WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
WALKあばうと青森Α祝テ酸仍魁覆未い匹Δい靴笋沺626m)

8月10日(月・山の日)、WALKあばうと青森も最後の日。

最後の山は、下北半島の北端に近い、縫道石山(ぬいどういしやま)であります。

青森市からさらにレンタカーで3時間30分ほどかけて、標高626mの山に登るのかって言われると、ううむ。

でも、わが敬愛する円空も、下北半島の先端までやって来ていますから。。

 

むつ市大湊から川内川に沿い、県道46号線、253号線で恐山山地を横断、立派な林道に入る。

ヒト以外の霊長類では世界北限と言われる、ニホンザルにもお目にかかった。

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登山口には、駐車場や「貸し熊鈴」まで用意されている。

登山道もよく整備され、先行の八戸ナンバーの登山者があった。

送ってくれた連れ合いは、仏ヶ浦観光。

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登りだしは、落葉広葉樹林が中心で、立派なブナもある。

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いったん下った鞍部で野平集落からのルートと合流するらしいが、廃道状態のようだった。

その周辺はいったん伐採されスギ林に変わっている。

そこから本格的な登りにさしかかる。

青森県の特産、ヒバ(ヒノキアスナロ)が優先する森となる。青森の山に来たなあと実感する。

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縫道石山は、火山岩頸といって噴火の際の火道(パイプ)につまる溶岩栓が周りより堅く、侵食から取り残され地表に突き出た山なんだそう。

今回登山開始時点で山容を確認できないまま登り始めたけど、こんな岩山に登ることができるのかというほどの岩峰らしい。

(そうでなければわざわざ岐阜県からいくこともない。)

しかし、登山道自体はずっと樹林に包まれていた。ようやく岩肌と、山頂方向が見え、いよいよかなと思った。

ちょっとした鎖場を通過。

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その先もヒバの林で、なんということもなく山頂に出てしまった。

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山頂は大きな岩が積み重なり樹木がない。

眼下に福浦川沿いの福浦の集落と、陸奥湾、その先に津軽半島や北海道方面がぼんやりと眺められる。

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2時間30分あまりで下山。

連れ合いが「あんなすごいどうやって登ったの?」と言われ、福浦方向に車を進めてようやく縫道石山の姿を目にできる。

おお! すごい岩峰。火山岩頸の典型例と言われるだけある。

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林道を下り、海岸沿いの国道338号線と合流したところに、「ぬいどう食堂」がある。

うに丼でとても有名な店で、1500円で丼一杯のウニという画像に惹きつけられた。

さらに、佐井村の長福寺には、円空の十一面観音像もある。

山・うに丼・円空仏の3点の魅惑に、はるばる下北半島の北までやって来た次第。

・しかしぬいどう食堂は、「本日うにありませんです」の非情の張り紙。

・さらに、長福寺は前日電話したところ、仏事があるため終日拝観できない由。

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食堂は、お母さんが一人で切り盛りされていて、せわしく働きながら、時々かかってくる電話に対応される。

どうも「ウニありますか?」の問い合わせ見たい。

ウニは今が旬だけど、雨が続いて海が濁り漁ができなくてね、と申し訳なさそうに話されていた。

かわりに歌舞伎丼という海鮮丼をいただく。。

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食堂に置かれたアルバムで、縫道石山の岸壁に特産するオオウラヒダイワタケの写真を見る。

「縫道石山の特殊植物群落」として、地衣類では、日本唯一の天然記念物なんだとか。

山頂の岩にあったような、なかったようなだったけど、しっかりどのようなものか確認できてよかった。

樹木の伐採で霧が発生しなくなり、一時期絶滅しかけ天然記念物に指定された。

最近はロッククライミングによる荒らされにも気をつかっているのだとか。

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帰路、国道338号線から仏ヶ浦を見下ろす。

長福寺の円空仏は拝めなかったけど、大先達円空のはるばる訪れた場所に来ることができ心残る青森の山旅でありました。

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<登山記録>  (―:車、…:徒歩) (↓地図クリックで拡大)

2020年8月10日(月・山の日) 曇 単独行

青森5:30―野平林道縫道石山登山口8:50…鞍部(野平分岐)9:10…縫道石山山頂10:10〜10:30…登山口11:30―ぬいどう食堂11:50〜12:50―17:30青森空港19:55―名古屋空港21:20―自宅22:10

