WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
キリマンジャロ余録―ガイド事情
キリマンジャロについて、なんか書き残したことがあった気が。
そういえば、ガイドをはじめスタッフの皆さんについて断片でしか紹介していなかったっけ。

タンザニアは、天然資源に恵まれているわけではないけど、
キリマンジャロやビクトリア湖、サファリなど観光資源に恵まれ、GNPの17%を稼ぎ出している。

日本だと、かつて歩荷は地味な存在だったけど、
タンザニアのポーターは、失業率の高いこの国ではいっぱしの仕事。
ましてガイドとなると、相当エリートさんらしい。

ガイドになるためには、まずポーターとして何年か働き、認められるとサブガイド格となり、さらに優秀だとメインガイドに昇格する仕組みらしい(特に資格取得をするというのではないとか)。
もちろん、一生ポータどまりの人もいる。
だからみんな、お客とコミュニケーションを取って、優秀なガイドになろうと一所懸命。

今回のスタッフは、みんなホスピタル精神が豊富で感動したけれど、
その中でも、特にサブのトーマスさんが気さくで勉強熱心。
公用語のスワヒリ語、旧宗主国の英語は当然話せるし、内輪で話す時は、自分の部族の言葉。
それに、ドイツ語も話せるようになり、次は日本語も習いたいそう。

片言のスワヒリ語ができるメンバーのSさんと、日本語で、こういうのは何と言うの?
と、どんどん習得。
また、Iさんが持ってきた「指さしスワヒリ語」(←そんなガイドブックがあるんだねえ。。)に、いたく関心を示し、スワヒリ語から逆引きで日本語をみるみる覚えていく。

Iさんは、トーマスさんが読めるように、「指さしスワヒリ語」に、鉛筆ですべての単語にひらがなのルビを付け、プレゼント。トーマスさん、いたく感激してた。

生物学にも詳しい彼の夢は、サファリも含めた総合的なガイドになること、そして家を持つこと。
タンザニアは国は貧しいし、天然資源もアフリカでは少ないけれど、人材は高レベル。
きっと歯車がかみ合いはじめれば、伸びていける国じゃないかな。
日本人も、もっと勉強しなくちゃねえ。。

230807トーマスさん
| ぼっち | キリマンジャロ | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ余録【8月12日】―バンコクでOFF
230812バンコク中国人街ナイロビ空港で5時間あまり乗り換え待ちをし、11日22時15分バンコクへ。

12日、11時55分バンコク着。
ここから日本へ12時間あまりの乗り換え待ち。
せっかくだから、観光するというIさんの尻馬に乗って、急遽バンコクへ。

17,8年ぶりのバンコクは、地下鉄もできて見違えるほど近代的になっていた。
中国人街なんかは昔のままで、ほっと。
Iさんとタイスキを食べる。

230812ワットポー直営サロンワットポーとかを観光するIさんと分かれ、ぼっちはぼろぼろになった体を、タイマッサージで癒してもらおうと日本人の多い繁華街スクンビットへ。
ワット―ポーマッサージスクール直営サロンで2時間のコース。
極楽でありました。

230812BTS残った時間は、スカイトレインBTSに乗って、変貌したバンコクを概観。

インフラ整備に、工業化。
タイの近代化に日本の果たした役割は小さくない。
地方の貧しい人が流入して、スラムができ、売春しか生活のすべのない人も多かった往年から、変貌したバンコク。
日本製品の大切なお客さまにもなっている。
タイの車は日本でも売られている。

230812雨のバンコク日本はバブルの20年前から、何が変わったのだろう。
都市の姿はさして変わらず、
高齢化、活力の喪失、内向き志向が進行。
東日本大震災。
政治の混迷。
うーん、頭痛くなってきた。

