WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
志賀高原の空気をおすそ分け

新型コロナウィルス後、久し振りの本格的な登山として、7月24日、25日と薬師岳に行く計画だった。

しかし、長梅雨のため中止 (ToT)

 

オリンピックの開会式があるはずだった4連休、どこにもいかないのも切ない。

大坐小屋の管理人をするついでに、新型コロナウィルス非常事態宣言が解除されたかったら行きたかった

「硫黄のぷんぷんする温泉」の典型、志賀高原の熊の湯に立ち寄ることに。

 

早立ちして10時30分に着いたら、日帰り入湯は12時30分からとのこと (ToT) キガハヤリスギタ

そんなに待てないので、すごすご引き返す途中、車窓から田ノ原湿原の木道が見えた。

何とか雨も降り止んでいる。ちょっと寄り道していこう。

 

一面のワタスゲの白い穂は、少々盛りが過ぎたところ。

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緑の中で目立つクルマユリ。

本当は、薬師岳で拝みたかった。。

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アザミの花とニッコウキスゲ。

山の気分を味わえただけでもありがたかった。

 

ふたたび感染拡大している東京都では、都外への外出自粛要請が出されている。

画像だけですが、高原の気分を味わっていただければ。。

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湿原には、わさわさ食虫植物モウセンゴケもあった。

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木戸池に向かう高台から見下ろす田ノ原湿原。

幕末、佐久間象山先生らが温泉の熱を利用して、ここに田を作ろうとしたのが地名の由来なんだとか。

雨もぱらつきだしたし、それでは引き返しますか。

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昼は、蕎麦にしようと、スマホを検索したら、〇べログの〇名店とかいう北志賀の店がヒットした。

全体に東京方面の車はあまり見かけなかったのにその店の傍は、東京方面の高い外車がびっしり。

恐れをなして、栄忠食堂という店に入ったら、ご主人が暇そうに新聞を読んでおられた。

山が見える手作り手芸品が並べられたがらんとした座敷で、「はやそば」という独特の蕎麦をいただく。

 

蕎麦がきに切り干し大根を入れて、手早く蕎麦っぽく食べるという郷土食だそう。

ちょっと失敗したかなと思ったけど、これがふわふわして美味しかった。

連れ合いの頼んだ盛り蕎麦も、オヤマボクチ(ヤマゴボウ)の繊維を繋ぎに使ったこの地方独特のもので、喉越しがよかった。

SNSで、過剰な反応が集中していろいろ問題になっているけど、「密」はなるべく避けた方がすがすがしい。

名山だけに人が集中してオーバーユース問題を抱える山もまたそうかも。

結局、大坐小屋近くの定番「むれ温泉 天狗の館」に立ち寄り。

飯縄山も梅雨の雲の中。

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1か月ぶりの大坐小屋は、浸水も倒木も地震の被害もなくて一安心。(なんて、地球はどうなるんだろう。。)

買い求めたとうもろこし(95円×2)とブルーベリー(99円)に、ぼっちが畑で栽培したキュウリ、丸ナス、パセリ、ニンニクに

新型コロナウィルスの影響で安くなっている天然鯛(一切れ145円)を合わせて夕食を製作。

 

とうもろこしは茹でて、熱々にバターを掛ける。

鯛はソテーして、ブルーベリーソースを掛け、丸ナスのニンニクオイルいためを添える。

キュウリのサラダに、パンと白ワイン。

雨の中でも、新型コロナウィルス下でも、野菜や果実はちゃんと育ってくれて、美味しくいただけるのは心の救い。

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来週くらいは、山のご報告をしたいもの。 (ロ。ロ;ナントカ

 

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松本市:槍ヶ岳開山播隆上人ゆかりの地へ

6月19日、全国を対象に県をまたぐ移動の自粛が解除された。

大坐小屋管理人として2月以来行けずにいた小屋の具合を見に行くついでに、松本市へ立ち寄り。

目的は、最近関心を持っている槍ヶ岳を開山した播隆上人関連の場所を訪問するため。

ちなみに、山馬鹿と違い、忠実にステイホームしていた連れ合いとのドライブも兼ねております。

 

まずは、松本駅前の播隆上人の銅像にご挨拶。

1986年8月、松本市・国鉄(当時)・日本山岳会はじめ各種団体の支援・協力により、彫刻家上條俊介が、玄向寺第39世荻須眞雄住職をモデルとして制作。その後、2012年駅前改修に合わせ像を修復し、再建立したもの。

銘板には、「槍ヶ岳開山の祖・播隆上人は幾多の苦難をのりこえ文政11年(1828)7月20日、その山頂をきわめた。日本アルプスの命名者イギリス人ウィリアム・ガウランドの登頂(1878年7月28日)に先立つこと50年、まさに近代アルピニズムの黎明を開く不滅の業績を残した。」とある。

 

アルピニズムは「登山。特に近代スポーツとしてのとしての登山の方法・技術や精神を総合していう。 スポーツ登山」(デジタル大辞泉)という意味。そこに「近代」を付ければまさに登山一般ではなくスポーツ登山のことを指すことになる。

槍ケ岳だけではなく、日本の高峰のほとんどが信仰の中で登られていった事実を踏まえれば違和感を感じる説明。

もちろん当時はスポーツなんて概念はないから、冒険家やクライマー資質のある人物が修験者をやっていたってことはあるだろう。

いろいろ調べると、円空にはそんな資質を感じる。しかし播隆は人々の救済を第一に考える純粋な宗教家だったのかなとおもう。

ま、そもそも銅像なんて、作る人の意図のために作られるものなんでしょうがね。。

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6月6日に入場再開なった松本城に移動。

おもてなし武将隊もマスクを着用されておりました。

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江戸時代松本を代表する高層建築だった天守閣最上階へ。

飛騨山脈では安曇野に接する常念岳が大きく見え、ここまで上がっても、その奥になる槍も穂高も全く目立たない。

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さて、今回のメインの訪問地は、場内にある松本市博物館。

同館所蔵の、『師岡本信州筑摩郡安曇郡図』の「保高嶽」が、穂高岳が文献に初出する最初だということで、その図版なりとも拝見したかった。

「学芸員が不在のため、よく分からないので、平日お尋ねください」とのこと。残念。

 ※後で伺ったら、常設展示にパネルがあるんだとか  (ロ。ロ;ソンナコトトハ

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お昼は久しぶりの外食、女鳥羽川沿いの老舗洋食店兼喫茶「おきな堂」で、なぜだか越前名物「ボルガライス」をいただく。

老舗洋食店の重厚なビーフシチューのソースの味わいと、越前で食べるチープなソースのうまさは、ちょっと別物の気もする。

おきな堂の名物は、デザートのプリン。これはカラメルソースと固めの本体が文句なしにうまかった。林檎の甘煮付き。

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次に、郊外の浄土宗玄向寺に移動。藩主水野氏の菩提所もある名刹。

当時の住職立禅和尚は名僧で、播隆が槍ヶ岳に当時松本側から上高地まで完成していた飛騨新道を利用してめざすこととなるにあたり、案内役中田又重を紹介するなどし、その活動を支援した。

元禄年間に移築された仁王門、室町時代の建物だという旧本堂や境内の老木は、播隆当時からそこにあったもの。

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参道には、播隆の石像と、播隆筆の六字名号(南無阿弥陀仏)の石碑がある。

播隆は裏山にある女鳥羽の滝で修行をしたそうで、その途中にある水野家廟所あたりからは、梓川沿いの山々が眺められる。

やはり現地に立つと、播隆がより身近になった気がする。

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松本を後に、2月以来の飯綱高原大坐小屋に。

何とか小屋が無事に冬を越せていたのでひと安心。

昨年夏の台風でお隣から倒れてきたカラマツの大木2本も片付けられていてありがたかった。

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敷地内で倒れた一本は、処分もままならず、そのまま自然に任せることとする。

もうひとつ気になっていたのが、雨戸と窓の間で冬眠していたヤマネがどうなったか。

無事に冬眠から覚めたようで、コケの布団と、わずかな糞だけが残されていた。

屋根に積もった昨秋のカラマツの落ち葉を掃きおろし、マツの花粉が黄色く積もるベランダを拭き掃除し、布団を干し、生い茂り過ぎたブナの枝などを少々剪定して、6月の管理人業務を無事終了。

