WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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野伏ヶ岳 和田山牧場跡で雪上訓練

野伏ヶ岳(1,674m)は、郡上市白鳥町石徹白と福井県大野市にまたがる。

白山連峰から岐阜・福井県境に続く豪雪の山々の中で、そそり立つ姿がもっとも立派で、白山連峰とほど良く離れているため、その展望台としても優れ、日本300名山になっている。

夏は登山道のないヤブ山ながら、残雪期は、登山起点となる石徹白の白山中居神社から日帰りも可能。

そのため、3月4月の週末ともなると、関西・中京地方から、たくさんの登山者や山スキーヤーが集う。

また、中腹にある和田山牧場の跡地は、キャンプに好適で、雪上訓練に格好の場所でもある。

4月13,14日、同地で開催された、ぼっち地元の山の会の雪上訓練に参加してきました (ロ。ロ)/

 

13日は快晴。

標高約700m地点にある、石徹白川河畔の駐車場は、すでに一杯。野伏ヶ岳は人気の山だと実感。

新人2名を含むメンバー11名が、テントや食料で重い荷物を背負っていざ出発。

20190413白山中居神社.jpg

貧雪の年なので、途中までは雪がなく、雪を踏んで林道をショートカットすることもままならない。

標高900mあたりで雪が安定し、ようやくわかんを着け、尾根まで直登。

20190413尾根へ.jpg

スギ林を抜けると、いきなり広々した雪原に出る。

ここが、標高約1,100m地点に広がる和田山牧場跡で、真正面に野伏ヶ岳、そして一つ北(左手)に薙刀山(1,647m)が連なる。

20190413薙刀野伏が岳.jpg

さらに北には、山体の南側が崩落した願教寺山(1,691m)、銚子ヶ峰(1,819m)、その間に、三ノ峰(2,128m)が真っ白に見える。

昨年は、銚子ヶ峰〜願教寺山〜薙刀山〜野伏ヶ岳と日帰り周回や、銚子ヶ峰から三ノ峰を経て別山までと頑張って登った。

思い入れいっぱいの、懐かしい風景であります。

20190413銚子ヶ峰方向.jpg

まずは、テントを設営。

新人さんは、冬テンを張るのも初体験。女性の方が要領がいいのは、下界と同じかも。。

13日は、テントのそばで雪上訓練、14日は薙刀山と野伏ヶ岳を周回の計画。

ただし、初日は完璧な快晴なのに、2日目は雨の予報なのが心配。

20190413テント設営.jpg

テント脇の斜面を利用して、Nuリーダーに、Gtさんがサブリーダーとして雪上訓練。

まずは、ピッケルを支持にした確保の仕方。

20190413確保.jpg

簡単なように見えて、腰を落として踏ん張らないと支持している人も引きずられてしまう。

こういうのも、実際に経験し、感覚として覚えるのが大切。

20190413確保2.jpg

次は、ピッケルを使っての滑落停止訓練。

背中向きより摩擦が大きいので、腹ばいになって、ピッケルの石突で怪我をしないように持って雪に突き立てる。

雪が緩んでいるので、すぐ止まってしまうけど、もっと高い山の硬い雪ではなかなか、こうはいかない。

条件反射でできるように、何度も繰り返す。

20190413滑落停止.jpg

シュリンゲ(紐の意味。ドイツ語Shringe、英語のスリングSling)を使った、簡易ハーネスの作り方を教わる。

そして、立ち木に確保用のザイル(これも英語ならロープ)を固定し、このザイルに、短いロープで、手で持つと緩むけど、引く力が加わるときつく締まる結び方で簡易ハーネスにカラビナで留める。

この結び方には、クレムハイストと、より簡易なプルージックノットがある。

何だか、ドイツ語と英語が混じっているような。。

20190413結び方.jpg

講習が終わり、皆は、テントサイドに雪のテーブルを作って小宴会をはじめる。

ぼっちとKさんは、明日は展望が得られかもしれないと、ダイレクト尾根まで散歩。

野伏ヶ岳の南に連なる未踏の小白山(1,609m)は、その名の通り白く、独立峰の風格をたたえている。

来春この山に登る下見も、今回の目的のひとつ。

20190413小白山.jpg

牧場跡に戻り、さっそく宴会に合流。

翌14日は、やはり曇天。

広前から雨の予報なので、降られないうちに下山を決断。

20190414訓練の後.jpg

野伏ヶ岳は、尾根の下部しか見えない。

来やすい場所だから、また来年。

20190414帰路.jpg

往路には、気が付かなかったけど、足もとに春がはじまっていた。

フキノトウや、キクザキイチゲ。

白山中居神社までくだると、ザゼンソウや、セリバオウレン、カタクリ、ミズバショウなど。

20190414花.jpg

野伏ヶ岳に登ったことのない新人さんは、登れずに残念だったけど冬テンデビューと雪上訓練はしっかりできた。

野伏ヶ岳だけなら日帰りもできるから、またご一緒しましょう。

 

| ぼっち | ひとりごと | 06:05 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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