 

| ぼっち | 東北の山 | 05:58 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
WALKあばうと青森ぁ戎甕霸帽子(ふっこしえぼし:508m)

青森県には西側に津軽半島、東側に下北半島があり、そのうち今回は下北半島を中心にWALKあばうとする計画。

まずは、マサカリのような形の半島の柄の位置にある、横浜町と六ケ所村にまたがる吹越烏帽子(508m)へ。

 

ぼっちにとって、六ケ所村は学生時代フィールドワークで訪れて以来、なにかと因縁の土地。

8月に訪れたのに、「やませ」でストーブを入れていたことが強烈な第一印象として残っている。

 

次に訪れたのは秋の好天の日。どこかの事務所の窓から、丘陵地の先に斜めに尖った頭の山が光っているのが見えた。

登ってみたいなあ、でも、きっとわざわざ登ることもないだろうなあと仰いだ山が、今から思えば吹越烏帽子。

それから幾歳月、その山に登りに来ることになろうとは、いかに山馬鹿が極まったか、自分でもおかしい。

 

登山口は、横浜町吹越側から林道を何キロか入った場所。

下北半島は、原子力関係施設が多く、交付金の類がしっかり出ているせいか、登山道もよく整備されている様子。

連れ合いは、待ち時間六ケ所原燃PRセンターを見に行くとのこと。

それでは、熊鈴プラス防虫対策をして、いざ出発!

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スギ林を過ぎると、せせらぎ沿いのブナなどの落葉広葉樹とマツが混じるいい感じの森となる。

ただし、石倉岳と同様小さな羽虫がいっぱい集まってくるので、防虫ネットを被る。

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クマイザサらしきヤブもしっかり刈り払われ、櫛ヶ峯あたりとは大違い(←トラウマ)。

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途中までは傾斜もゆるく、たんたんと進んでいく。

後半は次第に傾斜が急になり、「烏帽子」の部分に差し掛かってきたのが実感できる。

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広葉樹林を抜け出て、しばし背の低い松林になる。

このへん夏場は暑い。

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さらに進むと、草原になって、オミナエシ、カワラナデシコ、ギボウシ、キタノコギリソウなどのお花畑が展開。

その名の通り風が吹き抜けて爽やかになる。

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山頂は、ほとんど木もなく、冬場は強い風雪に見舞われるのだろう。

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吹越烏帽子山頂に到着、三角点と、祠と、横浜小学校の学校登山記念の木柱が立っている。

登山口からわずか1時間とは思えない見晴らしと、風に揺れる花々。

アゲハチョウが何匹も、もつれるように空に舞っていた。

山頂部の北端には、旧宮内省御料林の三角点。

天然林も多いおだやかな山々が連なり、山スキー縦走なんかもよさそう。

それにしても、若き日の思い出の六ケ所村が、石油備蓄基地、原子燃料サイクル施設、そして多くの風力発電所と、日本のエネルギー政策の変遷を一目で見るような景観になっているのは、複雑な感慨。

六ケ所村側から見る吹越烏帽子(左手)。

何とはなしに憧れを掻き立てられるその姿は変わらない。

<登山記録>  (―:車、…:徒歩)

2020年8月8日(土) 曇時々晴 単独行

酸ヶ湯8:30―吹越烏帽子登山口10:55…吹越烏帽子山頂11:55〜12:15…登山口12:45―(六ケ所村・横浜町道の駅経由)―恐山15:40〜17:00―薬研温泉(泊)

<メモ>

・登山道はよく整備されている。初級者でも楽しく登れる山。

・夏場は樹林帯に虫が多いので、防虫対策を。

 

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WALKあばうと青森―北八甲田・石倉岳(1,202m)

WALKあばうと青森 3日目8日の天気予報は終日曇。

酸ヶ湯の千人風呂に入っても、南八甲田連峰登山で櫛ヶ峯と駒ヶ峯を間違えて登るという痛恨のミスを犯したもやもやは消えない。

気分を切り替えるため、朝食前に酸ヶ湯に近い北八甲田の石倉山に登ることに。

 

