WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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桜と夜景 日本百選―池田山(924m)

池田山は、伊吹山地の東南端にある、断層活動でできた山で、濃尾平野の西端から、いきなり924mの標高でそそり立つ。

そのため、山上からの展望の良さで知られ、岐阜県では金華山と並んで「日本の夜景百選」に選ばれている。

また、山麓の霞間ヶ渓(かまがたに)は、桜の名所として名勝および天然記念物に指定され、岐阜県では淡墨桜と並んで「にほんさくら名所百選」に選ばれている。

登山ルートは、霞間ヶ渓からがメインで、さらにこちらも桜の多い大津谷にも最近開かれ、どちらもぼっちの家から車で10分ほど。

それだけに、「『岐阜百名山」勝手に選定委員」として、桜の満開・快晴のベストコンディションを厳選し、調査登山 (ロ。ロ)/オウ

(←地図クリックで拡大)

霞間ヶ渓は、かつて鎌ヶ谷と呼ばれ、近郷の草刈り場だったが、刈りすぎて水害が発生し、たびたび「鎌止め」が行われた。

そのため、ヤマザクラや、エドヒガンなど野生の桜が谷沿いに生えるようになり、さらに大垣藩が治山対策にソメイヨシノなどを植樹、明治以後も観光開発の一環として植樹が続けられ、全長2キロメートルの渓谷一帯が桜の名所になったという。

最近は、川沿いにキャンプ場が整備され、多くの花見客やキャンパーでにぎわう。

桜の満開は見たいけど、人混みはカンベンなので、5時40分、夜明けとともに霞間ヶ渓から入山し、大津谷に下山することに。

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桜の向こうから登る朝日を背に登高するのも風流。

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最近作られた、猪避けのゲートを抜けたあたりから、本格的な登山道となる。

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登山道は、いきなりはじまる急斜面にジグザグに付けられている。

ヒノキの植林が多い山ながら、登山道沿いは、最初はシイやヤブツバキなどの照葉樹林。

飛騨の山とは違う、美濃の里山ならではの植生。

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標高を上げていくと、落葉広葉樹林に移ろっていく。

新緑が輝く季節ももうすぐ。

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斜面は次第に緩やかになり、標高650mあたりで舗装された林道に出会う。

登山道は、林道と絡み合いながら、焼石神社を経由して、「池田の森」公園に出る。

立派な避難小屋なんかもあるけど、人工物の多さは山馬鹿向けではない。

 

ちなみに、池田山の林道は、自転車野郎に人気のヒルクライムのルートにもなっている。

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「池田の森」公園の奥に、パラグライダー・ハンググライダーの離陸所があり、ここからの展望が「日本の夜景百選」。

黄砂に霞んでいなければ、恵那山、御嶽山から飛騨山脈南部まで見える。

パラグライダーの大会も開かれ、上昇気流に乗って空を舞う姿は、登山とは関係ないけどみごとなもんです。
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ほとんど水平になった林道沿いを進むと、肩の部分にある「森の駅」という売店や駐車場がある場所に出る。

駐車場から伊吹山が真正面に見える。雪が消え、ドライブウェイに削られた人工的なシルエットあらわになり、痛々しい。

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森の駅前から、再び登山道に入る。

2018年より、ここで入山料200円が取られるようになった。入口に徴収者用のベンチも常設。

お金を取られたうえに、沿道の「名言の道」「絆の道」などと書かれた緑色のポールの、ご大層な標語を読まされる。

立て札の嫌いなスナフキンなら、引き抜いてしまうことでしょう。

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登山道は、展望のないヒノキの植林地を抜ける。

かつての宮内省御料林の境界杭が残されていた。

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二等三角点のある、池田山山頂に到着。

周りがヒノキに取り囲まれているので、立派な展望台に登っても、パラグライダー離陸地ほどみごとな展望は得られない。

帰路、森の駅から「池田の森公園」に戻る途中の稜線上から、北側の展望が得られ、小津三山越しに白い能郷白山が展望できた。

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パラグライダー離陸場北に、霞間ヶ谷登山道と大津谷登山道の分岐がある。

大津谷も桜の名所で、こちらの登山道は最近整備されたばかり。

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大津谷登山道は、送電線の巡視路と重なっていて、巡視路定番のプラスチックの階段が登場。

主にヒノキの植林地を通り、面白みには欠けるけど、登山口が霞間ヶ渓より標高約50m分高いこともあり、全体に登り・下りしやすい。

登山口には、案内板や標識、駐車場が整備されていた。

ちなみに登山口脇には、石室のある円墳があり、一帯は、願成寺西之越古墳群として100基以上の古墳が集中しているのだそう。

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池田山は、「にほんさくら名所百選」「日本夜景百選」に選ばれた景勝の地で、展望も素晴らしい。

パラグライダーもできて、自転車野郎のヒルクライムも人気。お茶の名産地で、古墳群もある。

あまけに、山麓の池田温泉というぬるぬるした湯質の温泉も大人気で、登山後の汗を流せる。

車道が通じて山上部分は登山の面白みに欠けるけど、池田町民の誇るこの山を「勝手に『ぎふ百名山』」候補から落としたら、同町出身の連れ合いが、黙っていないでしょう (ロ。ロ; オソロシ

<余談>

池田温泉にある道の駅の「瑞草園」というお茶屋さんの抹茶アイスは、濃厚でとてもうまい。

抹茶パフェ愛好家のぼっちとしては、ここの抹茶アイスをパフェにしてくれたら、毎週でも通いたい。

山と関係ない話でスミマセン。。

 

<登山記録> (―:車、=:自転車、…:徒歩)

2019年4月7日(日) 晴 単独行

自宅5:20―大津谷登山口(MTB駐輪)5:40―霞間ヶ渓登山口(駐車)5:55…林道出合7:05…焼石神社7:25…「池田の森」・パラグライダー離陸所7:30…料金所7:50…池田山山頂8:00〜8:10…パラグライダー離陸所8:45…大津谷登山口9:35=霞間ヶ渓登山口9:45ー自宅9:55

*上記は、かなり早いピッチ。往復4時間以上かかるとみておいた方がいい。

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| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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