夜のスコール。
雨に煙るバンコクの街を眺める。




今回の旅の総括。
キリマンジャロに登れてまずは良かった。
でも、垣間見た世界の姿の方が、ぼっちを揺さぶったかも。

明日からありふれた日常に戻るけど、日本のため、貧困のため、できることを探そう。
節目の山行で、人生後半を考えるきっかけをいただけ、まずは感謝であります。
| ぼっち | キリマンジャロ | 23:11 | comments(0) | trackbacks(1) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ余録【8月11日】ぼっち サファリす
230811雨のアリューシャ8月11日は肌寒い雨。
赤道近くのはずじゃ。
乾季のはずじゃ。

タンザニアを離れる前、午前中アリューシャ国立公園でサファリの予定。
とてもそんな雰囲気じゃ。

路傍の人々。
皆さん傘をさしていない。
ないのかな。。
230811アリョーシャ国立公園盛り上がらないまま、ホテルから車で30分ほどで、アリューシャ国立公園に到着。

ここには、外国人観光客だけでなく、首都ダル・エス・サラームからの国内観光客も。
高校生らしき一団は修学旅行かな。
右端の男の子に注目。
普通の学生服にマサイの赤い衣をまとってる。
230811ジオラマアリューシャ国立公園は、メルー山(4,566m)と、モメラ湖沼群、人跡未踏のウドルドットクレーターから構成。
タンザニアの国立公園としては、とてもコンパクトであります。

ゲートを越えて10分と経たず、いきなり草の中にお座りしたマサイ・キリンが出現。
立ち上がると、おお! でかい。
アフリカ通にして生物学の先生Sさんによると、キリンが座っているのを見るのは珍しいそう。
ここにはライオンとか肉食獣が少ないため、のんびりしてるらしい。
230811マサイキリン

230811シマウマシマウマも出現。
さっきまでのテンション低さはどこへやら。
娘に夢中でメールの画像を送りまくる、無邪気な父ぼっち。

230811サファリの車サファリ用の車は、天井をぶち抜いて、動物が観察できるようになっている。
雨のため幌を装着。


230811フラミンゴソーダ湖である大モメラ湖には、ペリカンの大群。
島もピンク。
対岸もピンク。
天気が良ければ、その背景にキリマンジャロも見えるんだとか。

230811小モメラ湖ジープを止めて小モメラ湖もしっかり見てねとサファリガイドのエリック氏。
でも、とっても寒いんですけど。
どのくらいって、北海道の霧の摩周湖くらい。
みんなトイレ行きたくなってもじもじ。

「サファリといってもいろいろあるから」
メンバーには様々なサファリ経験者多数。
ぼっちの場合、またアフリカに来る機会はあるかな。。
ゲートの外の土産物屋のベンチを借りて、最後のランチボックス。

土産物屋では、マサイの古い楽器だという、動物の模様を掘ったひょうたんを購入。
K添乗員に値切り交渉してもらい12ドル。

230811パンクさあ、後は、キリマンジャロ空港に向かうばかり、と思ったら、車がパンク。
エリック氏らが手慣れた雰囲気で直している間、車の外に出て、赤茶けた大地を見納める。


13:30キリマンジャロ230811尾翼空港からナイロビ空港に飛び立つ。
Precision Airの尾翼には、カモシカの姿。

さらば、タンザニア。
さらば、キリマンジャロ。
この国のことは忘れない。

| ぼっち | キリマンジャロ | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月10日】アリューシャへ
マラングゲートから、観光基地の都市アリューシャへマイクロバスで移動。
舗装された片側1車線の幹線道路を、バスはがんがん追い抜いていく。
命知らずに感じるけど、それは日本の価値観で見てるせいかな。

バスから見るはじめてのアフリカの日常風景。
 バオバブの木が、普通の木と混じって、ポツリポツリと生えている。
 一面の枯れたトウモロコシ畑。
 収穫は実を一本ずつ手で採っていくので、茎や葉は残ったまま。
 実らないまま枯れていったものも。
 溜池とか、灌漑施設は見かけない。

 道路わきを歩く人、人。
 踏み跡が歩道代わりになってる。
 頭に荷物を載せた民族衣装カンガを着た女性。

 小さな町に集まる人、人。
 ほとんど老人がいない。
 平均寿命は52歳、男性は50歳というから。
 病院もほとんど見かけない。不思議に墓も見ない。

 路傍で飼われる牛や山羊。
 それを追う、マサイ族の赤い衣。
 赤レンガの家。崩れたレンガの廃屋。
 食堂、コカコーラとVODACOMの赤い看板。

230810マイクロバスから 電気は、幹線沿いしか来ていない。
 そのかわり、近年携帯電話が爆発的に普及中。
 なぜなら、電線や電話線のように線が盗られないから。
 充電? 街に出た時にするんだとか。

 学校帰りの子供たち。
 社会主義国家だったせいか、教育はしっかりしてるみたい。
 赤い土。えぐれた水のない川。
 ガソリンスタンド。製材所。家具屋。レンガ屋。

 日本からの中古の車、ヨーロッパからの古着で、外見上はまずまず。

これらの風景は、まだ恵まれたもの。
舗装された道路のあるのは、観光地のほんのひと区間。
舗装どころか、道というものすらない場所が多い。

日本の風景との違いを思う。
道路とか鉄道とか電気とかといった「インフラ」がないのは、もちろんだけど、
本質的にないものは「システム」なんじゃないかと思う。
天候の変動に耐える農業システム。
安全や衛生のシステム。
製造や流通のシステム。
富を蓄えるシステム。
リスクに備えるシステム。
モノと、情報技術と、ルールと、その運用スキル
…うーん日本人としてお役に立つことはできないんだろうか。

そして、東日本大震災のことを思う。
震災で被害を受けたのは、鉄道とか道路とか建物とか「インフラ」だけじゃない。
世界をネットワークする「サプライチェーン」というシステム、
エネルギーシステム、健康や食の安全・安心に関わるシステムの崩壊の方が本質的で深刻。
いま、必死に、日本人がやってることは、そのシステムの「再つなぎこみ」作業なんだと思う。
…うーん、こっちにももっと関わりようがないものか。。

そんなことを、悩んでるぼっちに、
「日本みたいな「システム」なんているのかしら、みんなのんびり楽しそうに暮らしてる」
とおっしゃるアフリカ通Sさん。

多分、なまじもんもんとするより、
アフリカ旅行リピーターさんの方が、確実にためになってるというのも現実。

なんて考えているうちに、アリューシャの街に到着。
4つ星の、THE ARUSHA HOTELに投宿。
植民地時代をほうふつさせ、中庭では政治家のインタビューを収録してる。
プールがあって、熱帯庭園だけじゃなく、英国風キッチンガーデンまである。
まあ、そんなホテルであります。
230810メルー山ホテルの庭へ出てみると、メルー山(4,566m)のシルエット。

あの山の水の恵みで、アリューシャの街は緑に包まれているんだな。
キリマンジャロに登ったらキリマンジャロコーヒーを土産にしたいところ。
しかし、地元の人はインスタントコーヒーしか飲めない。
Sさんの引率で、ホテルの向かいのスーパーマーケットで、やっと見つけたキリマンジャロコーヒー。

多分、アリューシャの明治屋か成城石井みたいな店で、地元の普段の暮らしを垣間見るというには程遠い店なんでしょう。
その店に並ぶのは、ほとんど隣国ケニアか、アラブ諸国やインド、中国の製品ばかり。
(さすが殺虫剤が、パワフル。)
自国タンザニアの製品は、トイレットペーパー、「ピリピリ」という唐辛子、乳製品くらい。
これじゃ富が、国内を循環していかないや。

マーケットのまわりには、観光客相手の客引きが群がり、町をぶらつくなんてできそうもないのが残念。
230810スーパーマーケット

230810登頂証明書テルに戻り、5日ぶりのシャワーで汗と砂埃を洗い流してさっぱり。
夕食時に、SAFARIビールで乾杯。
K添乗員から、キリマンジャロ登頂証明書が授与される。
証明書には、最高点のウフルピーク、ステラポイント、ギルマンズポイントの3ランクがあり、ウフルピークのものは金色の枠。(感動)

