WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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岐阜県は「清流」だけの県なのだろうか?

越美山地を代表する雄峰なのに、登山道も消えそうな屏風山に登りながら、考えた。

人口減少社会、そうでなくても山里は過疎化し、山を地元で維持管理することが困難になっている。

さらに追い打ちをかけるように、地球温暖化で、災害が増え、アプローチの道路や登山道のダメージが増加している。

今当たり前に登っている岐阜県の山に、あと10年後も同じように登れるのだろうか?

 

何か、山をキーワードに、山里に人々を呼び込んでにぎわいをもたらし、山里の住人に誇りを持ってもらい、結果して登山道も守られるような好循環になる取り組みができないものか。

 

・例えば、山梨県では、1997年県が主導して「山梨百名山」を選定、観光協会や県山岳連盟ともタイアップし、登山道整備にあたり、観光や地域振興の起爆剤としている(森林面積の約半分が「県有林」である山梨県だから可能な部分はあるでしょうが)。

・また、福島県では、1998年福島テレビが開局35周年を記念して福島県出身の登山家田部井淳子さんを選定委員長として「うつくしま百名山」を選定。選定以降、関東圏も含め多くのハイカーが訪れるようになったため、ほとんどの山では登山道や駐車場案内板が行き届いているという。

・山形県も、2017年、県が山の日制定を契機に「やまがた百名山」を選定し、県のHPに山形県山岳ポータルサイト「やまがた山」を開設してPRに励んでいる。

 

そのような他県の取り組みに対し、岐阜県はというと、2013年から「清流の国」というキャッチフレーズで「希望と誇りの持てるふるさと岐阜県」へと地域振興を図ろうとしている。

岐阜県のHPを見ると「清流」ばかりで、

山関係は、「遭難対策」として「山のグレーディング」が掲載されているだけ

地元紙、岐阜新聞も1975年に「ぎふ百山」、1987年に「続ぎふ百山」を刊行した後、長らくそのフォローをしていない(標識整備や、協賛行事をしないのはむろん、岐阜新聞のWebでキーワード検索しても1件も記事にヒットさえしない)。

 

岐阜県は、森林率が全国第2位で、飛騨や奥美濃は全国有数の山岳地帯。日本百名山が10座あり、全国的に知られた観光地の多くは山岳地帯にあるのに。。

そして、山奥の集落は、越波や上大須のように、廃村の瀬戸際にあり、そのような上流部は得てしてダムがあり、清流はもうなかったりするのに。。

岐阜県は、森林限界を超える高山地帯を持つもっとも西の県で、西日本の山岳愛好家を受け入れやすいアドバンテージを持っているはず。

そんな山多き岐阜県ににぎわいをもらたし、その土地に生き続ける誇りを持ってもらう地域振興のキーワードは「清流」だけでいいのだろうか? 

 

ちなみに、螢屮薀鵐描躪膰Φ羹蠅亮損椶垢襦崔楼茱屮薀鵐苗敢此2018年度版で、岐阜県は都道府県の40位と、前年の37位から順位を落とし、近隣県では、ダントツの最下位となっている(長野9位、静岡13位、愛知15位、三重29位。岐阜県の下位は、鳥取・群馬・埼玉・栃木・佐賀・徳島・茨城)。

バーベキューセット普及全国1位の岐阜県民の生活者目線だと、「清流長良川の河畔でバーベキューをするほどの楽しみはない!」のかもしれないし、ぼっちも長良川のカヌーは最高と思っている。しかし、遠方からバーベキューやカヌーに訪れる人がどれだけあるというんだろうか??
一点集中キーワードでも、温泉(おんせん県大分)や、気軽な食べ物(うどん県香川)なら、他地域から何度も楽しみに来たくなるだろうけれど、川という単一キーワードだけで他地域のお客さんを呼び込み、地域振興ができるというのだろうか? 

岐阜県の魅力やブランド力を発信し・磨き上げるのに、山というキーワードを使わない手はあるのだろうか?

 

| ぼっち | - | 06:33 | comments(1) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
 全くもって大賛成。
ただし、清流というのも怪しいもので、水の使い道が決まってもいないのに、3000人が暮らしていた村を水没させたり、長良川をせき止めたり、ほんとに清流か?世界遺産も下流は認めていない。もし、河口堰がなかったら、全部が世界遺産として認定されただろう。
 山里の過疎問題も、交流人口が増えることで、少しは希望が見えてくると思う。石徹白は小水力発電で、村の活性化が図られつつあるようで、楽しいです。ホームページも個性的な感じがします。山県三山、本巣7名山と少し山登りを肯定的にとらえる地元の人々も多くなったような気がします。
 30年くらい前に恵那山に登り、頂上で東京の岳人から「ぎふ百山」はどこで手に入るのか尋ねられ、答えに窮しました。この本は、何故か初版のみで、増刷されませんでした。関係者の間でも色々議論があったようですが、残念なことでした。もう少し世に出て、岐阜の山に訪れる人が多かったら、現在の様なモノフォレスト岐阜(檜畑、杉畑)には、ならなかったかもしれません。(山梨は、東京に近いので羨ましいです)なので、今回のボッチ氏の「勝手に岐阜百名山」には、大いに期待しています。頑張って下さい。
| kameyama | 2018/12/10 8:28 PM |









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