石倉山(1,202m)は、湿原と樹林の山域である八甲田では珍しく、その名の通り山頂に岩が露出し、往復1時間ほどで展望もいいらしい。

国道103号線沿いからも、その岩を載せた姿を眺めることができる。

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登山口は、ちょっとわかりにくかったけど、ヤブの奥にある赤い鳥居が目印。

しばらくヤブをかき分けると、雪囲いをした祠があり、それなりにしっかりした登山道がある。

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しっかり山登り感のある道をよじ登ると、大岩の下に出る。

こんなところ登れるのかなと思うけど、左手側に巻き道がある。

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岩の壁を背にした赤い祠に到着。

この先、どうやって進むんだろう。。

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かすかな踏み跡を探して、祠の背後の岩に取り付く。

こんなところに鎖もないのはきついな。。

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岩の上に出ると、石倉山の山頂は、岩の部分のトップではなく、少し先の樹林の中と分かる。

山頂には岩はなく、灌木化したアオモリトドマツが生えている。奥に見えるのは硫黄岳(1,360m)。

2万5千分の1地形図の歩道の印はこんなルート取りをしていないので、廃道になっているのだろう。

山頂までは、かすかな踏み跡だけとなり、もう20分ほどヤブ漕ぎをしなければならないみたい。

ヤブ漕ぎ、ヤブさかじゃないんだけど、小さい羽虫がたくさん顔の周りを飛び回って刺しまくる。

防虫ネットを持ってこなかったので、櫛ヶ峰に続き、ここでもピークは断念 (ToT マタカ

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岩の上まで出たので、見晴らしはすこぶるいい。

北八甲田・南八甲田のピークの多くは霧の中だったけれど、樹林帯の中に散らばる毛無岱などの湿原を眺めることができる。

八甲田の山名の由来は、八の(たくさんの)甲(たて)状の峰と山上に多くの田代(湿原)があるからとの説がある。

それを実感できる展望。

さて、朝飯時間だし、虫刺されの薬も塗りたいのでそろそろ帰りますか。

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<登山記録> (―:車、…:徒歩)  (↓地図クリックで拡大)

2020年8月8日(土) 曇 単独行

酸ヶ湯―石倉山登山口(駐車)…山上の祠…岩の上…登山口―酸ヶ湯

<メモ>

・八甲田連峰で、数少ない岩峰。

・山上の赤い祠までは、参道を兼ねた登山道がある。祠からは南八甲田方向の展望が良好。

・ただし、このルートでさらに山上に向かうには滑落注意の岩登りと、ヤブ漕ぎがある。一般向けではない。

 あとで調べたところ、このヤブ漕ぎ、岩登りを避け、残雪期に登られることが多いらしい。

・山と渓谷社『文県登山ガイド 青森県の山』では、祠までを登山対象として紹介している。

 

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WALK あばうと青森◆銃酥甲田連峰へ

7日、いよいよ今回本命の、南八甲田連峰最高峰櫛ヶ峯(1,517m)をめざす。

天気予報は、朝方雨・午後から曇のち晴となっているけれど、さてどんなものだろう。

 

酸ヶ湯と蔦温泉の中間にある登山口猿倉温泉に、連れ合いに5時に送ってもらう。

熊鈴と、ホイッスル、熊よけスプレーで身を固め、それでは行ってきます。

16時までには戻るつもり。

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櫛ヶ峯をめざすには、仝が救農土木事業として1934年から3年がかりで建設した廃道となった自動車道を使う旧道と、猿倉岳、4櫛が峰の稜線をたどる新道がある。

現在は、新道の方がヤブに覆われ無雪期にはほとんど歩かれておらず、主に旧道が使われているらしい(注※)

※湿原地帯を通る旧道は、1980年頃からの登山ブームによる登山者の増と、雨による洗掘が進んで極めて歩行困難となり、湿原も荒らされた。そのため、山頂直下の登山道が尾根筋に新たに作られ、旧道は閉鎖され、植生復元が行われた。現在では、再び旧道が使われ、新道はヤブに覆われてほとんど使われていない。

ただし、湿地帯を行く道だけに相当な悪路で、さらに櫛ヶ峯への最後の登りは結構なヤブ漕ぎになるとか。

 

今回は旧道ルートを選択。ブナ林の中の道はそれなりに踏まれている。

30分も歩かないうちに雨となり、合羽を着る。

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本降りになり、地図や、スマホのGPS(ジオグラフィカを使用)を見ることが難しいので、最近は予備用に使っているガーミンのGPSを確認しながら進む。

