が朝日を浴びていい感じ。

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飯盛山は、先日入った北山などと同様、石灰岩でできた山なので、石灰岩がごろごろしていて、岩肌を見せる崩落地などもある。

ここからは、揖斐川源流部に向けて、小津権現山、花房山、天狗山などが眺められる。

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シャクナゲや、ヤマシャクヤクにも出会うことができた。

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登山道は中腹あたりで二つに分かれ、右手に入ると、「月の株」と呼ばれるケヤキの大木が大きく空に向け枝をのばしている。

この木にかかる月のさまが、あまりに美しく風情があるため名付けられたとか。

今回は、ちょうど朝陽が枝をきらめかせておりました。

この木には天狗が棲むとの言い伝えがあるともいう。

揖斐川源流部は、北陸から及んだ浄土真宗の勢力が強く、天狗など山岳信仰的な伝説はほとんど伝わっていない。

この山から10劼曚彬未砲△襦天狗山(1,149m)も、山名は残るが、山名の由来となるような伝承は残っていないらしい。

いろいろな信仰が残る揖斐川市街地が近いからこそ、かえって残された伝説なんでしょう。

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美濃の山に、ケヤキはあまり見かけないけれど、月の株だけでなく、この山には、なかなか立派なケヤキが多い。

新緑を透かして、背後に小津権現山が大きい。

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登山口から1時間弱で、飯盛山山頂に到着。

三角点はなく、広場のようになっているけれど、周囲に樹木があって展望は今一歩。

文字通り朝飯前で登ったので、ここで「チキンラーメンぶっこみ飯」を、すきっ腹でおいしくいただく。

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飯盛山から、793mの西津汲三角点までは、いったん大下り。

石灰岩がごろごろし、岩をよけて踏み跡があちこちしている。

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途中、濃尾平野が見えるポイントがあり、知多半島までくっきり見えた。

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鞍部から、反射板が2枚ある西津汲ピークを見上げる。

岩はあまりないかわり、枯草の具合を見ると、夏になると草やシダに覆われている様子。

春の今頃か、紅葉の頃がベストシーズンでしょう。

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西津汲まで登る途中振り返ると、まさに飯を盛ったような飯盛山越しに、小津権現山、その左に天狗山が見える。

天狗は、飯盛山と天狗山の間を行き来していたのだろうか。。

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反射板まで出ると、広い草地になって、さらに展望は広がる。

地図で確認すると、右手から花房山、小津権現山、(奥)金草岳、天狗山、蕎麦粒山、(奥)笹ヶ峰〜三周ヶ岳にかけての福井県境の山々。

このおだやかな山の重なりが、冬場には豪雪で迫力ある展望に変わる。

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飯盛山から約1時間で西津汲三角点に到着。

反射板のところからに比べると、樹木で展望は今一歩。

伊吹山が、植林の山々の上に、ちょっとだけ頭を出している。

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ゆっくりしていたいけど、「標準的な登山開始時間」が迫っている。

飯盛山を過ぎ、下っていると、人の声。月の株側にエスケープして、何とか顔を合わさずに済んだ。

が、登山口の少し上で、女性の単独登山者と会ってしまい、「誰にも会わない岐阜県の山(3)」とはならなかった (ロ。ロ;ツウコン

 

揖斐峡大橋から眺める、飯盛山(右)と西津汲、ベストシーズンに懸案の山に登れて、まずはめでたし。

20200429飯盛山16.jpg

<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

2020年4月29日(水祝) 快晴 単独行

自宅5:15―飯盛山登山口(駐車)5:55…月の桂6:25…飯盛山山頂6:45〜7:00…西津汲山頂7:40…飯盛山…登山口9:05―自宅9:55

 

| ぼっち | 美濃百山 | 02:42 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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