WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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火山・傘山で地形図読図修行

11月10日は、ぼっち地元の山の会の、新人さんたちを対象にした訓練山行。

今回は、紅葉の名所せせらぎ街道に近い、登山道のない火山と傘山で地形図の読図の訓練で、ぼっちが講師役。

講師役初体験なので、ぼっちにとっても修行であります。

 

せせらぎ街道の西ウレ峠から金山谷林道に入り、両山の中間点で駐車。

まず、火山を舞台に、「道なきヤブ山でのルートファインディング」をテーマに訓練。

具体的な課題は「林道終点から火山南にある1,358mピークを経由し激ヤブの尾根を経由して火山山頂に立つこと」。

訓練対象者10名、ベテラン4名の構成なので、3チームに分かれ、5分おきに出発。

20191110火山傘山1.png

植林帯からブナ林に移行する1,358m ピークまでの尾根は、それなりに踏み跡をたどることができた。

その先火山までどのように進むか、みんな地図と磁石とにらめっこ。

20191110火山傘山2.png

尾根のヤブはだんだんと密度を増し、背丈を越えるようになる。

「尾根の中心は、ヤブが一番濃いから、獣も人も少し脇を通りがち、少しでもヤブの薄いところを攻めるといいよ。

 ただし、尾根から外れていかないように、いつも尾根のラインを意識して。」

20191110火山傘山3.png

何とか、1,358mピークから1時間ほどで、火山山頂に到着。

「道に迷った時、谷に降りると滝があったりするし発見されにくいので、なるべく尾根に上がるのが鉄則なんだ。

しかし、今回みたいに尾根の上はヤブが濃いことも多い。

登山道のある山しか行かないつもりでも、ヤブ漕ぎを経験しておくと、いざという時にパニックにならないよ。」

20191110火山傘山4.png

実は、火山には地図にはないけど、ササを刈り払った登山道がある。

この道往復なら登り1時間弱、下り40分、しかも背丈ほどのササで山頂まで展望なし。

「ヤブ漕ぎをするかしないかで、どのくらいかかる時間や体力消耗が違うか、比べてみて。」

20191110火山傘山5.png

 

次は、傘山(1,331m)を舞台に、「送電線を利用した読図の方法」。

この山も地形図には登山道がないけど、特徴的なのは、山頂方向への尾根沿いに送電線が伸びていること。案外こういう山は多い。

「読図というと地面にあるものを見ちゃいがちだけど、送電線のマークがあったら、頭の上も気にしてみて。

送電線が曲がるところには必ず鉄塔があるし、尾根の小ピークにも鉄塔があることが多い。

鉄塔は通し番号が付いていて位置同定の目安になる。

地図には表示されなくても、電力会社が定期的に巡視をする巡視路がどこかに付けられている。

特に、尾根通しに送電線の記号がある場合、巡視路を利用することができる場合が多い。

例えば、飛騨なら、六谷山、輝山、唐堀山、オゾウゾ山、美濃なら美濃平家岳、小島山、大白木山なんか。

ちなみに、山上に通信用の反射板がある場合も巡視路が使えることがある。その時は標識に通し番号がない。例えば日永岳。」

 

傘山の林道途中でも、巡視路の黄色い標識を発見。

20191110火山傘山6.png

「鉄塔は殺風景かもしれないけれど、生活に必要なものだし、登山者にとって自分の位置の確認の目安になる。

下が刈り払われているので、ヤブ山でも展望がいい。」

20191110火山傘山7.png

ブナやミズナラの中の巡視路を快適に進む。

20191110火山傘山8.png

傘山に無事登頂。

20191110火山傘山9.png

山頂手前の、110号鉄塔の下が、ちょうどいい展望台兼広場になっていて、ゆっくり休憩。

すこぶる快晴で、おまけに西も東も遮るものがない。お天気に講師感謝。。

20191110火山傘山10.png

東には、なんか見覚えのある山が…

地図で確認したら、なんと!先週登った位山から川上岳の天空遊歩道だった。

その背後には、御嶽山、乗鞍岳から飛騨山脈が立山方向まで連続。

20191110火山傘山11.png

西は、加越山地の主要部分がほとんど全部見える。

鷲ヶ岳、大日ケ岳、銚子ケ峰から一、二、三ノ峰、別山、白山、三方崩山。その手前に、猿ケ馬場山など。

20191110火山傘山12.png

「ヤブの中で展望がきかず、往復2時間ほどの火山は『ぎふ百山』。

鉄塔や送電線が邪魔っけだけど、巡視路を往復約3時間快適に歩け大展望の傘山は『ぎふ百山』でも『続ぎふ百山』でもない。

これって皆さんどう思われます?」

 

<登山記録> (―:車、…:徒歩) (↓地図クリックで拡大)

2019年11月10日(日) 快晴 メンバー14名

大垣5:00―郡上I.C.―せせらぎ街道西ウレ峠―(金山谷林道)−駐車点8:00…林道終点…1,358mピーク9:00…火山山頂10:00~10:15…林道終点…駐車点11:05…巡視路入口11:17…110号鉄塔…傘山山頂12:30~12:45…110号鉄塔(昼食)12:15~13:35…駐車点14:45―(帰路)

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| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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