WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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野伏ヶ岳〜小白山周回 

3月8日(日)は、郡上市高鷲町のIさんの山荘Haksan Viewに、Kさんとご一緒にお泊り。

Iさん、Kさんは、最近お知り合いになった先輩で、海外遠征を何度もされたエキスパート。

ぼっちとは格が違うお話をいろいろ伺え、貴重な時間だった。

 

翌9日は、早朝4時15分に山荘を失礼して、単独、石徹白の白山中居神社を起点に、野伏ヶ岳〜小白山〜杉山を周回することに。

6:00、石徹白川を渡り、まずは野伏ヶ岳の取付き点、和田山牧場をめざし林道を登山開始。

予定より1時間出発時間が遅れ、日没までに戻れるか、勝負であります。

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林道は、標高850mあたりまで雪がなく、貧雪を実感する。

7:45和田山牧場に到着。幕営好適地で、ぼっち地元の山の会が、毎年雪上訓練を行うおなじみの場所。

例年この時期なら真っ白な野伏ヶ岳も、樹木類が顔を出して、やや茶色っぽい。

さて、先を急ごう。

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8:25、わかんを装着、野伏ヶ岳の積雪期メインルート、ダイレクト尾根に取り付く。

昨年ここから左手に、小白山のその名に違わない真っ白な姿を眺め、ぜひ登ろうと心に誓った。

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1名に追い越され、昨日テント泊だったのだろう2名の下山者とすれ違い、野伏ヶ岳ピークをめざす。

空は濃紺、今日の長丁場には、最高のコンディション。

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10:35 野伏ヶ岳山頂に到着。

北側には、薙刀山、願教寺山、銚子ヶ峰、三ノ峰、別山、白山本峰までえんえんと重畳する岐阜・福井・石川県境稜線の山々が、

銚子ヶ峰から東には、丸山、芦倉山、大日ヶ岳、毘沙門岳など、かつての行者道に連なる山々が一望。

「縦走主義でいこう!」ということで、これらのルートは何度かに分けてたどった。

残すのは、今回縦走する、野伏ヶ岳から小白山、杉山と続く福井・岐阜県境の稜線。

さあて、それでは踏み出そう。

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日本300名山の野伏ヶ岳は、登山道はないけれど、アプローチもよく、登りやすいので積雪期には多くの登山者がある。

しかし、小白山は、「ぎふ百山」「続ぎふ百山」にもなっていない超マイナーな山なので、この先のルートは緊張感が違う。

ただし、昨日のものだろうか、ひとつだけスノーシューの踏み跡が残っている。

まずは、かつて石徹白集落と福井県大野市打波をつないでいた廃道にある橋立峠に向けて大下り。

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貧雪の今年は、雪庇があまり発達しておらず、雪面の亀裂も比較的少ない。

そのかわり稜線が痩せているので、滑落しないように慎重に進む。

特に、峠直前が相当な急降下になるので、わかんを一歩一歩しっかり蹴り込んでいく。
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1,634mピークあたりで、小白山が目の当たりになる。

県境部には丸い頭の北峰が、福井県側約550mに三角点のある南峰がある。

石徹白側から見えるのは、北峰だけなので、稜線北側から眺める南峰の荒々しい姿に、おどろく。

ふたつのピークは形がまったく違うので、双耳峰という感じはあまりしない。

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12:25 橋立峠に降り立ち、南峰を観察、ルート取りを決め、わかんからアイゼンに履き替えて急斜面に取り付く。

少し緩やかになったところで、ふたたびわかんに履き替え。こういったことに案外時間を食う。

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13:35分 小白山北峰に到着。

歩いてきた野伏ヶ岳からの大下り、登り返しを何とかクリア、新たな踏み跡を県境稜線に延ばすことができた。

でも、まだ南峰往復が控えているので、そそくさと「カップヌードルトムヤンクン味」(←冬山のマイブーム)を食べて出発。

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南峰へは、稜線の北側はスパッと立ち底まで切れ落ちているので南側をたどる。

こちら側だって、足を踏み外したら転がり落ちそうなので、一歩一歩気が抜けない。
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14:30 なんとか南峰に到着。

先行していた古いスノーシューのトレース、どうして一方通行なのかと思ったら、南峰からさらに稜線を福井側に進んで下山した模様。

(後でIさんに伺ったのだけど、南峰の先にある、1,518mピークは枇杷倉山というのだそう。)

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大急ぎで北峰に引き返すと、15時5分前、何とか日没前に下山したいもの。

最初は、杉山(1,181m)に向け、明確な尾根を大下りする。

1,150mくらいまで下りると、地形が曖昧になって、見晴らしもきかず、GPSで現在位置を何度も確認していくもので、ピッチが上がらない。

Iさんが、このルートは登りで使った方がいいよと言われたのも納得、なんとか、17:20杉山に到着。

杉山から先の尾根も、950mあたりになると再び不明確になり、とうとう日没を迎える。

 

ヘッドランプの明かりと、GPSに頼りながら、何とか18:50石徹白川沿いの林道に降り立つ。ふう。。

なんとも長い一日。その分、この冬一番のずっしりした充実感を味わうことができた。

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<登山記録> (―:車、…:徒歩) (↓地図クリックで拡大)

2020年3月9日(月) 快晴 単独行

高鷲Iさんの山荘4:15―石徹白白山中居神社(駐車)6:00…和田山牧場7:45…ダイレクト尾根取付き点8:25…野伏ヶ岳山頂10:35〜10:45…橋立峠12:25…小白山北峰(昼食)13:35〜13:50…南峰14:30…北峰14:55…杉山17:20…石徹白18:50―(満天の湯入湯後帰路)

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<メモ>

・小白山は、石徹白から単独で登っても長丁場の残雪期限定の山。

 しかも、野伏ヶ岳のダイレクト尾根のように単純明確なルートはないため、特に下部のルート取りをきちんとする必要がある。

・「小」という言葉で、スケールの小さな山の印象があるが、立派な独立峰で、山慣れた方ならきっと大満足の山でしょう。

 

| ぼっち | 縦走主義でいこう! | 21:26 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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