WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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飛騨山脈岐阜県側調査登山(3)―裏銀座縦走コースから

双六小屋で一息つき、双六岳、三俣蓮華岳を経て三俣山荘をめざす。

このルートは高瀬ダム脇のブナ立尾根を起点とし、西鎌尾根を経て槍ヶ岳に至る「裏銀座」縦走コースの一部で、中尾温泉を起点に合戦尾根、東鎌尾根を経て槍ヶ岳に至る「表銀座」とともに、日本を代表する縦走路のひとつ。

 

双六小屋からひと登りすると、双六岳を巻いて直接三俣山荘に向かう「巻き道」が分岐する。

さらにしばらくで、双六岳を巻き、三俣蓮華岳山頂は経由する「中道」が分岐する。

20180805双六分岐.jpg

双六岳に向けて直登していくと、傾斜が急になる。

このあたりのハイマツと岩の斜面には遅くまで雪田が残り、お花畑が展開する。

今年はコバイケイソウの当たり年、チングルマも見られたけど、早めに始まった猛暑のせいで花の盛りが過ぎていたのが残念。

20180805チングルマ.jpg

勾配が緩くなると、椀を伏せたような山体の上部に出る。

砂礫とゴロゴロした小岩の台地の先に、丘のようなピークがある。

前回は霧に巻かれルートを見失わないよう緊張した場所が、今回は遮るもののない好展望台となるところが山の面白いところ。

20180805双六岳山頂部.jpg

双六岳山頂(2,860m)には 二等三角点 基準点名「中俣岳」がある。

黒部五郎岳は、かつて飛騨側では「中ノ俣岳」と言われていたという。

その黒部五郎岳の 三等三角点の基準点名が「黒部」というのがややこしい。。

20180805双六岳山頂.jpg

双六岳山頂から、東を見れば、砂礫の台地越しに、槍ヶ岳から穂高連峰の全容が目の当たり。

好天なら、ぜひとも巻き道を取らず、この山頂に立っていただきたいもの。

20180805双六岳から槍・穂.jpg

南に目を転じれば、笠ヶ岳が槍と並ぶ存在感ある山容で眺められる。

ここから見ると、やはり抜戸岳は、単独の山というより、笠ヶ岳と一体でとらえた方がいい山だと感じる。

20180805双六岳から笠ヶ岳.jpg

そして、北側には、これから向かう、三俣蓮華岳への縦走路。

このルート沿いは、特にお花畑が美しい場所で、前回は霧の中だったものの花の盛りだったので、白いチングルマ、コバイケイソウ、トウヤクリンドウ、黄色のウサギギク、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマコウゾリナ、紅いハクサンフウロ、ヨツバシオガマなどが次々展開して見事だった。

縦走路遥かに居並ぶ、鷲羽岳、水晶岳、薬師岳などは、重厚で存在感がある。

20180805双六岳から三俣蓮華岳.jpg

三角点はない丸山(2,854m)のピークを過ぎ、三俣蓮華岳(2,841m)の山頂に到着。

ここは、長野・岐阜・富山の県境で、江戸時代も信濃・飛騨・越中の国境として奥山廻りの重要なポイントだった。

山名標柱は、大町市・高山市・富山市の連盟となっている。

この山頂からの槍ヶ岳〜穂高連峰の展望も見事。

双六岳や丸山より若干低く、展望、お花畑の見事さなどは変わらないのに、三俣蓮華岳が日本300名山に選定されているのは、やはり、三国境としての歴史と、縦走路の要としての重要性によるものなんだろうとこの場に立ち納得。

20180805三俣蓮華岳山頂.jpg

国土地理院の三等三角点「三ッ又」と、これに先立つ旧山林局の頭の丸い主三角點にも再会。

おや、山林局の三角点、昨年と位置が変わってないかな。。

20180805三俣蓮華岳から黒部五郎岳.jpg

三俣蓮華岳山頂を後に縦走路を急降下。

お久しぶりの三俣山荘が鷲羽岳との鞍部のハイマツの中に見えてくる。

4:45に南岳小屋を出発し、はや11時間あまりの歩行、足の裏がふやけて肉刺(まめ)ができているところに、中くらいの不安定に転がる石の道が連続し、苦行。

要約16:20、小屋に到着。小屋の受付とともに、缶ビールを買って、なにはともかく自分にお疲れさん。

20180805三俣山荘と鷲羽岳.jpg

夕食は、ジビエ鹿肉のシチュー。

ニホンジカの食害はここまで及んできつつあるというから、食べて自然保護。

20180805ジビエ.jpg

夕食後の日没までのまったりした時間。

湯俣川、硫黄尾根越しに、槍ヶ岳の北鎌尾根が眺められる。

槍ヶ岳は、槍の穂先でイメージしてしまうけど、北・東。西にそれぞれ長大な尾根を伸ばした大きな山だなあと改めて混じた。

20180805三俣山荘から北鎌尾根.jpg

<登山記録> (…:徒歩)

2018年8月5日(日) 晴

南岳小屋4:40…南岳山頂4:52…中岳山頂6:15…大喰岳山頂6:50…槍ヶ岳山荘7:30〜7:40…槍ヶ岳山頂8:15…槍ヶ岳山荘8:30…千丈乗越9:25…左俣岳山頂10:45…樅沢岳山頂12:35…双六小屋13:00…双六岳山頂14:05〜14:15…三俣蓮華岳山頂15:12〜15:25…三俣山荘16:20

| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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