WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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2020年干支の山―子ノ泊山(ねのとまりやま:907m)

1月18日は、ぼっちの山の会の恒例、新年干支の山登山。今年は7名の仲間で子ノ泊山へ。

 

子ノ泊山は、三重県熊野市紀和町と南牟婁郡紀宝町の境界にあり、2万5千分の1地形図に名前のある山では三重県最南端の山。

山全体は、蔵光山(ぞうこうさん)、その最高峰が子ノ泊山と呼ばれ、地形図にはその両方が記載されている。

1960年に今西錦司が「十二支会」を創立し、その最初に登られたのがこの山なので、干支の山マニアにはよく知られた山だそうであります。

 

登山口には、海岸沿いの国道42号線から県道35号線に入り、さらに紀和町桐原から、林道桐原浅里線に入り、6區覆燹

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林道沿いには、石垣でつくられた千枚田があり、斜面に民家が点在する。

古い時代から住み継がれてきた場所なんでしょう。

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今回は、桐原登山口から登り、桐原尾根登山口で下る周回コースを計画。

桐原登山口の、7,8台止められる駐車場は一杯。

登山届を出す場所に、スタンプがあって、これに山頂でスタンプを重ね押しすると、何かの絵が出てくるという。

 

鉄ハシゴを登り、涸れ沢沿いに登山開始。取付きからけっこうな急登。

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斜面は、単調なヒノキの植林で、下にはサカキなどが生えている。

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明確な尾根道に出ると、シャクナゲや、カシ、アカマツ、モミなどの樹林となる。

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樹林におおわれ、山頂方面は、登り始めてしばらくのあたりでちらっと顔をのぞかせたくらいで、ほとんど見えない。

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尾根道の先が明るくなり、子ノ泊山山頂に到着。ネズミ君もバンザイしております。

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三重県に11しかない貴重な一等三角点の山頂で、青いスタンプを重ね押しすると、ねずみ君が現れた。

やりすぎって感じがしないでもないけど、岐阜県の山も、もう少し登山者に親しまれる工夫をしていいのでは。

スタンプどころか、まず登山口・山頂に、きちんと標識を立てるところから始めなくてはいけないんだろうけれど。。

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南には、青く明るい熊野灘が広がる。

海なし岐阜県民は、海を見るとテンション上がります。

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反対の紀伊半島方向には、昨夜降った雪を稜線に置いた峰々が重畳。

明確には同定できないけれど、大台ヶ原、奥駈道の玉置山、果無山脈などが並んでいるんだと思う(修行不足。。)

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下山は、桐原尾根登山口をめざす。

しばらく、林道のような広い道があり「2」という立札で尾根道に入る。

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尾根道の脇に、七十五人塚という石の塚がある。

これは、平家の落ち武者赤井蔵光が、家来とともにこの山に逃げ込み、しばらくは岩屋に、そして要害の地に居を構えたが、

結局打たれ、その家来七十五人を葬ったのがこの塚だという。

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さらに進むと、紀宝町浅里への分岐がある。

これは、新宮山彦くるーぷが、昭和58年(1983年)、翌年の子年に、今西錦司ら十二支会を迎えるために開いた山彦新道という沢沿いのルートとのこと。

ただし、現在は遭難防止のためザイルを外し廃道としたと、平成25年の立て札がある。

ちなみに「新宮山彦ぐるーぷ」は、大峰奥駈道の南半分を再興し、今も保全されているすごい山の会であります。

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個人的には、広々とした尾根の、このあたりのたたずまいが、一番心に残った。

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1時間足らずで、桐原尾根登山口に到着。

ここから、桐原登山口まで、今年1年の山の計画なんかを話しながら、下り勾配の林道を戻る。

心おだやかな初春の干支の山登山でありました。

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<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

2020年1月18日(土) 曇のち晴 メンバー:Tubo,Su,Sd,Hd,Ishi,Hi,botti

御在所S.A(集合)7:00―熊野大泊I.C.−(国道42号線、県道35号線、林道桐原朝里線)ー桐原登山口(駐車)10:45…子ノ泊山山頂11:50~12:40…桐原尾根登山口13:35…桐原登山口14:05―(帰路)

子ノ泊山登山ルート

<メモ>

子ノ泊山という山名の由来は、「諸説あるが、熊野灘から新宮の港に停泊のため入港する際に、子(ね)すなわち北の方角にあるこの山を目印にしたという説が有力」と、ぼっちのバイブル「新日本山岳誌」にある。

 

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