WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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冬の奥飛騨展望台―福地山(1,672m)

福地山は、福地温泉の背後にそびえる標高1,672mの独立峰。
奥飛騨温泉郷のど真ん中にあって、以下のようにいろいろ好条件。

➀温泉地から直接登りだせ、アクセスが良好 登山道が整備され、往復4時間程度

3田(がまた)川と高原川の合流点にそびえ、対岸の飛騨山脈が好展望 げ嫉海靴燭蕁¬湘鬚紡入浴可

ということで、最近人気急上昇の山であります。

ただし、2004年に登山道が整備されたばかりなので、2万5千分の1地形図には、三角点の記号だけで、山名の記載なし。

冬季にも登りやすいこの山に、ぼっち地元の山の会の積雪登山訓練で行ってきました  (ロ。ロ)/

 

温泉の共同浴場「石動(いずるぎ)の湯」の近くにある大きな無料駐車場から登山開始。

Nuリーダーのもと、13人と、雪山にしてはかなり大人数で、にぎやかに出発。

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温泉に接する里山のため、登山口あたりは、スギやカラマツの植林、その上は伐採後のブナやミズナラの二次林。

最初は壺脚で、小型ブルドーザーで付けられたというジグザグの登山道を登っていく。

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登山道は、尾根道とブルドーザ―道にいったん分かれ、尾根道側には笠ヶ岳や、穂高連峰方向が見える第一展望台がある。

ただし、稜線が雪雲に包まれ、今回は拝むことができなかった。

二つの道が再度合流する小平地が、無然平(むぜんたいら)。

無名のこの山を愛した大正時代の社会教育家、篠原無然が、小屋をしつらえ瞑想にふけった場所。

ここで、わかんを装着。わかん初体験のメンバーが手間取ったりしたけど、それも訓練のうち。

そんなメンバーに、根気よく教えるのも、訓練のうち。

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ふたたび、登山道は、尾根道とブルドーザー道に分かれる。

尾根道は、やせていて木の根や氷にわかんが滑るけど、クロベ(ネズコ)の大木が連続して見事。

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この山には、焼岳展望小屋、第一、第二、第三、第四展望台、乗鞍展望台と好展望のスポットがいくつもある。

それぞれ見える方向山が違って飽きない。

今回は、笠ヶ岳、槍ケ岳、穂高岳、焼岳など主役級の高峰が雪雲に包まれ少々残念。

しかし、第三展望台からは、活火山アカンダナ(2,109m)、白谷山(2,188m)という、登山道のない飛騨の難峰が見えた。

3月に登山予定なので、しっかり観察しておく。

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山頂が近付くと雪も深くなり、立派なミズナラやダケカンバが登場。

20200209福地山7.jpg

登山開始から約2時間30分で福地山山頂に到着。

セルフタイマーで記念撮影、背後は本来なら笠ヶ岳がドンと見えているはず。

のんびり展望を楽しみながら昼食をとっていると、登山者や、スノーシューのガイドツアーが登って来た。

そろそろ下山しますか。

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南側の乗鞍岳にかかる雲がほどけてきた。

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登山道の傍らに、大きな石灰岩が露出している。

福地山は日本最古の化石が発掘された山として、国の天然記念物に指定されている。

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14時過ぎに無事下山。即共同浴場「石堂の湯」に入れるのがありがたい。

民家風の建物のこじんまりした温泉だけど、石鹸・シャンプーありで300円とお安く、

おまけに化石館が併設されていて、日本最古4億8千万年前の福地山出土の化石まで見られるのは破格。

湯の華舞うぬるめのお湯にゆったりつかり、雪上訓練の疲れを速攻で癒したのでありました。

20200209福地山12.jpg

<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

2020年2月9日(日) 晴 メンバー:Nu,Oo,Ogr,OGa,Sa,Si,T,Na,Fu,Ho,Mu,Ya,botti

大垣4:30―福地温泉(駐車)8:10…無然平9:30~9:45…第3展望台11:00…福地山山頂11:40〜12:30…無然平13:15…福地温泉(不動の湯入湯)14:10~15:20―大垣18:40

<余談>

無然平にある大変立派な標識は「憮然平」と刻まれている。

篠原無然の小屋のあった場所なので、無然(むぜん)平が正しく、憮然(ぶぜん)平は、明らかに間違い。

無然先生も、あの世で憮然(↓)とされているのではないだろうか。

 

「広辞苑」第6版(平成20年 岩波書店)

ぶぜん【憮然】 [1]失望してぼんやりするさま。失望や不満でむなしくやりきれない思いでいるさま。「―として立ちつくす」 [2]あやしみ驚くさま。

20200209福地山3.jpg

 

| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 21:24 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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