WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
<< キリマンジャロ登山の詳細記録です | main | キリマンジャロ余録【8月11日】ぼっち サファリす >>
キリマンジャロ登頂記【8月10日】アリューシャへ
マラングゲートから、観光基地の都市アリューシャへマイクロバスで移動。
舗装された片側1車線の幹線道路を、バスはがんがん追い抜いていく。
命知らずに感じるけど、それは日本の価値観で見てるせいかな。

バスから見るはじめてのアフリカの日常風景。
 バオバブの木が、普通の木と混じって、ポツリポツリと生えている。
 一面の枯れたトウモロコシ畑。
 収穫は実を一本ずつ手で採っていくので、茎や葉は残ったまま。
 実らないまま枯れていったものも。
 溜池とか、灌漑施設は見かけない。

 道路わきを歩く人、人。
 踏み跡が歩道代わりになってる。
 頭に荷物を載せた民族衣装カンガを着た女性。

 小さな町に集まる人、人。
 ほとんど老人がいない。
 平均寿命は52歳、男性は50歳というから。
 病院もほとんど見かけない。不思議に墓も見ない。

 路傍で飼われる牛や山羊。
 それを追う、マサイ族の赤い衣。
 赤レンガの家。崩れたレンガの廃屋。
 食堂、コカコーラとVODACOMの赤い看板。

230810マイクロバスから 電気は、幹線沿いしか来ていない。
 そのかわり、近年携帯電話が爆発的に普及中。
 なぜなら、電線や電話線のように線が盗られないから。
 充電? 街に出た時にするんだとか。

 学校帰りの子供たち。
 社会主義国家だったせいか、教育はしっかりしてるみたい。
 赤い土。えぐれた水のない川。
 ガソリンスタンド。製材所。家具屋。レンガ屋。

 日本からの中古の車、ヨーロッパからの古着で、外見上はまずまず。

これらの風景は、まだ恵まれたもの。
舗装された道路のあるのは、観光地のほんのひと区間。
舗装どころか、道というものすらない場所が多い。

日本の風景との違いを思う。
道路とか鉄道とか電気とかといった「インフラ」がないのは、もちろんだけど、
本質的にないものは「システム」なんじゃないかと思う。
天候の変動に耐える農業システム。
安全や衛生のシステム。
製造や流通のシステム。
富を蓄えるシステム。
リスクに備えるシステム。
モノと、情報技術と、ルールと、その運用スキル
…うーん日本人としてお役に立つことはできないんだろうか。

そして、東日本大震災のことを思う。
震災で被害を受けたのは、鉄道とか道路とか建物とか「インフラ」だけじゃない。
世界をネットワークする「サプライチェーン」というシステム、
エネルギーシステム、健康や食の安全・安心に関わるシステムの崩壊の方が本質的で深刻。
いま、必死に、日本人がやってることは、そのシステムの「再つなぎこみ」作業なんだと思う。
…うーん、こっちにももっと関わりようがないものか。。

そんなことを、悩んでるぼっちに、
「日本みたいな「システム」なんているのかしら、みんなのんびり楽しそうに暮らしてる」
とおっしゃるアフリカ通Sさん。

多分、なまじもんもんとするより、
アフリカ旅行リピーターさんの方が、確実にためになってるというのも現実。

なんて考えているうちに、アリューシャの街に到着。
4つ星の、THE ARUSHA HOTELに投宿。
植民地時代をほうふつさせ、中庭では政治家のインタビューを収録してる。
プールがあって、熱帯庭園だけじゃなく、英国風キッチンガーデンまである。
まあ、そんなホテルであります。
230810メルー山ホテルの庭へ出てみると、メルー山(4,566m)のシルエット。

あの山の水の恵みで、アリューシャの街は緑に包まれているんだな。
キリマンジャロに登ったらキリマンジャロコーヒーを土産にしたいところ。
しかし、地元の人はインスタントコーヒーしか飲めない。
Sさんの引率で、ホテルの向かいのスーパーマーケットで、やっと見つけたキリマンジャロコーヒー。

多分、アリューシャの明治屋か成城石井みたいな店で、地元の普段の暮らしを垣間見るというには程遠い店なんでしょう。
その店に並ぶのは、ほとんど隣国ケニアか、アラブ諸国やインド、中国の製品ばかり。
(さすが殺虫剤が、パワフル。)
自国タンザニアの製品は、トイレットペーパー、「ピリピリ」という唐辛子、乳製品くらい。
これじゃ富が、国内を循環していかないや。

マーケットのまわりには、観光客相手の客引きが群がり、町をぶらつくなんてできそうもないのが残念。
230810スーパーマーケット

230810登頂証明書テルに戻り、5日ぶりのシャワーで汗と砂埃を洗い流してさっぱり。
夕食時に、SAFARIビールで乾杯。
K添乗員から、キリマンジャロ登頂証明書が授与される。
証明書には、最高点のウフルピーク、ステラポイント、ギルマンズポイントの3ランクがあり、ウフルピークのものは金色の枠。(感動)

残念だったTさんには、大判の写真に、ガイドのメッセージが添えられ授与。

ここにくるまで、いろんな努力をされてきた、メンバーの皆さま、お疲れさまでした。

その夜、ふかふかのベッドで、寝返りも打てないような筋肉痛。
おまけに、タンザニアや日本のことが頭に浮かんで、よけいに睡眠不足。
| ぼっち | キリマンジャロ | 15:03 | comments(0) | trackbacks(1) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









http://walk-about.jugem.jp/trackback/57
農業をやってみたい!
農業について書いてみました。良かったら見てください!
| 農業をやってみたい! | 2011/08/20 11:40 PM |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES