WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
秘境ギアナ高地旅日記(6)―3日かけて帰還

9月22日(木) 晴のち曇少し雨

カモイランを7時30分出発。

今日は、プエルト・オルダスまで約550劼離疋薀ぅ屬任△マス。

1時間ほどグラン・サバナを時速120劼らいで飛ばしていくと、青い標識のところで急にストップ。

「ようこそ グラン・サバナへ」と書いてある。

 

すぐそばに、タイダンボクのような葉の白い花があったので、撮影しようと草原に踏み込んだら、プリプリの大群に襲われ、退散。
書くの忘れてマシタが、ギアナ高地には、プリプリというコバエを小さくしたようなブユ(蚋)が生息。こいつに刺されると、普通の蚊よりもしつこいかゆみに1週間以上悩まされる。

防虫スプレー(ディード)は、効果がないみたい。とにかく肌を出さないようにし、顔は防虫ネットで防護、刺されてしまったら、小さな赤い点となる傷口から毒を抜き、ステロイド軟膏を塗ること。

日本の山でブユにやられた経験があるぼっちは、ポイズンリムーバーとステロイド軟膏を携行してたので、ツアーの皆さんの治療にあたったのでありマシタ。
青い標識を過ぎると、カーブが多くなり、標高はぐんぐん下がる。

パライテプイが標高1300mくらい、カモイランが1100mくらいあったのが、200m程度となる。

樹林帯に入って、さすがのランクルも時速を60丗罎僕遒箸后


国道10号線は、ラス・クラリタスというにぎやかな街に差し掛かる。

金鉱があるために繁栄していて、ドミニカやコロンビアからも人が流入しているという。

10号線でブラジルからの物資が入るのか、中国人経営のマーケットには物資がいきわたっている感じ。

ただし、行き交う人々の表情に笑顔はなく、剣呑。

そういえば、密輸の取り締まりが厳重になっているのか、町の入口ごとにある検問所のチェックもしつこかった。
ツアーのメンバーが「スーパーに寄って。安くお土産を買いたい」なんて言いだしたけど、ガイドさんは、無視。

窓から高価なカメラを出し撮影して、注意される人も。

山の準備もしてないくらいだから、この国の情勢を踏まえた安全に関する身構えも、ツアー会社に丸投げってことかなあ。。

 

街外れの、一軒家のカフェで、ようやくトイレ休憩。

はにかんだ可愛い坊やがいて、ほっとするひととき。
エル・ドラド(黄金郷)という名前の町もあった。

ただし、監獄がある街だそうで、検問も特に厳しかった。

ガイドさんの顔で何とか通過していくけど、個人旅行の場合、この検問のハードルはものすごく高いはず。

 

速度制限というのがこの国にないのか、ガイドさんたちはどんどん車を飛ばし、追い越しをしていく。

道路にアップダウンがあって対向車が確認しにくいし、道路に深い穴や倒木もあって、相当スリルに満ちたドライブ。
車窓の風景は、次第に牧草地に変わっていく。

ただし、牛や馬の姿は少なく、ここ10何年くらいの間に放棄された場所が多そう。
昼食は、道沿いの、食堂へ。

炉で肉を焼くのは、共通のスタイル。
裏へ回ると、今はあまり使われていない感じの、小さな遊園地と、直線の馬場が。

料理は、豚とビーフの炙ったもの、トウモロコシのパンケーキ、豆腐のようなチーズ、ねっとりした舌触りのジャガイモ、サラダ。

ビールは欠かせまセン。

プエルト・オルダス市街地が近づくと、片側2車線に。

ガソリン補給を兼ねた休憩。

スタンドには給油待ちの長い行列ができている。

ガソリン満タン75リットルで、何と480ボリバル、1ドルに満たない。

ちなみに小袋のバナナチップが500ボリバル。

 

 



ただし、庶民の多くは車を持っていないので、この国の数少ないメリットを受けられない。

10号線沿いで給油して、ブラジルや、幹線から外れた奥地で売って、少しでも儲けようとする人も多いという。

17時、プエルト・オルダスの往きにも泊まったMARA INNに到着。
9月23日、3時起床、4時に荷物を搬出。

プエルト・オルダス空港で、ガイドさんたちが見送ってくれた。

お世話になりました、いろいろ教えてくださりありがとう。
6時10分、ジェット機は予定よりやや早くカラカスに向け飛び立つ。
カラカスには7時到着、14時20分マイアミへの便までずいぶん時間がある。

荷物のチェックインが意味が分からないくらいやたら厳しく、個別面接で、語学は何ができるかとか、観光はどうだったかとは、果ては出身校はどこかとか聞かれた人もあり、特に英語の全くな方はへとへとになっておられた。

空港ロビーでの長い時間つぶしに、土産物を物色。

今回の旅行は、天候に恵まれ、予定したものはほぼ全部見られたけど、ベネズエラ美人は、見逃しちゃったなあ。。

予定より早めに出発したジェット機は、16時過ぎにマイアミ着。

20時20分発で、ダラス・フォートワース空港に22時5分着。

荷物の受け取りに時間がかかって、空港近くのMarriott Hotelに0時直前にチェックイン。

9月24日(土)

5時45分起床、6時朝食。

立派な朝食を取り、ホテル周りをちょっと散歩して、7時30分ホテルを出発。

10時35分、ダラス・フォートワース空港から帰路は成田空港に向け出発。
シベリア回り、13時間30分の空の旅は、なかなか疲れマシタ。

25日(日) 14時、成田空港に到着。

万事気ままなぼっちとしては、緊張感からも、「パッケージ・ツアー」からも解放され、一息。

18時の中部国際空港までの時間待ちに、成田山新勝寺に立ち寄り。

まったり平和な空気に、旅が終わったんだなあと実感。

山屋としては、体力持て余し気味だったけど、「知らないものを見聞する」という点では多くのものを得た旅でありマシタ。
今回の土産のかずかず。

 ̄路マイアミで買った、帽子、Tシャツ、米国版「進撃の巨人」の塗り絵

▲ナイマ空港で買った、カヌーの置物、石のブローチとピアス

カマの滝の売店で買った蟻ソース

ぅ汽鵐侫薀鵐轡好海療攣妻屋で買った、吹き矢、笛、オウムの置物、エンジェルフォールの石のマグネット

ゥモイランの売店で買った地図

Εラカス空港で買った、チョコレートと骸骨の置物

Д瀬薀后Ε侫ートワース空港で買った、テキサスのビーフジャーキーと免税品
┰Δ辰燭發痢▲撻皀鸞欧稜愽藥劼離潺縫船絅◆⊃緇

 

旅って、余計なものを買っちゃうのが楽しいね (ロ。ロ)/

 

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秘境ギアナ高地旅日記(6)―ささやかなトレッキング

9月21日(水) 晴

4時半起床、夜明けを待って、5時20分そっとロッジの外に出る。

朝食前の、ささやかなトレッキング。

パライ・テプイは、ロライマ山へのトレッキングの出発点。

せめてその最初の部分だけでもと、連れ合いと歩きだす。

標識も何もけれど、草原の中にしっかりした踏み跡が続く。
6時頃、ロライマ山のやや南の地平線から陽が昇る。

タダだけど貴重な大粒のダイヤモンド。
ずっと歩いていきたい。でも、皆を待たせてはいられない。

連れ合いは、今回の旅ですっかり脚力に自信を持ったみたいで、どんどん先に戻っていく。
振り返ると、歩いてきた丘が朝日を浴びている。

ロライマ山までは2泊、山上巡りに2泊、下山に2泊というのが標準的な行程だそう。

それは「夢」にとっておくとして、ちょっとだけパッケージツアーからはみ出せ、ずいぶん楽しかった。
朝食は、揚げパンと、トマト入りの炒り卵、そして卸したどっさりの粉チーズ。

揚げパンはそのままでも、何かを挟んでも、ジャムをつけてもおいしい。
8時にパライ・テプイを出発。

今日は、陽気なハビエルさんがラテン音楽を鳴らしながら運転+ガイドをしてくれる。

赤土のダートコースを10号線に向かう途中、手編みの背負子(しょいこ)のペモン族の人たちが、挨拶しながら行き過ぎていく。

遥かな遠い畑へ、20勸幣緡イ譴織汽鵐侫薀鵐轡好海粒惺擦悄大人も子供も歩く歩く。
草原の土饅頭の群れは、蟻の家だそう。

時々アリクイも出没するそうな。
サンフランシスコの集落で国道10号線に合流、少し南下すると、ハスぺの滝がある。

赤碧玉(レッド・ジャスパー)の一枚岩でできた滝。
大きなブルーの熱帯蝶が何匹も碧玉のせせらぎの上を優雅に舞っていた。
サンフランシスコに戻り、昨日と同じ店で昼食。

添乗員のSさんが、毎日チキンばかりだからと、ビーフを注文してくれる。

だいぶん、蟻ソースにも慣れて、大胆に掛けていただく。
食堂の続きは、この地域では最も立派なアーケードの土産物屋通り。

尺八師範の連れ合いは、吹き矢と笛を買ってごきげん。

さっそく笛を吹きまくる。
お店の壁には、ロライマ山への登山ルートが描かれていた。

ベネズエラが平和になって、一人旅でロライマ山を訪れることができるようになったらどんなにいいだろう。
昼食後は、アラパンの滝(別名ばチェコの滝)へ。

滝は上段と下段に分かれていて、まずは下段に。

滝まで降りる道沿いには、ロライマ山と同じ珍しい植物が生えている。

草を刈った切り株のように見えるのはBrocchinia reductaという食虫植物。

茎の根元にたまった液の中に虫たちを誘い込む。

栄養の少ない土地ゆえの植物の生きる工夫。
上段の滝は、滝壺が天然のプールになっていて、地元の家族も遊びに来ている。

1時間の水遊び時間、ようやく水着が使える。

一番楽しんでいるのは、ハビエルさんたちガイドかも。
水遊びの後、北上して10号線から少し東に入ったテプイの谷へ。

ここからは、タラメン、カラオリン、イル、ワダカイポ、ユルアン、クケナン、ロライマとグラン・サバナのテーブルマウンテンの全容が見渡せる。

今日でガイドを交代するハビエルさんと記念撮影。



そして、カモイ・ランに到着。

今宵の宿は、Radidos De Kamoiran Camp。

ガソリンスタンド、土産物屋、食料品店、食堂、宿を一緒にしたような施設でとてもにぎやか。
ギアナ高地探勝も、今日でおしまい。

明日から、長い長い戻りになる。

夕暮れのひととき、テーブル・マウンテンを眺め、名残りを惜しんでいたら、大きな虹が。
 

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秘境ギアナ高地旅日記(5)―ロライマ山ヘリ・ツアー

(9月20日 つづき)

ロライマ山は、標高2,810m。「ロライマ」とはペモン族の言葉で、「偉大」という意味。

その名のとおり、カナイマ国立公園のテーブルマウンテンを代表する山で、ベネズエラ・ガイアナ・ブラジル国境になっている。

 

ペモン族は山を「テプイ」と呼ぶけど、この山と隣のクケナン山(2,680m)だけは、テプイと付けない別格扱い。

シャーロックホームズを書いたコナンドイルのSF小説「失われた世界(The Lost World)」の舞台のモデルとされたともいわれている。

 

 

パライ・テプイに6人乗りのヘリコプターが舞い降りた。

すごい砂埃、3組に分けてロライマ山へのヘリ・ツアーに出発。

山まで約10分、山上に約10分、帰路約10分の予定。
ぼっち生まれて初めてのヘリ飛行。

今回の旅は、初めての経験がいっぱいあって楽しい。
まずは、ロライマ山と隣のクケナン山の間あたりをめざしてヘリは行く。

クケナン山の大岩壁には、エンジェル・フォールみたいな滝が幾筋もかかっている。

そのうち、クケナン・フォールは、落差世界第4位(610m)なのだそう。
クケナン山側を離れ、いよいよロライマ山上に差し掛かる。

さて、約6億年前のゴンドワナ大陸当時からほとんど動いていないという山上は、どんななのか、手に汗握るひととき。
広大なテーブルマウンテンの上は、荒涼とした岩と水、そしてわずかばかりの植物がかろうじて命を支えている。

アウヤン・テプイ山上の樹林が生い茂っていた様とはずいぶん違う。

コナンドイルの「失われた世界」に描かれた、翼竜や肉食恐竜や野蛮な猿人が棲める環境には「まったく」ない。
ロライマ山のテーブル状の山上は、ごつごつした小岩峰に覆われた場所が

多い。

ヘリは、中央部の比較的平たんな場所を狙って着陸。
この場所にとどまることを許されるのは、わずか10分。

全身全霊「見る」ことに集中。

(背後の長い葉は、Stegolepis guianensisという、ロライマを代表する植物)
固い尖った葉の植物が多く、寒暖や、雨季乾季の差を生き延びる姿をしている。

(灰色の葉の植物はOrectanthe spectrum.というパイナップル科の植物)
地味な姿ながら、花は黄色や深紅など、鮮やかな色をしていたりする。

(黄色い花はOrectanthe spectrum bromeliad

有名な卵からオタマジャクシにならずいきなりカエルになるという「フリオフリネラ」を探したけれど、4cm位の小さな黒いカエルを10分あまりで探すのは無理というもの。
岩と岩の間は、淡い細かいピンクの砂と、雨後の清らかな水。

砂の中に白い石が散らばる。
よく見ると、それは水晶の結晶だった。

―そして間もなく、あの汽車から見えたきれいな河原に来ました。カムパネルラは、そのきれいな砂を一つまみ、掌にひろげ、指できしきしさせながら、夢のやうに云ってゐるのでした。「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えてゐる。」―

宮沢謙治の「銀河鉄道の夜」の世界だ。


あっという間の(おまけしてもらって)約15分。

夢のような時間に、頭がくらくらしたまま、パライ・テプイに帰着。

夕暮れまでのひととき、ぼうっとロライマ山やクケナン山(左)を眺めて過ごす。

やはり山馬鹿としては、自分の脚で歩いてみたい思いが募るばかり。
夕飯はチキンのスパイス煮込み、揚げジャガイモ、白米、サラダ。

ガイドさん差し入れの、ラム酒にサングリア。

「毎日チキンばかり」なんて、言っちゃいけない。

この国で、腹一杯食べることがどんなに困難か、思いを致さねば。

 

食後は、有志で満天の星を眺めながら「天体観測飲み会」をされたようだけど、ぼっちは、翌朝に期するところあって、早めにおやすみなサイ。

 

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秘境ギアナ高地旅日記(4)―グラン・サバナ行

9月20日(火) 晴

夜明けを待ちかねて、コテージのドアを開け、外に出てみる。

カナイマ湖に落ちる滝が、朝陽に染まりはじめる。
投宿したCAMPAMENTO VENETUR CANAIMAは、ロビーや食堂は丘の上、宿泊は湖畔のコテージというかたち。

熱帯雨林の中の孤絶した環境にあるのに、豊かで穏やかな空気に満ちている。

混迷するベネズエラでは、とても例外的な場所。
朝陽こぼれるレストランは、あずまやのように窓も壁もなくて開放的。
朝食は、トウモロコシのパン(アレパ)、塩味の黒い煮豆、煮てほぐした牛肉、そしてトウモロコシの甘いスープにスイカジュース。

ベネズエラの典型的な朝食メニューだそう。
食堂の柱には、古い写真が飾られている。

セスナ機の前に立つのは、アメリカ人飛行家ジミー・エンジェル。

エンジェル・フォールは、1937年、彼が金鉱脈探査のため飛行中「再発見」し、広く紹介したことにちなみ名付けられた。

「再発見」というのは、1910年、ベネズエラ人探検家Emesto Sáんchz La Cruzの報告が先立つため。

いずれにせよ、先住民ぺモン族目線に立てば、発見でも何でもなくて、Kerepakupai merú (最も奥の滝)および Parakupa-vena(最も高き滝) と呼んでいたという。