このGPSは画面が小さいので、全体像がつかめないのが難点(と、後にして思う)。

矢櫃萢(やひつやち)という湿原をいつしか過ぎ、矢櫃橋を渡る。しっかりした橋があるのはありがたい。

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雨は降りしきり、登山道はどろどろになって、ピッチが上がらない。

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渡渉して、乗鞍岳(1,450m)への分岐のある小湿原を通過。

湿原に踏み入らないようロープが張られている。

十和田八幡平国立公園の特別保護地区として、湿原などの保護のために一定の管理はされているよう。

ただし、積極的に登山者を受け入れようとはしていないみたいで、古い標識もすべて朽ちるに任せられていた。

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地獄峠と言われる鞍部に出る。

画像だと道に水たまりがある程度に見えるけど、実際は深くえぐれ登山靴より上まで来るほどの水深があり、まさに地獄のよう。

途方に暮れながら、チングルマなどをなるべく踏まないよう、のろのろ進む。

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もう一度渡渉したところで分岐に出る。ひどいヤブ道がピークに続いている。

ガーミンのGPSで櫛ヶ峯山頂への分岐のように読めたので、少し入ってみると赤いテープがあったので、入っていく。

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道は洗堀された溝のようで、チシマザサにびっしり覆われている。
こんな時の秘密兵器、ヘルメットを持ってこれば良かったなあと思っていたら、なんとヘルメットが落ちていた。

これはラッキーと借用して、しつこく絡み合ったヤブを漕ぎまくる。

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ようやく、ピークが見える場所に立つ。やれやれ。

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振り返ると、アオモリトドマツの深い樹林が霧の中に続く。

地味ではありますが、観光地化した北八甲田にはない、八甲田の原初の姿が残されている。

ここで、ヘルメットをヤブの取り付き点の目印で置いていったら、再び深いヤブが待っていた。

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ヤブに覆われた山頂は、三等三角点の標石と、読み取れないような看板が転がっている。

北方向が少々伐採され、晴れれば北八甲田方面が眺められそう。

青森の県民食「イギリストースト」を食べて一服。

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ヤブの流れに従う下りは、登りの半分の時間で済む。

雨も止んでやれやれと、分岐の標識を改めてよく見ると、「櫛」じゃなくて「駒」ヶ峯。

改めて地図を開いてみると、櫛ヶ峯の一つ手前のピークで、標高も百mほど低い。何やってんだ (ToT バカバカ

あまりこのようなミスを犯したことはないぼっちでありますが、やはりきちんと地図は確かめねばと大反省。

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時間の許す限りと、本来のルートを、御鼻部山に向かう旧自動車道と、櫛ヶ峯への登山道の分岐までたどる。

コースタイムでここからまだ1時間30分かかるらしいから、仮に道を間違えなくても、16時までに戻るのは無理だったはず。

櫛ヶ峯の姿は、ここまで来ても全く見えない。天気のいいときに、また改めて来るしかないなと断念。

「また」って、青森遠いんですがね。。

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帰路、往路は見逃した矢櫃萢に立ち寄り。霧の向こうが駒ヶ峯。。

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アオモリトドマツが、ブナ巨木の森に変わると、登山口も近い。

南八甲田の自然の豊かさだけは、しっかり体感できた、誰とも出会わない10時間あまりの山行でありました。

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<登山記録> (―:車、…:徒歩)  (↓地図クリックで拡大)

2020年8月7日(金) 雨のち曇

蔦温泉4:40―猿倉温泉登山口5:25…矢櫃7:20…地獄峠8:55…分岐9:15…駒ヶ峯山頂10:40〜10:55…分岐11:35…湿原12:15…分岐13:00…矢櫃橋14:40…登山口16:00―酸ヶ湯16:30(泊)

<メモ>

・北八甲田と違い、南八甲田は登山道の整備もあまりされておらず、登山者も少ない。逆にその原始性が魅力。

・地図・磁石・GPSなどをしっかり持参し、熊や虫よけ対策もしていくこと。

・湿原を抜けるだけに足元はかなり悪い。好天が何日か続いた後がいいでしょう。

・ヤブ漕ぎもあり、しっかりルートファインディングしていくことが前提。(ぼっちはまだ未熟。。)

