WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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飛騨の山岳探訪(1)ー六郎洞山(1,479m)

いよいよ今年の登山テーマ「飛騨の山岳を知る」のスタート。最初の目的地は六郎洞山であります。

 

六郎洞山(ろくろうぼらやま)は、標高1,479m、高山市の最南部にあって、東は御嶽山から流れ出る飛騨川の支流秋神川、西は飛騨川にはさまれた山域では最も高い。

ぼっちのバイブル「新日本山岳誌」では、飛騨山脈(南部)とされているけれど、この山域は、飛騨高地の位山に飛騨川を挟んで接し、地質・標高・なだらかな山容そして文化圏などをみるなら、飛騨高地とした方がいいのかもしれない。

六郎洞山という一風変わった山名は、木地屋のロクロ(轆轤)に由来するもので、「六郎」の付く山や谷は全国各地に相当数ある。木の豊富な飛騨で木地屋が活躍していたことは、「斐太後風土記」といった地誌に記されている。

 

登山口となるのは、高山市朝日町西洞のすずらん高原スキー場の跡地。

同スキー場は、1996年の国体スキー競技大会「ぎふ ズズラン国体」の会場となり、最盛期は年間23万人の来客があったという。

そんな栄光も過去の話、2006年に営業終了して、すでに久しい。

そんな歴史をおもいつつ、閉鎖されたスキー場のゲートから、登山開始。

20190223スキー場入口.jpg

スキー場跡地は、リフトもレストハウスも、すでに撤去されている。

「改訂 新日本山岳誌」(2016年刊)には、「山の南側は広く開けて、以前は秋神牧場としてスズランやレンゲツツジが咲く美しく静かな高原であったが、現在はスズラン高原スキー場となり、近くにゴルフ場や別荘分譲地もできて、かつての鈴蘭高原の面影はない」と記述されている。

しかし、今となっては、すずらん高原スキー場の面影さえ失われ、広がるのは何もない雪原ばかり。

その奥の、なだらかな山容の山が、めざす六郎洞山。

20190223六郎洞山.jpg

高山市久々野町阿多粕と、同市朝日町西洞をつなぐ、阿多粕・西洞林道をしばらく登っていくと、道が尾根にぶつかり左手に折れていく。

この地点で、尾根沿いを直進し、六郎洞東手前の1,485mピークに至る作業道が分岐する。

わかんを装着、しばらくこの作業道を進むけど、単調なので尾根を直登することとする。

20190223阿多粕・西洞林道.jpg

尾根といってもあまり明確ではない緩斜面を登高。

いったん皆伐された後、カラマツが植林され、その下はびっしりササに覆われている。

夏場はヤブ漕ぎが大変なことでしょう。

20190223六郎洞山植林.jpg

約40分ほどで1,485mピークに出る。

展望の得られる場所を探して、伐採後の二次林に覆われた山頂部をしばらく北に進むと、東南斜面が伐採されており、御嶽山方向が見える。

あいにく雲が垂れ込め、山裾しか見えず、残念。。

20190223御岳.jpg

1,485mピークから六郎洞山山頂までは稜線でつながっており、間にもう一つ小ピークが入り、3つの頭になっている。

巡視路になっているらしく、林野庁の赤い標識がいくつかみられる。

20190223六郎洞山山頂への稜線.jpg

稜線歩き15分ほどで六郎洞山山頂(1,479m)に到着。

1,485mピークより低く、二次林に覆われ見晴らしもなく、登頂の達成感には、やや欠けるかも。

20190223六郎洞山山頂.jpg

展望を得られないかと山頂周辺をひと廻りしてみたけど、位山や、高屹山方向が木の間に見える程度。

北側斜面で立派なミズナラに出会えたのが数少ない収穫。

20190223ミズナラ.jpg

帰路は、雪が緩んで、わかんが沈むのに苦労しながら、スキー場跡地まで戻る。

大きく開かれた空間には、乗鞍岳、御嶽山などが大きく見え、展望という面では、わざわざ山頂に立つ意味はなかった感じ。

リフトで向かいの斜面を登れば、白山連峰も見えたらしく、岐阜県でも指折りの展望のスキー場だったんでしょう。

さらに、ひと時代前のスズラン咲くのどかな高原―失われた風景こそが六郎洞山の魅力だったのかもしれない。

20190223すずらん高原スキー場跡地.jpg

<登山記録> (−:車、…:徒歩) (↓地図クリックで拡大)

2019年2月23日 曇時々晴 単独行

自宅6:15―高山I.C.ー(国道361号線、県道435号線)―朝日町西洞集落―すずらん高原スキー場ゲート(駐車)9:15…スキー場跡地9:40…(阿多粕・西洞林道)…尾根取付き10:10…1,485mピーク10:55〜11:15…六郎洞山山頂11:30〜11:50…1,485mピーク…スキー場跡地13:15…ゲート13:30ー秋神温泉―飛騨一之宮(民宿泊)

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| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 20:14 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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