WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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秋晴れの奥美濃大展望台―能郷白山(1,617m)

5か年計画の「『岐阜百名山』勝手に選定委員会」の取り組みも4年目の秋を迎え、いよいよ佳境。

今後の課題は、猿ケ馬場山、笈ヶ岳、錫杖岳など、以前登っていて、当選は間違いないけれど、詳細な情報を残していない山の再踏査。

能郷白山も、2009年8月と、今年2019年3月に、能郷谷ルートから登っているけれど、最短ルートの温見峠からは登っていない。

奥美濃の調査の締めくくりとして、秋晴れの日を選んで再訪。

 

岐阜・福井県境に温見峠のある国道157号線は、昨年の西日本豪雨で岐阜県側は崩落し、本巣市根尾能郷から先は通行止めで復旧未定、猫峠を通る迂回ルートも同様に崩落で通行止め。

そのため、自宅から一般道70匱緻1時間40分で行けるところを、高速道路で福井県大野市側に回り1903時間20分かけて向かう。

 

大野市からは、日本百名山の荒島岳(1,523m)がよく見える。

母の実家があり、福井県立の高等学校に通学していた深田久弥には懐かしい山で、比較して能郷白山が選外となったのは有名な話。

逆に言えば、福井県大野市、岐阜県本巣市・揖斐川町にまたがる山ながら、福井側からは里から遠く見えないこともあって、あまり親しまれてこなかったということ。

山名が本巣市根尾能郷に由来すること、三角点が岐阜県側にあることも含め、岐阜の山と胸を張って言えましょう(逆は平家岳)。

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九頭竜川の支流、温見川を遡行し、峠に到着。岐阜県側は、全面通行止めで復旧の見込み立たず。

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登山口には、本巣市の山岳会が作成された立派なルート図がある。 (↓画像クリックで拡大)

チシマザサがしっかり刈り払われて歩きやすい登山道。

国道が近いだけに、ブナは伐採後の二次林だけど、だいぶん復活して、黄葉の下を気持ちよく歩ける。

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「下のガラガラ坂」「上のガラガラ坂」など、難所注意の懇切丁寧な札もある。

ただし、初級者にとってはの難所という程度。

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坂を越えると、ササ原の道となり、背後には、刈安山の稜線越しに、白山がお出ましになる。その間に荒島岳。

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福井県側の姥ヶ岳から刈安山、越山、蠅帽子嶺と標高を下げた後に、屏風山がそそり立つ。

個人的には、同定の極めて難しい蠅帽子嶺を、最低鞍部の蠅帽子峠に雲が流れているため、しっかり同定できたのがうれしかった。

さらに、その後ろに平家岳、滝波山が重なり、はるか彼方に御嶽山。

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登山道は次第に緩やかになり、蒼空には、無数のイワツバメが飛び交っている。

うーん、いい気分。

 

1,492mポイントには「コロンブスピーク」との標識がある。

どうやら、コロンブスがアメリカ大陸を発見した年ということらしい。

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日陰には、霜がまだ残っていた。山では秋も深まってきたんだなあ。。

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峠から約2時間で能郷白山山頂に到着。一等三角点が据えられているのも納得の大展望。

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特に白山連峰〜飛騨山脈〜御嶽山・恵那山に至る東から北にかけての展望がすごい。(↓画像クリックで拡大)

越美山地東半分の展望も地味ながら、すこぶるいい。

山頂から少し西へ向かうと、白山神社の奥宮に出る。

今度は西側の展望がひろがる。

20191016能郷白山12.jpg

前に来た時には木造の立派な社殿があったけど、昨年の台風で倒壊し、今は金属製のお社兼救急用品入れがある。

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奥宮からは、南から西にかけて、つまり、伊吹山地や越美山地西半分の展望が展開。

あまりに多くの山が見え、興奮しながら同定していたら、あっという間に1時間くらい経ってしまった。

20191016能郷白山14.jpg

本巣の山岳会作成の相当詳細な山名同定板をじっくり見ていたら、岐阜県側の山61までは登っていた。

福井県側の山を中心にあと20くらいは未踏。まだまだ登る山があるのはうれしい。

(↓画像クリックで拡大)

大興奮しているうちに、能郷谷側から男性が登ってき、下山していった。変なやつだと思われただろうな。

でも本当に変な山馬鹿だから仕方ない。

能郷谷からのルートは、前山あたりのブナが立派。

20191016能郷白山16.jpg

次に、温見峠から東にある刈安山にも登るので、名残りを惜しみながら下山。

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連続する台風の被害に遭われた東日本を中心とした皆さま、お見舞い申し上げます。

西日本では、昨年連続して襲った台風の被害がいまだ大きな爪痕を残し、登山道や、アプローチの道路が寸断されたままの山がいくつもある。

東日本の山でも、今季同じようなことが起きているのだろうか。

山に通い続けるぼっちの実感として、2016年頃から、確実に日本の気候はおかしく・厳しくなっているのを感じる。

今まで当たり前に登れていた山に登れなくなるというのも、地球環境変化のひとつのあらわれ。

人に自然に過酷になる地球環境に対して、ささやかでも自分のできることを、やらねばと改めておもう次第。

 

<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

2019年10月16日(水) 快晴 単独行

自宅4:40―福井I.C.―温見峠(駐車)7:40…能郷白山山頂9:25~9:35…奥宮9:40~10:30…山頂10:35…温見峠11:55…(狩安山へ)

 

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