槍ヶ岳を、イギリス人のウィリアム・ゴーランドが、「宗教目的以外で初登頂」したっていうのと同じようなものですな。。
8時、次なる目的地、ロライマ山に向け出発。

ガイドのダリアさん、ホルヘ君(右側)、さようなら、ありがとう。
ストーブにポリタンクの灯油を入れるみたいなカナイマ空港の給油風景。

アウヤン・テプイ上空を遊覧しながら、ルエパ空港を目指す。
飛び立ってしばらくで、カナイマ湖やカマの滝が見えてくる。

あの滝の裏をよく通ったもんだねえ。。
エンジェル・フォールは、霧からすこしだけ顔を出してくれた。
広大なアウヤン・テプイの上空に差し掛かる。

標高差千メートルの断崖上に広がる別世界。
アウヤン・テプイを越えると、熱帯雨林は「グラン・サバナ」と呼ばれる草原地帯に。

滑走路が1本あるきりの、ルエパの空港に着陸。

グラン・サバナには、ペモン族が約4万人居住し、農業や狩りを営んでいる。

農業は焼畑農耕が中心で、徒歩3時間かけ森林地帯まで往復するそうな。

ここに住む動物は、カピパラ、アルマジロ、蛇、羊、鹿、アリクイ、まれにジャガー。

その国境地帯に、ロライマ山をはじめ、いくつかのテーブルマウンテンが連なっている。


トヨタのランドクルーザー3台で迎えに来てくれたガイドと合流。

手前からレノンさん、ハビエルさん、ウィリアムさん。

リーダー格のレノンさんは、隣国で英国領だったトリニタードトバコ出身なので、英語が堪能。

ルエパから東に進み、グランサバナを南北につらぬく国道10号線に入る。

この道は、ブラジルまで続いていて、南北アメリカ大陸をつなぐパンアメリカン・ハイウェイの支線にもなっているそう。
グランサバナは、牧草地にさえならない痩せた草原だけれど、あちこちに滝があり、滝めぐりが観光の目玉となっている。

まずは、落差55mのカマの滝。
滝の周りには、野性の白い蘭が咲いていた。
昼飯は、サンフランシスコという10号線沿いの集落にて。

チキンを焼く香ばしいにおいが道まであふれている。

犬や鶏が、のんびり通りを歩きまわっている。

大きな木にぶら下がって遊んでいる子供たちも、鎖にも首輪にもつながれていない犬たちも、いい顔してる。
キッチンから、薪を割るような大きな音。

何かと思ったら、丸焼きチキンをぶった切っているのだった。

焼バナナ、米、サラダを添えていただく。

肉本来のうまみがあっておいしい。

テーブルに置かれたガラス瓶の茶色の液体は、芋を絞った汁を発酵させた醤油に似たソースで、風味づけに蟻が入っている。

生の蜂の子も食べられるぼっちに抵抗感はありまセン。
食事をしていると、にわか雨。

犬たちは、悠然と、車の下で雨宿り。
サンフランシスコからさらにしばらく南下し東に折れ、ロライマ山の探勝基地、パライテプイに向かう。

20〜30kmほど、赤茶けた半端ないダートコースが続く。
丘を登りつめたところが、パライ・テプイの集落。

煙の上がっているのは、焼畑のため。

バナナ、パパイヤ、ジャガイモなどを作っている。
集落の一番奥の、見晴らしのいい台地に並ぶピンクのロッジ。

ここが今宵の宿。

昨夜泊まったカナイマの宿は、小水力発電所のおかげで電気が普通にあったけど、ここは電力不足で、使用時間や場所が制限されていた。

レオンさんの判断で、ロライマ山へのヘリコプターでの探勝は、1日繰り上げで、20日のうちに決行することに。

 

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秘境ギアナ高地旅日記(3)―世界最大落差エンジェル・フォール

9月19日(月)

5時半起床、ハンモックは案外寝やすかった。

簡単な朝食を済ませ、6時15分、いよいよエンジェル・フォール直下の展望台へのトレッキングに出発。

まずは、チュロン川の茶色の水を渡る。
案内人ダリアさんの先導で、熱帯雨林を分け入っていく。

ぼっちは、南米文学が大好きで何十冊も読んできた。

その舞台に立てることは、特別な感慨。
植生は案外単調で、数種類の広葉樹林と、そこに寄生するいくつかの植物、下草も水芭蕉みたいな葉の植物とわずかのシダ類の繰り返し。
よくよく眼をこらすと、独特の花々も。
今回、びっくりしたのは、ツアーの皆さん、旅慣れてはおられるけれど、ほとんど山に登った経験なしで参加されていること。

添乗員さんもそう。

そして準備運動もなしに登山開始。。

 

ガイドのダリアさんは、ここでは普通のピッチで先導しているんだろうけど、皆がついていけない。

ピッチ関係なしに写真をバシバシ撮って遅れる人もいる。

この夏5回登山訓練をした連れ合いだけが、何とかダリアさんについていっている。

こんなところで、誰かダウンしたら元も子もなくなる。

連れ合いに、ダリアさんのピッチが上がり過ぎないよう牽制を頼み、年配の女性にストックを貸し、心臓病の軽い発作で遅れた男性の荷物を持ってあげ、ようやく樹林の間にエンジェル・フォールが見える場所に。
皆に遅れ、その先の展望台に到着した時には、霧がかかってマシタ (泣)
落差979mと世界一のエンジェルフォールは、落ちてくる途中で水が霧になってしまうため、滝壺がない。