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2月の大坐小屋たより―飯綱高原も貧雪

2月29日、3月1日は、大坐小屋恒例のプチ冬季合宿(雪下ろし付き)を開催。今回はぼっちふくめ5名で開催。

新型コロナウィルスへの心配で、ストレスが溜まっていたのが、飯綱湖越しの雪の飯縄山を拝んだら、ようやくほぐれてきた。

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今年は、小屋ができて以来の貧雪で、雪下ろしなし。

地球の温暖化が、本当に心配になってしまう。

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気を取り直して、天気のいい初日29日のうちに、飯縄山を表登山道から登ることに。

雪下ろし歴連続5年目のHoさんは、過去4回曇天で雪の飯縄山に登れていない。

今年こそはと、楽しみにされていた。

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登山開始が11時と遅かったので、すでにしっかりラッセルされている。

例年だと、途中の駒つなぎの場から、雪崩の起きやすい尾根を巻く夏道を避けて、尾根直登の冬道が取られる。

今年は、尾根直登コースの雪が少なく、夏道が踏まれていた。これも例年にはないこと。

樹林帯を抜けたところでアイゼンを装着。

戸隠連峰越しに、後立山連峰が見えてくる。

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南峰から山頂の北峰方向を見たところ。

灌木の頭の出し方からして、例年に比べ1mは雪が少ない。

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ほぼ夏山と同じ2時間30分ほどで山頂に到着。

人間の身長くらいある大きな山名看板が、大雪の年は雪の下になるけど、今年はほぼ全体が露出。

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他のメンバー4人は、雪の飯縄山山頂は初めて。

高妻山を格好いいなあと見ほれておられました。初心は大切だな。。

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29日は、ぼっち手製のビーフシチューで長々と宴会。

 

翌3月1日朝は曇。小屋じまいした後、戸隠の鏡池へ。

林道歩きなので、壺脚で行こうと判断したら、途中から結構なラッセルになった。

鏡池までたどり着く頃、天気も回復して、西岳(2,053m)が、荒々しい雪と岩の姿を現してくれた。

初めてのメンバーは、また感動。

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お昼は、戸隠蕎麦の名店「そばの実」で、大ざる。

一口ずつ並べたぼっち盛り の蕎麦をぼっちが食べたら共食いか。。

 

皆さん、美味しい蕎麦と、戸隠の風光に満足され、早めに帰路についたのでありました。

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1月の大坐小屋たより―災害の年を越えて

毎年1月の三連休は、大坐小屋の管理人として、雪下ろしに行っている。

今年も連れ合いと向かったけど、記録的な暖冬・貧雪で、雪下ろしは全く不要。

水道管が凍結さえしていない。

壊れたところがないか小屋の内外を点検だけして、後は自由時間。

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初日の11日だけ天気予報が晴れなので、半日戸隠スキー場に行くことに。

まずは、中社の戸隠蕎麦の名店「うずら家」で腹ごしらえ。

行列もなく、おいしく「深山おろし」をいただく。

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戸隠スキー場は、何とか全面滑走可。

たぶん今シーズン最初で最後のスキーになりそうなので、滑るより、もっぱら山の観察を中心にする。

(といいつつ、15本以上滑りましたが。。)

間近に向かい合う西岳、戸隠山、高妻山、

北の黒姫山、妙高山、火打山、焼山、南の後立山連峰から槍ヶ岳まで展望でき、やはり信州は日本一の山岳県だなあと、敬服する。

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リフト最上部の瑪瑙山(1,748m)から、飯縄山(1,917m)を眺める。

左手の霊泉寺山(1,875m)、一昨年の夏登ったなあ。。

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夕飯は、出かける前にストーブに載せておいたポトフ。

煮込み料理は、自宅で作ると時間がかかるけど、小屋だとストーブ任せでいい。

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翌12日、大坐小屋周辺を散歩。

貧雪のため、昨秋の台風19号での大規模な倒木があらわになっている。

大坐小屋もまだ隣からのカラマツの大木3本、敷地内のが1本倒れたままだけど、とりあえず小屋暮らしに支障はない。

風の具合で、敷地内の木が半分くらい倒れてしまった場所もある。処理には金も手間も相当かかりそう。

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飯綱高原スキー場は、この冬限りで閉鎖が決まったというので、立ち寄ってみる。