残念だったTさんには、大判の写真に、ガイドのメッセージが添えられ授与。

ここにくるまで、いろんな努力をされてきた、メンバーの皆さま、お疲れさまでした。

その夜、ふかふかのベッドで、寝返りも打てないような筋肉痛。
おまけに、タンザニアや日本のことが頭に浮かんで、よけいに睡眠不足。
| ぼっち | キリマンジャロ | 15:03 | comments(0) | trackbacks(1) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登山の詳細記録です
キリマンジャロをめざす方には、「登山者」と「究極の辺境旅行者」があるみたい。
ぼっちも事前情報が少なくて、不安だったから、そのどちらの方にも役立ちそうな記録を【計画編】【装備編】【記録編】として掲載。
ご参考にどうぞ。
(同行したメンバーの皆さんも見てくださいね!)

<お山の資料室「キリマンジャロ登山記録」へ>←クリック!

 230809キリマンジャロ2
| ぼっち | キリマンジャロ | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月10日】 下界へ
230810キリマンジャロの歌都合3日過ごしたホロンボハット。
最後の夜は、ダウンを着込み、しっかり星空を見納める。
オリオン座とか、北半球では冬の星座が冴え冴え光る。

山頂は残念だったTさんは、もう一つの趣味天体観測を3時から5時までされたとか。

朝食後、今日でお別れになる、ガイドやポーターが、キリマンジャロの歌を歌ってくれる。
最高のおもてなしをありがとう。
揚げ物食えなくてごめんなさい。

230810ホロンボハットからキリマンジャロ7時半ホロンボハットを後に。
振り返ると、ハットの向こうに、雲を被ったキリマンジャロが。

230810マウェンジ峰岩峰が屹立するマウェンジ峰もさようなら。
実は、あなたのことも結構気になってました。

11時30分マンダラハット到着。
今までの、乾いた岩と砂の世界から、湿潤な世界に戻り、ほっとする。

230810キリマンジャロカメレオンマランゲゲートへのフィナーレに向け、さらにピッチを上げて下山。
おっとストップ。
男の子が帽子にキリマンジャロカメレオンを載せて1ドルで見せてくれた。
商売上手だなあ。
生きるためにがんばってるなあ。。
230810キリマンジャロビール13時40分、無事マラングゲートに到着。
先に着いた、スタッフが、最後の昼食を用意しておいてくれた。
そして、キリマンジャロビールで乾杯!
230810メンバー集合写真ガイド、コック、給仕、ポーターなど、支えてくれたスタッフとの集合写真。
感謝です。

ポーターや、コックは地元の人が多く、ここでさよなら。
ガイドは、観光基地の都市アリューシャから来ているので、一緒にマイクロバスで向かう。

| ぼっち | キリマンジャロ | 05:18 | comments(4) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月9日】 最も長い一日
22時30分起床。
SpO2 80%、脈拍数74回。
ビスケットと紅茶の軽食を取り、頭痛薬を飲んで、23時30分ピークめざして出発。
230809キリマンジャロ火口闇の中の6時間、ひたすら火口壁の取り付き点、ギルマンズポイントをめざす。
他国のパーティーのヘッドランプが、ジグザグにつながっている。
3時、4時が眠さの極致。
ガイドのセルマンさんが、キリマンジャロの歌や、タンザニア国歌なんかを歌って、励ましてくれる。
5時35分、薄明のギルマンズポイントに到着。氷点下6℃くらい。

230809キリマンジャロの夜明け感慨に浸る暇を与えず、さくさく進むセルマンさん。
火口内壁をへつるようにして、約1時間で火口稜線上のステラポイントで、日の出を見る。


