WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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北信の雄峰 高妻山・乙妻山

翌6月4日(日)は、Tuboさん、N君と、戸隠山の北に続く高妻山・乙妻山へ。

大坐小屋から日帰りできるのに「灯台もと暗し」、高妻山には20年ぶりくらい、乙妻山は初登り。

今回は、日本百名山3山目のN君を高妻山に案内し、「北アルプスデビュー」に向け技術指導するのが一番の目的。

戸隠牧場から昨日下山に使った一不動からのルートで高妻山・乙妻山に登り、下山は新しくできた弥勒尾根新道を下る計画。

20180603高妻山登山口.jpg

大洞沢に沿う戸隠牧場から一不動までのルートは、昨日の下りでも感じたけれど、近年の大水のせいで相当荒れている印象。

難所の滑滝や帯岩が、それほど影響を受けていないのが救い。

N君にとっては、鎖場通過の訓練。

20180603帯岩.jpg

一不動の避難小屋は、昭和の時代から変わらぬ姿。最近、トイレブースができ、以前よりは清潔になった。

登山道は、十三仏信仰に基づき、一不動から、二釈迦・三文殊・四普賢・五地蔵・六弥勒・七薬師・八観音・九勢至・十阿弥陀で高妻山に至り、十一阿悶・十二大日、そして十三虚空蔵で乙妻山に至る信仰の道にも重なっている。

20180603一不動小屋.jpg

標高1,747mの小屋から北に向かう稜線に取り付く。

とりあえず、1,998mの五地蔵岳までひと息に登る。

明治時代の廃仏毀釈の影響か、十三仏の各ポイントには、石の祠はあるが飯縄山や高社山のような石仏はない。

20180603五地蔵山.jpg

五地蔵岳を過ぎると、残雪が現われ、高妻山が大きな姿をみせる。登高意欲をそそられるね。

20180603高妻山.jpg

高妻山山頂(2,353m)に到着。白馬三山など後立山連峰が近い。

N君3山目の日本百名山おめでとう。まだまだお楽しみがいっぱいあっていいねえ。。

20180603高妻山山頂.jpg

そして、いよいよ、未踏の山、乙妻山(2,318m)へ向かう。

コースタイム1時間、けっこうアップダウンが多い。

十三仏のポイントは、均等に割り付けてあるのではなく、小ピークなどにあるので、後半は間隔が広くなる。

 

20180603乙妻山.jpg

乙妻山に向かう登山道沿いも、シラネアオイが見事。

N君に、シラネアオイのほかイワカガミ、ショウジョウバカマなど、基本となる高山植物を覚えてもらう。

20180603シラネアオイ.jpg

振り返ると、高妻山のきりっと引き絞られた姿が。やはり日本百名山は、伊達じゃないなあ。。

それに続く、戸隠山、本院岳、西岳の西斜面は、荒々しい東斜面と違い比較的おだやか。

20180603高妻山と戸隠山.jpg

残雪をキックステップで登りつめるのが結構きつかったけど、無事乙妻山に到着。

Tuboさん、N君お付き合いいただきありがとう。

20180603乙妻山山頂.jpg

稜線の西の果てに位置し、高妻山より灌木などが少なく360度の展望が得られるので、眺望は抜群。

特に残雪輝く後立山連峰が間近に展開して感動・感激。

手前に地味に横たわる、東山(1,849m)も、苦労して登っただけに眺めて飽きない。

こんないい山を登り残していたなんて、もったいなかったなあ。。

20180603後ろ立山.jpg

高妻山への戻りも、ほぼ同じくらい登り返しがあるので、疲れた身にはこたえる。

N君、後ろを見たら? 妙高山も火打山も雨飾山も日本百名山だよ!

20180603乙妻山からの戻り.jpg

ここまで快調だったN君、疲れもあったのか、膝をひねって、結構しんどそう。

帰路は、六弥勒からの弥勒尾根新道を下る。ブナの中の尾根道で岩場がなく、膝へのダメージが少なくてよかった。

17時過ぎ、戸隠牧場に到着、牧場のソフトクリームにようやくありつけた。これが食べたくて、頑張ったんだよねえ。。

食堂のおじさんに「乙妻山まで行って戸隠修験は満願だから」と言われてうれしかった。

N君、お疲れさん。課題も見つかったけど、大丈夫。7月には念願の「北アルプスデビュー」が待ってるよ。

20180603戸隠牧場.jpg

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2018年6月3日(日) 晴

大坐小屋4:50―戸隠牧場入口(駐車)5:55…登山口6:35…一不動避難小屋7:50…五地蔵岳8:55…高妻山11:10〜11:20…乙妻山12:30〜12:45…高妻山13:30…六弥勒15:50…(弥勒尾根新道)…戸隠牧場入口17:30―(帰路)

<メモ>

・帰って調べたところ、十三仏は江戸時代に盛んになった信仰のよう。

・江戸期の乙妻山は、現在の2,318mピークではなく、その手前の今は十一阿悶のある2,297mピークで、今の乙妻山は両界山といったけれども、神仏分離で「両界」(金剛界と胎蔵界)という密教の名前はまずかろうということで山名が移動した経緯があったのだそう。一方、高妻山の別名が両界山とされ、ややこしくなっている。

・長丁場にはなるけれど、乙妻山は、静かで高妻山より好展望なので、お勧めです。

| ぼっち | 日本4000山 | 06:31 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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