しかし霧となった水が集まり、しばらく下に滝壺ができている。

元気な人は泳いでマシタ。

ぼっちも、水着持ってきて泳ぐ気満々だったけど、役目柄断念(←添乗員じゃなんだけどな。。)
11時45分、ベースキャンプに帰着。

ともあれ、皆無事に展望台まで往復できてよかった。

昼食後、キャンプに置いた荷物をまとめ、霧の晴れたエンジェルフォールに別れを告げる。
ぼっちにとって、今回の関心は世界第一落差の滝を見ることにとどまらない。

巨大なテーブル・マウンテン、アウヤン・テプイを存分に眺めること、そして豪快なジャングル・クルーズを楽しむことも同じくらい。

素朴に熱帯雨林の川の水がどんななのかも、ずっと知りたかった。

チュルン川の場合、植物から溶け出すタンニンのせいで茶色いけれど、透明で、魚も棲んでいる。
岩で狭くなった早瀬を一気に下るのは、最高に楽しい。

ホルヘ君が「クロコダイル・ロック」と教えてくれた岩。

エルトン・ジョンにも見せたいな。。
アウヤン・テプイの岩峰群、ロック・クライマーにはたまらないはず。

いよいよ見納めだねえ。。
カラオ川に入り、カナイマが近づく。

帰路、最後にサポの滝に立ち寄っていく。

カナイマ湖の最奥にある滝で、その裏側を歩けるから、濡れてもいい格好で来てくださいとのこと。

まずは、湖の上から見下ろす。
その後、滝の下を歩くんだけど、水量がめちゃくちゃ。

全身ずぶ濡れ。

今回、防水のアクションカメラ持ってきてよかった。。
何とか滝を潜り抜けて、やったあ。

も一度、引き返さなくちゃならないんだけどね。。
再び乗船、夕暮れ時の船着き場に戻る。

ダリアさん、ガイドありがとう。

ホルヘ君、名船頭のラファさん、ありがとう。

 

 

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秘境ギアナ高地旅日記(2)―エンジェル・フォール・キャンプ

9月18日(日) 晴一時雨

プエルト・オルダスから、いよいよギアナ高地へ。

まずは、世界最大落差の滝、エンジェル・フォールのあるテーブルマウンテン、アウヤン・テプイの探勝基地カナイマに向かう。

広大な熱帯雨林の中道路もないので、プエルト・オルダス空港からセスナ機を利用。

いきなりテンション上がっちゃうな。。
6人乗りのセスナ機3台に分乗。

9時30分、空のタクシーって感じで軽やかに飛び立つ。

プエルト・オルダスからオリノコ川の支流、カロニ川に沿って南下。

巨大なダム湖を見下ろしながら進む。
眼下は海のようにだだっ広い熱帯雨林に変わる。

黒土色をしたカロニ川を離れ、さらなる支流カラオ川に沿っていく。

そのうちギアナ高地に住む先住民ペモン族の言葉で「テプイ」と呼ばれるテーブルマウンテン群が登場。

その入口、上下の滝の間にできたカナイマ湖と滑走路があるのが、カナイマの集落。
カナイマ湖上に差し掛かると、カラオ川の水がいくつもの滝になって激しくたぎりながら落ちてくるのが見える。

熱帯雨林の水を集めた川の威力に圧倒される。
10時20分、カナイマ空港に到着。

ヤシの葉で葺かれた小屋のような建物が、空港ビル兼売店。

羽の帽子を被ったペモン族の酋長の格好のおじさんも登場。

 

「カナイマ国立公園」の名前にもなっているカナイマは、人口約3千、周辺100kmでは最も大きい集落。

セスナから荷物を下ろし、20日エンジェル・フォール探勝後に泊まる予定のCAMPAMENTO VENETUR CANAIMAという宿に移動。
宿に荷物を預けて、まずは遊覧船というかエンジン付きカヌーで、カナイマ湖の滝を見物。

手前からウカイマの滝、ゴンドリーナの滝、ワダイマの滝、アチャの滝。

滝から落ちる水が泡だっているのは、川の水にサポニンが含まれているからだそう。
遊覧後、船はウカイマの滝の手前にある小さな水力発電所前に付けられる。

気取ってサングラスをした少年が、われわれを先導してくれる。

水圧鉄管に沿ってよじ登ると、滝の上の道に出る。
道の先が、今夜泊まるエンジェル・フォール・キャンプへの乗船場。

弁当の昼食後、いよいよカラオ川を遡行するボートに乗船。

ボートは、ペモン族伝統のカヌーを改良し、ヤマハの船外機を付けたもの。

船外機を操る船頭はラファさん、船首で櫂をあやつるのはホルヘ君。

彼は発電所から案内してくれた少年の兄ちゃんで、19歳。

船を見送る少年たちの父さんもホルヘさんと言い、案内人の総領的存在。

少年たちの父への尊敬の念が絶大なことは、そのまなざしからも分かる。

ダリアさんという、女性のガイドも合流し、いざ、出発!
カラオ川の赤黒い水を切り裂きながら、ボートは進んでいく。

10分ほどで、川は激流の難所に差し掛かるということで、いったん降りて岸辺を徒歩で移動。

途中マユパという、先住民伝統のたたずまいを残す集落を通り過ぎる。

ヤシの葉の屋根と土壁の家から、赤ちゃんの泣く声が。
再び、ボートに乗り込み、先に進む。

カラオ川には、浅瀬や激流が繰り返し登場し、ホルヘ君がたくみに櫂を操ってうまいコース取りをしていく。

雨季と乾季で流れも変わるだろうから、流れを読む力は大変なもの。

場所によっては、海のような波もできて、われわれも水を被りまくり。
標高が上がり、岸辺にヤシの木が見えなくなる。

さらなる支流チュルン川に入ると、アウヤン・テプイが迫ってくる。

川は激しく蛇行し、テプイの岩肌を右に左に見ていく。

アウヤン・テプイは、ペモン族の言葉で「悪霊の山」という意味で、標高2,535m、周囲650辧

テーブルトップの面積が東京23区を上回るという巨大さ。

日本の山のものさしでは測れそうもない。


 

馬蹄形をしたアウヤン・テプイの奥へ奥へとボートは進み、乗船してから約4時間、エンジェル・フォールがその姿を現す。

その落差979m。

17時過ぎに岸辺に降り立ち、エンジェル・フォール・キャンプに到着。
エンジェル・フォール・キャンプの寝床は、屋根だけの掘っ立て小屋に蚊帳に包まれたハンモックをつるしたもの。