そして! 火口外壁を覆う氷河を目に。
氷柱を垂らした氷河の壁が、朝日にまぶしい。
消えつつある氷河。われわれは一体どこに行くんだろう。。
230809キリマンジャロの氷河
230809ウフルピークへの最後の登り最高点ウフルピークへの最後の登りは、緩いのだけど、歩みがもどかしい。
ここまで、難なく進んできた最年少のU君が、このあたりで高山病でやられ、青い息。
(ちなみに、夜明け前、Tさんもハンス・メイヤー・カーブ(ヨーロッパ人として初登頂したドイツ人が一夜を過ごした洞穴)で撤退されていたのを後で知る。)

最後まで気が抜けない。

230809キリマンジャロ山頂7時35分、やっとウフルピーク(5,895m)に到達。
画像では旅行社の旗を持っているのだけど、裏向きの反対向きになっているあたりがわれわれのへたばり具合を表しているよう。
でも、つい数日前まで全くの他人だったメンバーが、励ましあってピークに立てたのは良かった。
苦しかったU君は、泣いていた。



230809ウフルピークから火口ピークで万歳してから、ふと明るくなった火口内を眺める。
わずかに残った氷河の残骸。
達成感というより、体を風が吹き抜ける感じ。



230809ギボハットへの下降空気の薄い山頂で、長居はできない。
さくさくギルマンズポイントまで戻り、マウェンジ峰を真正面にしながら、一気にキボハットまで下降。

振り返ると、嫌というほど長い砂礫の斜面。
夜中に登るのは、この斜面を見て嫌気がささないためかも。


230809LastWaterPointキボハットで昼食。
でも、もう何も食べたくないし、この場所にいたくない。

断って、単独でホロンボハットまで下山開始。
ラスト・ウォーター・ポイントまで降りると、空気が濃い。

独りきり、石の上に座ってなんだかほっとする。
やっぱり、すごいピークに立てなくても、自己責任型の登山が自分には合ってるや。


14時45分ホロンボハットに到着。15時間を超える歩行。
用意された食事は匂いすらもうだめで、持参のアルファ米のお粥と梅干しを食べて、
19時30分泥のように眠る。
| ぼっち | キリマンジャロ | 05:15 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月8日】ギボハットへ
230807ホロンボハットの夜明け不安を抱えて5時30分起床。
SpO2 94%、脈拍数66回。
少し頭痛は残るけど、大分調子は良くなったみたい。

再挑戦のS氏は、前回このホロンボハットでお腹の調子を崩し、苦しかったそう。
ナイロビから、長いでこぼこの陸路で移動したのが、その一因だったとか。
今回は、変調がなく良かったと話される。

メンバー8名全員そろって、最高所の小屋キボハットをめざせて良かった。


230807キリマンジャロとジャイアントセネシオジャイアントセネシオと、キリマンジャロ。
10年くらい前を知る人は、山頂の雪の少なくなったことに驚かれる。

何とか、氷河が消えてしまわないうちに、目におさめておきたいもの。
230808ギボハットへの道昨日高所順応に来た4,000m地点を無事通過。
日が登るにつれ、キリマンジャロは雲に隠されてしまった。

中間点、ラスト・ウォータ・ポイントを越えるともう水の全くない砂漠世界。
230808ギボハット13時30分、標高4,750mのギボハット到着。
ここまで来ると、もう誰もが修行僧みたいなストイックな気分になり、呼吸に努めている。

昼食は、揚げパン・辛い揚げパン・鶏肉・マンゴ・オレンジ・カップケーキ・飲み物が出される。
バテないように、鶏肉1切・マンゴとオレンジ各2切・カップケーキ2個・コーヒーなど3杯・持参の梅干3個を腹に収める。
コックには申し訳ないけど、揚げパンに手を出すメンバー少なし。

