WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4,000山が修行の地。 めざせ山仙人!
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岩手県の山巡り(2)−氷上山(874m)

岩手県の山めぐり、2番目は陸前高田市と大船渡市の境にある氷上山(ひかみさん:874m)。

その名の由来は、むかし山火事があった際、この山の山頂部だけが焼けずに残ったことから、火防の神が宿る山として、「火神山」と名付けられ、それが転訛して「氷上山」となったと伝えられる。

山上には、西ノ御殿、中ノ御殿、東ノ御殿とも呼ばれる理訓許多(りくこたの)神社、登奈孝志(となかし)神社、衣太手(えたて)神社があり、山麓には、氷上山神社がある。

雨乞いに、海上安全に、大漁祈願にと、陸海オールラウンドの願いを集めている、この地方きっての信仰の山でありマス。

物見山から陸前高田に向けて国道340号線を進み、登山口のひとつ「霊泉玉の湯入口」の看板を目印に東に折れる。

山道を登っていくと、「検問所跡」の立札が。

読んでみると、ここは奈良時代から江戸時代まで栄えた玉山金山の入口にあたるんだそう。
氷上山山麓にある玉山金山は、東大寺大仏造営にあたり日本で初めて発見されたと伝えられる金山のひとつで、大仏に鍍金(メッキ)され、中尊寺金色堂に代表される奥州藤原氏の黄金文化を支え、江戸半ばに衰退するまで伊達政宗以降三代の栄華を支えたのだという。

道沿いに精錬所跡、御法度の博打を隠れてやった博打岩、坑跡、屋敷跡などが並んでいる。

また、金以外に水晶も産出したため、氷上山は「玉山」とも呼ばれたのだとか。
氷上山には、玉山鉱山跡にある玉の湯から登る「玉山コース」、最短の「中央コース」、山麓の普門寺からはじまる「すずらんコース」がある。

今回は、中腹の赤い鳥居から登る中央コースを選択。
山麓から登る中央コースは、赤い鳥居の場所が5合目にあたる。

6合目には、立派な老杉が2本並んでいた。

スギは参道などに植えられる場合が多いから、氷上山も相当古い時代から信仰の山だったはず。
登山道は、ミズナラなどの広葉樹と、ここもアカマツがみられる。

物見山に比べると、より自然な感じで、気持ちよく登っていける。

途中、陸前高田市の市街地が見える場所がある。

街からも良く眺められる山なんでしょう。
信仰の場だったらしい古い石組を過ぎると、祈祷ヶ原というススキの刈られた踊り場のような場所に出る。

ここに、登奈孝志荘という登奈孝志神社にちなむ名の避難小屋もある。
祈祷ヶ原からふたたび樹林帯となり、しばらくで展望の開けた場所にある「まわり石」という大岩に出会う。

海や半島はおだやかな姿だけど、奇跡の一本松で知られる陸前高田市の市街地は、からっぽの赤茶けた空き地として見下ろせる。

氷上山は、東日本大震災をはじめさまざまな苦楽をみてきたんだろう。
山頂が近づくと、笹原と疎林に。

このあたり、2013年に登った近くの五葉山のたたずまいにも似ている。

ただ残念! あいにく霧が急にたちこめはじめた。
期待していた氷上山の山頂は、展望なし。

まわり石から存分に展望したから、良しとしなくては。。
山頂直下に、東の御殿と呼ばれる衣太手神社の祠が。

帰路もまわり石から展望できたので、三陸の海と陸をしみじみと眺めたのでありマシタ。
 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月6日(金) 晴 Y,botti
―水沢I.C.ー遊林ランド種山(駐車)10:40…物見山11:30~11:40…遊林ランド種山12:45―氷上山中央コース登山口(駐車)14:15…祈祷ヶ原15:15…まわり石…氷上山山頂15:35~15:45…祈祷ヶ原…中央コース登山口16:30―(陸前高田市から大船渡市経由)―碁石浜ごいし荘別邸海さんぽ17:45(泊)

 

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