WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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いわて県の山巡り(4)―薬師岳(1,645m)

10月8日(日)、待ちわびたとびきりの秋晴れ。

こんな日に遠野地方の名山、薬師岳と六角牛山を巡ることができるのはありがたいことでありマス。

まずは、薬師岳。

同山は、北上山地の最高峰早池峰山(1,917m)の南にあって、標高1,645mは、同山地2番目の高さ。

山上部はハイマツ帯となり、「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として特別天然記念物に指定。

薬師岳と早池峰山は、西へ流れる北上川の支流岳川、東へ流れる閉伊川の支流薬師川によって隔てられている。

2つの川に沿う県道25号線の分水峠小田越に、両山への登山口が開かれている。

紅葉の3連休、岐阜ナンバーでやって来て、登山客で賑わう日本百名山早池峰山の登山口に背を向け、往復2時間30分の薬師岳だけに登るって、変わり者と言われても仕方ないな。。(案内図クリックで拡大→)
登山道は、早池峰山同様よく整備されている。
快晴に紅葉、特にナナカマドやカエデの赤の鮮明さは、みちのくの山ならでは。
早池峰山が蛇紋岩でできているのに対し、薬師岳は花崗岩。

登山道は途中花崗岩の大岩をよじ登る場所もあり、はしごも登場。
標高をかせぐと、コメツガやオオシラビソ(アオモリトドマツ)の針葉樹林となり、林床には(花時じゃないけれど)オサバグサの群落がみられる。

樹林の合間に、早池峰山の雄大な姿。

「早池峰山に登ると、早池峰山見えませんものね」と強引にYさんを納得させようとする山馬鹿ぼっち。
標高1,500mあたりで樹林帯からハイマツ帯となり、早池峰山を背中にぐいぐい登る。

主稜線に出ると、ピークまであとわずか。
薬師岳山頂に到着。

早池峰山〜鶏頭山の稜線の向こうに岩手山が顔を出す。

あの稜線もずっと昔たどったなあ。。
向かいの早池峰山が、その姿を隠すところなく見せてくれる。

「早池峰山の頂上だったら、見えるの薬師岳デスから。」(←クドい)
西の方にやや離れて三角錐のとりわけ目立つ独立峰が。

どうやら、鳥海山だと同定。

太平洋方向から、日本海方向まで見えていることになる。
ブナなどの黄葉の波の向こうに、遠野物語ゆかりの遠野市附馬牛町が見える。

遠野から薬師岳への長いルートもいつかたどってみたいもの。
山頂の大岩に、ここにも石の獅子頭が祀られていた。

このあたりには、獅子頭そのものに特別な信仰があったのだろうか(※)
山上から見下ろす、早池峰山裾野の紅葉。

南斜面となる早池峰山登山道沿いの紅葉は、悔しいけど、やはり抜群の鮮やかさ。
 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月8日(土) 快晴  Y、botti
グリーンピア三陸みやこ4:50―(国道45,106,340号線、県道25号線)―小田越(駐車)7:15…薬師岳山頂8:50~9:30…小田越10:35―(六角牛山へ)

<メモ>

・2万5千分の1地形図には、小田越山荘経由のルートが載っているが、現在はあまり歩かれていないようで、薬師岳山頂には、下山には使わないでくださいとの標識があった。

・※獅子頭について後日調べたら、次のような信仰上のいわれがあるそう。

東北地方に熊野信仰を広めた熊野山伏は、獅子頭に熊野の神を勧請し、それを「権現」と呼び、その権現様を奉じて、村々を訪ねて悪魔払いをして回った。

東北地方では、獅子舞のことを権現舞(ごんげんまい)といい、熊野修験が衰えてからは、伊勢や熱田神宮などの宗教者たちが、熊野山伏がしたように、それぞれの神を獅子頭に勧請して、やはり悪魔払いをして村々を回った。(別冊太陽No.115 『お神楽』)

 

| ぼっち | 東北の山 | 07:01 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!









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