15時から1時間ほどかけて、高所順応のため、少し高いところまで上がっておく。
霧の中で、明日のルートは見えない。

17時30分、カップラーメンの簡単な夕食。
SpO2 78%、脈拍数81。
メンバーでは、SpO2の値が60%台の人も多い。

深夜から夜を徹してピークをめざすため、大部屋でメンバー全員が18時過ぎから、22時30分まで仮眠。
寝るのも怖いけど、寝ないでばてるのも怖い。
なんていう割に、耳栓をして5分で爆睡。
230808ギボハットの中 
| ぼっち | キリマンジャロ | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月7日】 高所順応日

230807キリマンジャロ遠望ホロンボハットの朝。
キリマンジャロが、すっきり遠望できるけど、
体調はすっきりどころか頭痛と、食欲不振。
朝ごはんでむかむかするなんて、二日酔いみたい。
SpO 89%、脈拍数66。

方や、昨日は高山病で食欲のなかったAさんは完全復活。うらやましい。
230807ゼブラロックへの道朝食後、高所順応のため、ゼブラロックまで、軽いトレッキング。
ジャイアントセネシオが、異人のように並ぶ平原を行く。

エリカの茂みにうずくまって、ゲロする情けないぼっち。
他の皆さんは、平常通りなのに、ここでダウンしたら、ぼっちの山人生って一体何だったんだろう。(焦)

230807ゼブラロックハアハア呼吸を続けながら標高3,900mあまりのゼブラロックに到着。
シマウマのような縞の巨岩を見上げながら、20分ほど滞在。
さらに高度を上げ、4,000mの丘に到着。
ここからは、メインルートとキリマンジャロを展望できる。
明日はあの砂ばかりの道を、4,703mのキボハットへ、明後日は、5,985mのウフルピークをめざす計画。
果たして、たどり着くことができるかしらん。(ハアハア)

気弱になっているところに、低体温で出発の遅れたTさんが、復調してサブガイドと追い付かれる。
ぼっちも、何とか復活しなくちゃ。

昼食後は、OFF。
少しでも、高所順応しておくため、再びゼブラロックまでの道を途中まで上がる。
不安を抱えながら、誰もいないジャイアントセネシオの平原を眺めている。

夕食前の計測で、SpO2 87%、脈拍数83回。
230807キリマンジャロ遠望
| ぼっち | キリマンジャロ | 16:04 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
キリマンジャロ登頂記【8月6日】ホロンボハットへ
230806マンダラハットを後に6時に起床。
K添乗員がパルスオキシメータで血中酸素飽和度(SpO)と心拍数を測ってくれる。
90%/66回。
SpOは標準99%くらいなので、やや低め。

7時にお粥などの朝食。
8時にマンダラハットを後に。



230806白黒コロブスモンキー大木の多い樹林帯を行くと、樹上で何か動くものが。
生物の先生Sさんが、白黒コロブスモンキーだと教えてくれる。

ふさふさした毛のため乱獲されて、希少な猿だとのこと。
すぐそばの木には、ブルーモンキーも。
230806ホロンボハットへの道1時間も行かないうちに、雲のかかる樹林帯を抜け、空が広がる。
Moorlandと呼ばれ、エリカなどがまばらに生える地帯。

3年間花が咲き続けるエバーラスティングフラワーなど日本ではない植物が多く、植物好きのぼっちは、興味津々。

230806ランチ中間地点で昼食。
バーガーパンと、鶏肉、ゆで玉子、フルーツ、スープ。
まさに大名登山。




230806樹林帯を抜け出すさらに進むと、広大な山裾がひろがり、その向こうにキリマンジャロと、支峰マウェンジ山(5,151m)。

大沼駒ヶ岳など、日本の火山風景と似てなくもないけど、あまりにスケールが違い過ぎ。
16時ホロンボハットに到着。標高3,720m。
このハット(小屋)は、登山でも下山でも必ず使うので、規模が大きい。

夕食時に、Aさんに胃がムカムカして食べられないという高山病の兆候発生。
用心して、お茶を多量に飲み、ダイアモックスを半錠服用して寝る。
230806ホロンボハット前葉




| ぼっち | キリマンジャロ | 09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
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