残念ながら、貧雪のために1月なのに営業していなかった。

1998年の長野オリンピックのモーグルで里谷多英選手が金メダルを取ったゲレンデで、最後の滑りをしてみたかった。。

千曲川の堤防決壊で浸水した赤沼地区にも行ってみる。

浸水区域はリンゴ農家が多く、浸水した部分から下の壁が落ちていたり、リンゴが収穫もせずに放置されていたり、まだ復旧には至っていない。

三連休にもボランティアの方々が、作業をされており、頭が下がる。

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小屋に戻る前に、善光寺に初詣。

家内安全・登山安全、そして災害の早期復旧を祈念する。

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夜は、昨日のポトフにカレールーを入れた、カレーライス。

キャベツときゅうりを刻んで味噌マヨネーズで和えたサラダ。

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今年は、単独テント行での雪山縦走を計画しているので、ダウン多めの寝袋などの装備を買った。

小屋の前にテントを張り、使い勝手と寝心地を確認。連れ合いはベランダで見物。

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連休最終日の13日。

つららがだいぶん伸びてきた。

渋滞しないうちに、掃除をして水道管の水抜きをして、小屋を後に。

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帰路は、伊那あたりから見る赤石山脈が立派。

駒ヶ根I.C.で、途中下車し「きらく」という店で昼食。駒ケ根名物ソースカツ丼を初めて出した店なんだとか。

山を見ながらお腹がいっぱいになったところで、眠気に負けないよう、安全運転で買えりりますか。

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10月の大坐小屋たより―台風19号にやられました

令和元年台風19号で長野の千曲川をはじめ多くの河川の決壊など、大変な災害に見舞われた皆さま、改めてお見舞い申し上げます。

大坐小屋も、わざわざ電力会社からメールが来るくらい長い間停電していたので、10月22日の即位の礼の祝日に見に行ってきました。

 

長野自動車道は、救援の車などが走り、長芋畑やグランドなどになっている千曲川の河川敷は、一面泥色。

どきどきしながら小屋に行ってみると、ああ! これはひどい。。

 

敷地内のカラマツが、根こそぎ倒れ、電柱を直撃していた。

背後の隣地から、カラマツが3本倒れ込んでいたけど、なんとか小屋への直撃は免れた。

そのかわり、共連れで、敷地内の木が何本も倒され悲惨なことに。

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電柱は半分に折れ、新しいものに建て替えられていた。

周辺一帯、配電線や電柱への被害は甚大で、4日間停電していたらしい。定住の方たちは大変だったでしょう。

電力会社の大変な作業を経て復旧したとのこと。おつかれさまでした、ありがとうございます。

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さて、途方に暮れているわけにもいかない。雪が降る前に、できる限り片付けてしまわねば。

合羽を着こんでチェーンソーとのこぎりで、格闘約4時間、どうしようもないカラマツ以外は何とか撤去。

広葉樹の倒木は、来年の薪として使えるよう短く切って軒下にしまう。

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まあ、何とか片付けを終了。

冬に使う薪を小屋の中に運び、水道の水抜きなどをして、冬支度も一通り終了。

ほっとしていたら、スマホに緊急避難情報が入る。今日の雨で千曲川が再び増水しているとのこと。

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自治会長さんにご挨拶に伺うと、倒木の被害は飯綱高原でも大坐小屋のある西区に集中していたんだとか。

岐阜県でも、昨年の台風で、一定の斜面の植林だけが全面倒れているのを見た。

自然の力ははかりしれず、人間の営みがそれにどのように影響を与えるのかも読み切れない。

 

こんな時にもかかわらず、収穫の終わったそば畑の向こうに、紅葉した飯縄山がたおやかに横たわる。

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9月の大坐小屋たより―プチ同窓会

久しぶりの大坐小屋便り。

9月に入り、小屋のある飯縄山山麓の飯綱高原も、秋の気配。

14、15日は、学生時代のサークルの仲間5人、小屋にて同窓会をやることに。

布団を干して、わさわさに生えた夏草の通路部分だけとりあえず刈って、長野駅に皆さんをお迎え。

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まずは、日の暮れる前に、戸隠山や高妻山の展望台にご案内。