簡素だけど、トイレや、食事をする小屋もある。

ダリアさんや、ホルヘ君たちは、夕食の支度にも参加。
夕食は、鳥を薪で丸焼きにしたものに、キュウリなどのサラダ、デザートにはスイカ。

これに、ビールまでいただけるとは、ありがたいことでありマス。

食事中に夕立の大雨、いよいよエンジェル・フォール展望台に向かう明日の天気はどうだろう。。
 

 

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秘境ギアナ高地旅日記(1)―プエルト・オルダスまで

 

2016年9月16日(金) 曇

秘境ギアナ高地の旅は、自宅最寄りの美濃赤坂駅から徒歩で地味目にスタート。

ちなみに、JR東海では3つしかない終着駅で、鉄ちゃんには人気ありマス。

16時7分、さあ、出発!
17時23分、JR金山駅で名古屋鉄道に乗り換え、中部国際空港へ。

わが愛するPerfumeのポスター、記念に撮っておこう(←最初から脱線気味)
17時48分、中部国際空港に到着。

チェックインを済ませて、腹ごしらえ。

名古屋が誇る味仙の台湾ラーメンとビールで、連れ合いと旅立ちに乾杯。

20時45分、羽田空港に向け、離陸。
21時45分、羽田空港に到着。

京成電鉄で国際線ターミナルへ移動、今回のツアーの皆さんと顔合わせ。

北海道1、関東7、中部5、関西1という構成。

添乗員は、Sさんという小柄で元気な女性。

25時、十六夜の月の下、アメリカン航空AA-26便でまずは、ロスアンゼルスに向け出国。
日付変更線を越え、16日の18時30分、予定より30分早くロスアンゼルス空港に到着。

初めて見下ろすアメリカは、ヨーロッパと違い、すっきり近代的な印象。

近郊には、登山に良さそうな山も結構ありそう(←山屋の視点)

ちなみに、ロス近郊の最高峰は、San Gorgonio サンゴーグニオ山 (3,500m) なんだとか。

あ、そういえばPerfumeも8月26日に当地でコンサートをやりマシタ(←Perfumeオタの視点)


アメリカへの入国審査は、テロ対策と不法移民対策で厳重。(←画像撮影禁止デス)

日本などビザ免除国は、事前にESTAという電子渡航認証システムに登録が必要。

そして、入国時にAPSという機械でパスポートをスキャンし、片手の指紋を取り、顔写真を撮ると、レシート状の紙がプリントされ、審査は終了。

―のはずが、ぼっちと連れ合いの紙には、なぜか大きな×が (ToT)ソンナ

審査官の前で、再度両手の指紋を取り、質問に答えなくてはならなかった。

自由と富の国アメリカには、そうやすやすと入国できないんだな。。

21時25分、マイアミに向け乗り継ぎ。


9月17日(土) 早朝5時37分、マイアミ空港に到着。

マイアミは、リゾート地として有名だけれど、中米や南米からアメリカへの玄関口にもあたり、空港も巨大。

空港の中を無料の電車が走り、4駅もある。
ま新しいマイアミ空港ビルの床にはサンゴの模様、壁には魚のオブジェ。

歩く人は多様で、みんな颯爽と胸を張っている。

空港内店舗も充実しているので、フライト待ちの時間も楽しい。

マイアミ・マーリンズのショップには、イチロー選手の縫いぐるみも売っておりマシタ。
9時53分、AA-967便は、ベネズエラの首都カラカスに向け離陸。

カリブ海がまぶしい。
13時25分 カラカス空港に到着。

赤茶けた土地 というのが第一印象。

日本との時差は13時間。

スーツケースを受け取りロビーに出ると、いかがわしそうな偽制服を着た男たちがたむろし、自動小銃の兵士が行き交う、マイアミ空港とは全く違う張りつめた空気。
現地ガイドのインテリそうな女性が、国際線のビルから、国内線のビルへと誘導してくれる。

かつてオイルで儲けた時代もあるから、空港ビルなどは、それなりにしっかりしたもの。

しかし、近年の急速な治安悪化で、カラカス市は旅行者が不用意に歩ける状態ではない。

そそくさと、プエルト・オルダス行きのチェックインを済ませる。
17時30分の出発までの長い時間、空港ビル内で両替をしてもらい待機。

ちなみに、ベネズエラの通貨は「ボリバル・フェルテ(Bs.F)」という単位で、公式レートは1ドル=10Bs.Fだけど、実勢レートは、現在1ドル=630Bs.Fくらいと大幅に乖離。

最高額の紙幣がシモン・ボリバルの顔の付いた100Bs.Fなので、1ドル分でお札が6枚と、かさばって仕方がない。

2008年に1/1000にデノミネーションをやったうえでの現状なので、経済の惨状は推して知るべし。

18時30分、1時間遅れでようやく出発。
20時30分、プエルト・オルダス空港に到着。ふう。

カラカス空港は、上流階級のスペイン系が中心だったけど、こちらは、さまざまな混血の寄せ集めといった感じ。

ただし、自動小銃の兵士の姿はなく、まったりした地方駅の雰囲気。

おっと、こんなところにも寿司の看板が。
店の名が「komakai(細かい)」というのは、皮肉かな。。
空港が目の前のギアナ高地ツアーの定番ホテル MARA INNに投宿。

 

翌18日は早朝発なので、まずはスーツケースを開き、3つにパッキング。

.アナ高地探勝基地のカナイマにはセスナ機で向かうので、1人11kgまでのコンパクトな荷物に

⊂錣坊塙圓垢襦貴重品、カメラ、雨具などはデイパックに

MARA INNからロライマ山探勝基地のパライ・テプイまで車で回送してもらう残りの荷物はトランクに

´△蓮▲┘鵐献Д襦Ε侫ール・キャンプに向かうカヌーにも載せるから、防水対策が必要、滝壺で泳ぐかもしれないから水着やマリンシューズも必要など、普段の登山の準備とは勝手が違う。

