WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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東洞岳(1,052m)〜シシ洞(1,109m) 調査登山

「ぼっちの『岐阜百秀山』勝手に選定委員会」の取り組みを、より確かなものにするため、

飛騨地方については、飛騨山岳といえばこの方、ともいうべき、飛騨の隠居さまにご意見を賜っている。

美濃地方については、ぼっちのバイブル「新日本山岳誌改訂版」美濃部分の執筆にもあたられた、地元山岳会の会長にご相談中。

そのうち、郡上市和良町の大洞山(1,035m)については、「東洞岳の方がいいのでは?」とのご意見。

ううむ、候補リストには入れていなかったけど、これは調査が必要。。

 

東洞岳(1,052m)は、大洞山の4劼曚彬姪譴砲△蝓∨迷Δ離轡憩(1,109m)と稜線がつながっており、周回できるという。

3月29日(日)、朝の雨が昼頃には晴れるとの予報。遅発ちで調査登山に行ってきました (ロ。ロ)/

郡上市明宝町と同市和良町を結ぶ相谷トンネル南出口(和良町側)に愛車奥地君を待たせ、時計回りに東洞岳〜シシ洞を周回する計画。

まずは、5分ほど和良町方向に下り、チェーンで閉ざされた林道に入る。

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林道は、全体に荒れていて、一部は一昨年の台風でスギ植林が大規模に倒れ、障害物競争状態。

一般の登山者は、びっくりされるだろうな。。

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東洞岳とシシ洞の間にある、1,080mピークにつながる尾根に、林道から取り付く。

尾根上は、獣の踏み跡程度しかない。

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ヒノキ植林の尾根を登高していくと、作業者が通るのだろう、踏み跡は明確になっていく。

上部はササも登場するけど、雪の少ない地域なのでチシマザサではなく、丈が低く、イブキザサのよう。

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尾根取付きから約45分で1,080mピークに出る。

冬枯れした広葉樹の明るい、こじんまりしたピークであります。

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東洞岳〜シシ洞の稜線は、はっきりした踏み跡があって、東側の東洞谷側は、びっしりと植林され暗く、

西側のオンボ谷側は、ブナやミズナラを中心にした落葉広葉樹林におおわれて明るく、対照的。

20200330東洞山7.jpg

1,080m ピークから35分のおだやかで気持ちのいい稜線漫歩で、東洞岳山頂に到着。

山頂付近は、全面が落葉広葉樹林でいい感じ。

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展望の方は、東南方向が開け、阿寺山地や恵那山方向が展望できる。

東北方向は手前に派生した尾根に遮られ、飛騨山脈はあまり見えない。

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西側は、手前に大洞山方向の稜線があって、白山方向は見えない。

1,080mピークとの中間で、奥山でなかなかお目に係れない大洞山の全容が確認できる箇所がある。

ただし、樹木に覆われ、落葉期しか見えないし、梢の被らないポイントは、倒木のあったこの1ポイントだけ。

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1,080mポイントを過ぎ、シシ洞に向かう。

シシ洞は、東洞岳より標高が57m高いけど、全山植林。

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平らになったシシ洞山頂は、東方向を伐採してあるので、御嶽山から飛騨山脈方向を展望することができる。

今回は残念ながら、御嶽山が少し顔を出してくれたくらいだった。

これまた目にすることの少ない、簗谷山方向が眺められたのが収穫。

20200330東洞山13.jpg

さあて、日の暮れないうちに下山しなくては。

地形図を読んで。稜線を北へ下り、鞍部から林道に下降する計画を立てていた。

しかし、実際には、林道は形跡さえなくて、荒れた沢だけ。

GPSで見る限り、位置は誤っていないはずなので、だまされた気分で沢を下っていく。

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沢が大きく曲がるところで、ようやく林道が登場。どう考えても、ここが実際には林道終点。

これだけドローンとか、人工衛星とか発達した時代、なくなった道などを消し込む仕組みってできないんだろうか。。

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こちらの林道は、未舗装ながら車も通れる。

上部は荒れていた沢も、下るにつれて、清らかな流れに。

釣り人には、いい川なのかもしれない。ちなみに、東洞岳は特別天然記念物オオサンショウウオも生息するとのこと。

 

17時20分、無事愛車奥地君のもとに帰還。

全体で4時間30分ほどの行程。その割に、よかれあしかれ、冒険感を味わえたなあ。。

20200330東洞山16.jpg

帰路は、和良町側を通っていく。

改めて2万5千分の1地形図を見ると、和良町で山名の表示があるのは、東洞岳のほかは、和良岳(716m)、黒岳(795m)くらいで、大洞山、シシ洞はじめ、山名のない三角点が特に多い一帯なんだと気付く。

その中で、東洞岳は、東洞集落と鹿倉集落の背後にあり、里との関わりが昔からあったので、名前がもらえたのかもしれない。

ただし、その山容を里から見ることは難しく、和良町の中心となる小盆地まで出てしまうと、前の山に遮られ遠望できない(画像)。

 

それでは、調査登山のまとめ。

・東洞岳は、この地域にしては、自然林がそこそこ残され、オオサンショウウオの生息地で、シシ洞までの稜線は快適。

 しかし、標高1,052mに過ぎず、山容が里から見えず、展望が限られ、稜線に出るまでが冒険的なこの山を「岐阜百秀山」に入れるのは難しいとおもう。

・大洞山は、標高は東洞山より17m低く、奥山で地形図に名前が載っていないほど人との関わりがかつてはなかったけど、今は、大月の森キャンプ場ができて、登山道が整備され、岐阜県に17しかない一等三角点の山で、飛騨山脈、白山両方の展望も得られる。

・岐阜県全体で評価すると、大洞山がボーダーライン、東洞岳(12点)は選外のレベル。

 郡上市東部〜関市東部には競合する山がほかにないので、大洞山に一等三角点として特認点を1点おまけし、16点で当選ということでいってみたいと思う次第。

20200330東洞山17.jpg

<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

自宅10:30―郡上I.C.―相谷トンネル南出口(駐車)13:00…林道入口13:03…(途中倒木箇所あり)…尾根取付13:35…1,080mピーク14:15…東洞岳山頂14:50〜14:55…1,080mピーク15:25…シシ洞山頂16:05〜16:15…鞍部16:30…(荒れた沢沿いに下降)…林道出合17:00…トンネル南出口17:20―(鹿倉経由で帰路)

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