秋晴れでよかった。。

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赤ワインと、日本酒と、ビールと、持ち込みの酒はいろいろ。

こんな時、どんな酒とも合い、手間がかからなく、秋らしい芋煮が一番であります。

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翌朝も快晴。

飯綱高原は、実は学生時代、ふた夏連続でサークルの合宿をやった思い出の地でもある。

懐かしの大座法師池を散歩しながら、ボート乗り場の立て札に「ボートで立たない・泳がない・浮島に乗らない」とあったのに、ことごとくやっちゃったねえ、と昔話。

人生、それから、いろいろあったにしても、この場所に立てば、隔てる時はなきがごとし。

ただし、もう水草でできた浮き島はなくなってしまったし、さすがに泳ぐ気にはなれないけど。。

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皆さんを、駅までお送りした後は、小屋管理人業務。

凍結して壊れてたシャワーの混合水栓を取り換え、小屋敷地を全面草刈り。

(暗くなるまでやってたので、作業後の画像なし。)

 

それでは皆さんお元気で。またお会いしましょう (ロ。ロ)/

 

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5月の大坐小屋たより―雪解け後は忙しい

北信州飯綱高原にある、ぼっちが管理している大坐小屋。

残雪期の登山が忙しくて、2月に雪下ろしをして以来行っていないので、10連休後半に3か月ぶりに風を通しに行く。

雪解け後は、床が浸水しているとか、水道管が破裂しているとか、何かトラブルがあるだけに、この時期の小屋訪問はドキドキもんであります。

 

長野市街地を抜け、カーブの連続する七曲りで、一気に標高を上げると、芋井地区と呼ばれる山の斜面に張り付いた集落群に出る。

少し寄り道して、久し振りにこの地区にある神代桜に会いに行く。

推定樹齢千二百年の老木で、素戔鳴尊(すさのうのみこと)が、この地を訪れ休んだ時、手にしていた桜の木の杖を地に差したものが根付いたとの伝説がある。

花の盛りにやや遅れたせいか、独りきりで巨木に向かい合うのは、特別な時間。

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山の斜面に張り付くように集落や林檎畑があって、信州の人は本当にまめだなあと思う。

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さらに標高を上げ、飯縄山山麓の飯綱高原に出ると、大谷地湿原では、ミズバショウや、リュウキンカが花盛りを迎えていた。

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ようやく、大坐小屋に到着。

今年は、除雪車が敷地に入り、積んであった丸太を倒し、雪とともに小石を多量に入れていた。

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小屋のまわりは、新緑には少し早く、林床には、ニリンソウやエンレイソウが咲き始めていた。

ドキドキしながら、水道の止水栓を開くと、風呂場の混合水栓が凍結で破裂していて、多量の水が噴き出した (ToT)マタヤッタカ

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混合水栓の修理は後回しにして、以下の作業を実施。

・屋根に積もったカラマツの落ち葉の掃き掃除

・松の花粉が積もったベランダの拭き掃除

・風を通し、布団干し

・野沢菜を漬けた樽を洗い乾燥

・除雪車の件について自治会長さんに電話

 

ひと区切りついたので、混合水栓購入と、買い出しのために、いったん下界に降りる。

風呂にも入っておきましょうと、ぼっちのお気に入り、高山村の山田温泉の大湯に脚を延ばす。

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帰路は、ちょっと大回りして、小布施経由とする。

林檎畑の向こうに北信五岳が並ぶ。

岐阜県民としてはちょっと悔しいけれど、北信州の春の晴れやかさは、別格だなあ。。

 

小布施に新しく出店したスーパーのTSURUYAで買い出しをし、DIY店で混合水栓を買い、小屋に帰還。

・混合水栓の取り換え

・ビーフシチューの製作(自宅への土産かわり)