準備完了、明日からの、秘境巡りに胸をときめかせて、おやすみなサイ。

 

| ぼっち | ギアナ高地特集 | 06:36 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
秘境ギアナ高地探訪 行程表

ギアナ高地は、ベネズエラ、コロンビア、ブラジル、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ6か国にまたがる広大な高地。

その中核部が、100あまりのテーブルマウンテンが点在するベネズエラの「カナイマ国立公園」。

一般的には、この区域を「ギアナ高地」と呼んでいることが多い。

その範囲でさえ、面積が約3万平方キロと、四国の1.6倍ほどの広さ。

こんな果てしもない秘境をどのように巡るのか、ぼっち自身の頭の整理も兼ねて行程表をご紹介。

10日間の行程は、次の通り。

9月16日、中部国際空港から羽田空港に向かい、ツアーのメンバーと合流し、出国。

ロサンゼルスを経由し、カリブ諸国や南米への玄関口となるマイアミへ。

そこから、ベネズエラの首都カラカスに入り、乗り換えてギアナ高地の玄関口、プエルト・オルダスへ。

ここまではジェット機利用。そこから先は道路さえろくにない世界。

 

18日朝、セスナ機でテーブルマウンテン「アウヤンテプイ」への探勝基地、カナイマに降り立ち、

そこから、ボートでカラオ川、その上流のチュルン川を遡行して、エンジェルフォール・キャンプへ。

19日朝、アウヤンテプイから世界最大落差で落ちるエンジェルフォールの展望台までハイキング。

再びボートでカナイマへ引き返し。

20日、アウヤン・テプイ上空を遊覧飛行しながら、ルエパに降り立ち、車でロライマ山の探勝基地パライ・テプイへ。

21日、ヘリコプターでロライマ山を遊覧飛行後、カモイランへ移動。

 

ここからは陸路車で、22日にプエルト・オルダスに行き、後はジェット機でカラカス、マイアミ、ダラスと乗り継ぎ、25日日本へ。

行程の半分は移動という、長丁場の行程。

その割に、歩くのはエンジェル・フォール展望台往復の約4時間だけで、山馬鹿には運動不足かな。。

ともあれ、北米大陸も南米大陸も初めてなので、すべてが物珍しいはず。

体に気を付けて・しっかり見て・またご報告します! (ロuロ)/

 

 追記:行程表の月日部分に、日記がリンクしてあります

月 日 旅  程 見どころなど

9月

16日(金)

中部国際空港20:45〜21:45 羽田空港 1:00〜19:00 ロスアンゼルス 21:25〜 (機内泊)
17日(土) 〜5:37 マイアミ 9:53〜13:25 カラカス 夕刻〜夜プエルト・オルダス (ホテル泊) ギアナ高地の玄関口 プエルト・オルダスへ
18日(日) プエルト・オルダス朝発〜カナイマ〜(カラオ川クルーズ)〜エンジェルフォール・キャンプ (テント泊)

小型機でカナイマへ。カラオ川・チュルン川と遡りアウヤン・テプイへ

19日(月) エンジェルフォール展望台まで往復〜(カラオ川クルーズ)〜カナイマ(泊) エンジェルフォール展望台へハイキング。カナイマへの帰路、サポの滝へ
20日(火) カナイマ朝発〜ルエバ〜(エンスジェルフォール遊覧飛行)〜パライ・テプイ〜(ロライマ山ヘリ遊覧飛行)〜パライ・テプイ(ロッジ泊)

エンスジェルフォール遊覧飛行をしながらギアナ高地最高峰のロライマ山直下のパライ・テプイへ

ロライマ山、クケナン・テプイをヘリコプターで遊覧飛行

21日(水) パライ・テプイ〜カモイラン 夕刻着(コテージ泊)  碧玉の岩盤でできたハスベの滝、ユルアニの滝を見ながら車でカモイランへ
22日(木)

カモイラン朝発〜(専用車)〜プエルト・オルダス 夕刻着

(ホテル泊)

車でプエルト・オルダスへ
23日(金) プエルト・オルダス早朝発〜朝 カラカス 14:20〜17:58 マイアミ 20:20〜 ダラス着22:35(ホテル泊)  航空機を乗り継ぎダラスまで
24日(土) ダラス10:35〜

ダラスから帰路

25日(日) 〜14:00成田空港18:30〜中部国際空港着19:40  

 

 

 

| ぼっち | ギアナ高地特集 | 21:22 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
ベネズエラについて

ギアナ高地に行くことになるまで、ベネズエラについての知識は、ほとんどなし。

今回、事前勉強を始めて、大変な国なんだと知った。

あまりに混迷してて、各論に入ると訳が分からなくなるので、概要だけをご紹介。

 

ベネズエラは、南米大陸北部に位置し、カリブ海と大西洋に面し、コロンビア、ブラジル、ガイアナと国境を接している。

現在の正式な国名は、ベネズエラ・ボリバル共和国で、国家体制は、連邦共和国社会主義国家。

面積は日本の約2.5倍。人口は約3千万で、海岸沿いに集中。

国の中央部を流れるオリノコ川以南に住むのは、人口の約5%に過ぎない。

 

スペインの植民地であったが、1811年シモン・ボリバルらにより、ベネズエラ第一共和国がいったん樹立された。しかし、王党派の介入や大地震で共和国は崩壊、その後、ボリバルの巻き返しでコロンビア共和国が結成され、1821年カラポポの戦いでスペイン軍を破り、独立が確定した。