・野沢菜の古漬けの塩抜き

まめな岐阜県民管理人は、以上今回の作業を完了したのでありました。

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1月の大坐小屋たより―雪中初詣で

新年だから、改めて申しますが―

当ブログ管理人ぼっちの名前の由来を、独りぼっちの「ぼっち」だと思われている方もおられるかも。

しかし、この名は長野市のシンボル飯縄山山麓にある大座法師池に伝わる大男ダイダラボッチの伝説にちなむもの。

そして、ぼっちが管理している標高1,100mの飯綱高原にある大坐小屋の名もこの池からもらったものなんであります。

それじゃ、なぜ「大座」じゃなくて「大坐」にしたのかは、ゆったりすわるという意味を強調したかったから。

現実には、小屋でゆったりすわっているのは連れ合いで、ぼっちはせっせと管理人業に励んでいるんですがね (ロ。ロ;ビンボウショウ

 

さて、1月の三連休、管理人の初仕事、雪下ろしをしに連れ合いと大坐小屋へ。

まずは、飯綱高原に上がる前に、善光寺に初詣で。

今年も、怪我なく山に登れますように。山馬鹿でも家族平和でありますように。

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善光寺のすぐ裏手からはじまる、七曲りのヘアピンカーブを一気に登り、標高1,100mのカラマツ林の中にある大坐小屋に到着。

雪下ろしをするぞと、意気込んできたのに、積雪はたったの20僂曚匹如1月としては、記録的に雪が少ない。

今回は、雪下ろしは省略。

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時間ができたので、飯綱高原から車で20分ほど奥に入った戸隠神社にも初詣で。

途中の棚田のあたりは、さすがに雪も深くなり、戸隠連峰が岩と雪の屏風になってそそり立つ。

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戸隠神社は、宝光社、火之御子社、中社、九頭竜社、奥社から構成される。

まずは宿坊の並ぶ中社前の戸隠蕎麦の名店、「うずら家」で、深山おろしをいただく。

このお店は、参詣の人をもてなすという精神がすみずみまでいきわたっていて、こちらも改まった心になる。

中社では、小屋の新しい火防守護のお札を購入。

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奥社は、冬季は雪崩が多発するため参詣できないけど、途中の随身門あたりまでは、長靴でも往復できる。

今回は、わかんを着けたことがない連れ合いを引率し、あえて参道を外れて樹林の中を行く。

参道周辺の樹林は葉を落とし、その幹の大きさ、枝の広がりに改めて感動する。

特に、ミズナラは三抱えくらいの太さのものもある。

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明治初年の神仏分離以前は仁王門だった丹塗りの随身門からは、杉木立が続く。

この杉木立は、戦国期の荒廃を経て、江戸初期(17世紀)に、江戸寛永寺の末寺として整備された折に植えられたもの。

随身門の下で、ポットのお湯でコーヒーを淹れて一服。さて引き返しますか。

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夜は、ストーブで温めたポトフが主菜。

赤ワインを飲んで、今夜はゆっくり眠れそう。おやすみなさい。

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11月の大坐小屋たより―勤労感謝の日は冬支度の日

11月23日勤労感謝の日は、収穫を感謝する新嘗祭に由来するという。

北信州では、雪の季節を迎える直前にあたり、収穫を終え、現金収入を得て、冬支度を済ませる節目の時期となる。

ぼっちも、Gan先輩、小屋仲間のYさんをお誘いして大坐小屋の冬支度をやってきました  (ロ。ロ)/

 

まずは、本場野沢菜の調達に、飯山市の「道の駅 花の駅 千曲川」にある農産物直売所に直行。 

直売所に近い千曲川の川原には、ススキなどを刈って大きな山がこしらえてある。

これは、1月の「道祖神火祭り」(「どんど焼き」「左義長」と同種の行事)に使われるもの。

背後の野沢あたりの山々も中腹から上は真っ白、冬がもうそこまでやって来ている。

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農産物直売所は、野沢菜が山積み。

霜にあたって柔らかくなる今頃の野沢菜がもっともおいしい。

飯山、鍋倉高原、野沢温泉産などの産地から集められた野沢菜は、茎の太さ・葉と茎のバランス・繊維の固さなど、産地・生産者によって個性がある。

今回は、野沢温泉産を購入。ほかに正月用のモチ米や、芋煮用の里芋やキノコも調達。

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飯山市あたりまでくると、千曲川は豊かな水量で瀬もなくゆったり流れ、カヌーのコースが設定されている。