ここでいう、コロンビア共和国は、現在のコロンビアではなく、ベネズエラ、コロンビアをはじめ南米大陸北部にまたがるものであったが、1831年に内部対立で崩壊している。

(このあたりの事情がノーベル賞作家ガルシア・マルケスの書いた建国者シモン・ボリバルの晩年を描いた「迷宮の将軍」に描かれておりマス。)

 

ベネズエラはかつて、コーヒーとカカオを主としたプランテーション農業の国だった。

1914年にマラカイボ湖で石油が発見されると、1950年代には世界第3位の産油国となり、農業の国から石油の国に変貌する。

苛烈な軍政から、1960年代に「ベネデモクラシア」と呼ばれる民主制に移行し、オイルショックによる原油高で「サウジ・ベネズエラ」と呼ばれるほど、経済的恩恵を受ける。

しかし、1983年を境に原油価格は急落、GDPも1960年代水準まで落ち込んだ。

その後も原油価格に翻弄される国となる。

 

現在、ベネズエラの経済は完全に石油に依存し、輸出収入の96%が石油による。

しかし、石油部門の雇用は就労人口の0.5%にすぎず、ごく一部に富が集中し、貧富の差が拡大。

かつて主要な産業だった農業は衰退し、生産性も低いので、食料などは輸入に頼るようになる。

汚職が蔓延し、累積債務は積み重なるばかり。

このような中で、1999年に貧困層の支持を受けたチャペス大統領が就任。

反米と「21世紀の社会主義」政策を取ったが、価格統制政策などで、経済活動の硬直化を招き、物資不足と二桁のインフレーションが常態化。

特に価格統制政策の硬直的な継続は、国内の食糧が不足→石油の利益の分で高い価格で輸入した食料を価格統制して安価で販売(国富の流出)→国内農業の衰退といった循環を招き、事態をさらに悪くしている。

そんな中、2013年チャペス大統領が在職中に死亡、政局は混迷。

さらに、最近の原油安の影響を受けて、激しいインフレと、物資不足で、国内の治安は悪化。

首都カラカスは、急速に南米で最も治安が悪い都市になってしまい、人口当たりの殺人発生率は東京の100倍を超える。

(2012年で10万人当たり119人、原油安の今は、もっと悪化しているのでは)。

2000年代初頭のベネズエラに関する情報は楽天的なのに、最近のものは絶望的。

外務省の海外安全情報ホームページを見ても、ため息の出るような情報ばかり。

 

今回の旅行は、秘境部を訪れる「パッケージツアー」で、首都カラカスは空港の乗り継ぎに昼間通過するだけの予定。

幸か不幸か、内陸部は道路などのインフラは整備されていないので、小型飛行機での移動になる。

人口も極端に少なくて、海岸部の治安の急激な悪化は及んでいない模様。

とはいえ、緊張感あふれる旅になるのは、間違いなさそう (ロ。ロ;)

 

あ、忘れてたけど、ミスユニバースを7度も出している、美人多き国でもありマス (*ロ~ロ)ソコダケハ

 

まあ、山と同じ、すべて人生修行の一環と受け止め、初めての南アメリカに向かいましょう。

 

| ぼっち | ギアナ高地特集 | 21:45 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
「とある秘境」=ギアナ高地 デス

いつも山馬鹿な、ぼっちデス。 (ロ。ロ)/

 

9月に入ったので、そろそろ発表してもいいかと。

いつも「体を動かすのは毒」なんて言ってる連れ合いと、

この夏「とある秘境」ツアーに向け訓練してきたその行き先は、ギアナ高地でありマス。(ロ∧ロ)

 

ぼっちが2011年にキリマンジャロに行った時使った旅行社が送ってくる、ブータンとか、オマーンとか、辺境ばかりのツアーのパンフレットを見るのを楽しみにしていた連れ合いが、「ここには行ってみたい」と言ったのが、ギアナ高地。

人生節目の年でもあるので、即決・申し込み。

それでも、期間が9月16日~25日とシルバーウィークの設定なので、14名の定員最後の申し込みだった。

世の中、うちだけじゃなくて、物好きはいるもんだなあ。。

 

ギアナ高地は、南米ベネズエラを中心とした高地で、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが100以上点在。

その代表的なものが、ロライマ山(2,810m)や、アウヤンテプイ(2,535m)。
 

テーブルマウンテンは、20億年から14億年前の先カンブリア時代に堆積した砂岩や珪岩でできている。

プレートテクトニクスでは、過去に存在した超大陸・ゴンドワナ大陸が6億年前に現在の大陸に分裂したといわれる。

ギアナ高地は、その際大陸移動の回転軸にあたったため、ゴンドワナ大陸当時からほとんど移動していないと推定されている。

地球最古の岩盤が残され、しかも断崖で下界とは切り離された、地球科学的にも、動・植物学的にも非常に興味深い土地。

ロライマ山は、コナン・ドイルのSF小説「失われた世界」の舞台にもなっている。

 

また、アウヤンテプイには、世界最大の落差を持つ滝、エンジェルフォールがある。

979mの落差って、日本一の称名滝を3つ繋いだくらいってことになる。

落差が大きすぎて水が途中で霧になってしまうため、滝壺がないそうな。

想像を絶する光景なんだろうな。。

あまりに、スケールのでかい旅行なので、荷物の準備も、心の準備もできないまま、気が付けば、もう出発まで1週間を切ってしまった。

 

さあて、この週末頑張って準備、準備。

 

 

| ぼっち | ギアナ高地特集 | 08:13 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
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