来春水ぬるむ頃下ろうかと思っているので、カヌーポート(発着所)を偵察しておく。

菜の花畑のほとりをのんびり漕いでいけたら、さぞかし楽しいだろうな。。

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買い出しと偵察後は、お昼の腹ごしらえ。

新潟県との県境にある飯山市富倉地区では、小麦の代わりにオヤマボクチをつなぎに使う。

その独特な蕎麦を飯山市街地で食べられる「富倉そば 支店」へ。

オヤマボクチはアザミの一種で、その精製した繊維を小麦粉の代わりにつなぎに使うと、とても薄く蕎麦を伸ばすことができる。

歯ごたえのしっかりした、なかなかうまい蕎麦でありました。

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寄り道を済ませて、大坐小屋に到着。

カラマツがすっかり落ち葉して、屋根の向こうに飯縄山の頂を白くした姿が見える。

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Gan先輩やYさんとよもやま話をしながら、野沢菜を漬け込む。

ポイントは、早い時期に菜から水が上がってくるようにすること。

夜は、直売所で買った里芋とキノコを入れて芋煮。

 

翌朝、ベランダに出ると、薄っすらと雪が積もっていた。

漬け込んだ野沢菜の水の上がり具合を確認。

小屋に何日もいられるなら、しっかり漬け具合も管理できるけど、1泊だけではちょっと心配。

次回来る時まで、博打(ばくち)の気分であります。

20181124野沢菜.jpg

小屋からの帰路、松代にあるGan先輩のご実家に立ち寄って、たくさんの林檎をおすそ分けしていただく。

丹精込めた林檎畑も、維持していくのが大変ということで、近々伐って畑にされるのだとか。

最後の林檎、しっかり味わせてもらいます。

 

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7月の大坐小屋たより―猛暑を逃れて

皆さま、暑中お見舞い申し上げます。

連日の猛暑は信州にも押し寄せて、長野市内の最高気温は38度に迫るほど。

標高約1,100mの飯綱高原は、それより4、5度低く、樹林の中なのでしのぎやすい。

 

今回の小屋管理人のメインの作業は、知り合いのFさんが、薪を持ってきてくださる受け入れ。

実家の林檎畑の剪定で出た木や枝を束ねたものを、もう使わなくなったからと軽トラック一杯いただく。

林檎の木は、白樺などに比べて、火持ちがいい。これで、2〜3シーズンは薪調達に頭を悩ませなくてもよさそう。

炎暑の中、ここまで運んでもらうのは大変だったはず。Fさんありがとうございました。

 

薪を運び入れた後、マツの花粉で黄色くなったベランダの拭き掃除をし、布団を干し、道路からの小路の草を刈り、煙突に鳥が巣を作らないように金網をかけ、屋根に積もった落葉松の葉を掃き下ろして作業完了。ふう。

20180715大坐小屋.jpg

余った時間、連れ合いと涼を求めて高山村の奥、標高約1,500mにある山田牧場まで脚を延ばしてみる。

長野に住んでいた頃キャンプをして、朝起きたら牛がテントをのぞき込んできてびっくりした懐かしい場所。

今は、口蹄疫予防のため、牛とは触れあえないんだとか。時の流れを感じるな。。

20180715御飯岳.jpg

冬はスキー場になる牧場まわりのホテルは、奥山田温泉という温泉が引かれ、日帰り入浴ができる。

本格的な硫黄泉で、薪の搬入や、屋根掃除で汗だらけになった後だけに、さっぱり・ゆったり。

温泉の向こうに、信州百名山の御飯岳(2,160m)が眺められるのもうれしい。

風呂上がりに牧場の牛乳でできたソフトクリームを食べ、言うことなし。

20180715奥山田温泉.jpg

夜は簡単に、ズッキーニ、トマト、ナス、キノコを炒めてレトルトカレーを絡めた「夏野菜カレー」を制作。

簡単なわりに、手作り感があってうまい。

これにビールがあれば、これまた言うことなし。

20180715カレー.jpg

帰路は、日本海回り。

富山県朝日町の、宮崎・境海岸:通称ヒスイ海岸で、昨年に続きヒスイを探し(暑いので早々に退散)、「栄食堂」で名物のタラ汁を食べ、鉄道を挟んで向かい側の「たから温泉」の塩辛い湯につかり、海の日の三連休を締めくくったのでありました。

 

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