 

| ぼっち | 東北の山 | 20:40 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
WALK あばうと青森 祝免甲田連峰へ

青森県を代表する山、八甲田山。

ただし「八甲田山」という名前のピークはなく、複数の火山で構成される広大な連峰の総称がそう呼ばれる。

青森市と十和田湖を結ぶ国道103号線を境として、北は「北八甲田連峰」、南は「南八甲田連峰」と区分されている。

最高峰の大岳(1,585m)のある北八甲田連峰は、登山道が整備され、広く登山者・観光客を集めている。

それに対し、櫛ヶ峰(1,516m)を主峰とする南八甲田連峰は、登山者は少なく長丁場で一部ヤブ漕ぎも必要。

山馬鹿ぼっち的には、むしろこの南八甲田に魅力を感じてしまう。

今回は初日の6日、酸ヶ湯を起点に北八甲田の大岳周回をして足慣らしし、7日に南八甲田に行く計画としてみた。

 

空港から国道103号線を進むと、八甲田山の山々が見えてくる。

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湯治場として知られる酸ヶ湯から左回りで周回することとする。熊鈴を付けて出発!

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400mほど進んで、火山の亜硫酸ガスのせいか、木が一斉に立ち枯れている場所に出る。

八甲田では過去に火山ガスによる死亡事故が起こっているので、そそくさと通過。

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ブナ林を抜けると、アオモリトドマツ(オオシラビソ)の樹林帯になる。

飛騨山脈だと標高2,000m前後にならないと見かけないけど、北限の八甲田では1,000mを超えたあたりから純林となる。

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谷状のガレ場を越えると、仙人岱に出る。

仙人岱ヒュッテの分岐、小岳、高田大岳(1,559m)への分岐を通過。

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大岳と小岳の間の谷は、高山植物の草原になり、ヨツバシオガマやウサギギクが見ごろ。

チングルマも多いけれど、もう綿毛になっている。

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山頂直下の登山道は、塹壕のよう。

きっと、普段の夏なら、大勢の登山客が集中するんでしょう。

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小岳の稜線の向こうに、高田大岳の円錐形の山容が眺められる。

小岳・高田大岳から谷内温泉、井戸岳・赤倉岳経由でロープウェイ乗場のある田茂萢へなど、気軽にいろんなルートが楽しめそう。

ただし登山口に立つまでが遠いけれど。。

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登山口から1時間30分あまりで大岳山頂に到着。

一等三角点(基準点名「八甲田山」)と、円形の方位盤がある。

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北の方に、大岳避難小屋と、その向こうに井戸岳(1,537m)、赤倉岳(1,521m)がそびえる。

今回は小屋から西の毛無岱へと向かう。

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アオモリトドマツに包まれた大岳。冬は樹氷が発達するんでしょう。

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さらに下ると、広大な湿原、毛無岱に出る。

イワイチョウやチングルマの花は終わり、今は黄色いキンコウカの穂花が全面を覆っている。

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木道の南には、明日向かう予定の南八甲田の主峰、櫛ヶ峰が薄ぼんやり眺められる。

その名は、櫛のようにおだやかな丸い姿にちなむとか。

明日の天気、大丈夫かな。。

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毛無岱は、上・中・下の三段に分かれ、中毛無岱から下毛無岱の間は、長い階段になっている。

階段の途中から池塘散らばる下毛無岱の全容が展望できる。

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湿原を過ぎ、アオモリトドマツからブナに植生が変わると、酸ヶ湯も近い。

広大な駐車場にほとんど車がないのが眺められる。

今回の集会ですれ違った人は10人ほど。

静かな山行はありがたいけれど、観光産業などに従事されている多くの方にとっては苦しい風景のはず。

なんとか、流行が鎮静化するよう祈りたい気分。

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<登山記録>  (―:レンタカー、=:飛行機、…:徒歩)

2020年8月6日(木) 曇 単独行   (↓地図クリックで拡大)

名古屋空港7:20=青森空港8:40―酸ヶ湯10:40…仙人岱11:45…大岳山頂12:25〜12:50…大岳避難小屋13:05…上毛無岱展望所13:35…下毛無岱13:55…酸ヶ湯14:55〜16:00―猿倉温泉(下見)―蔦温泉16:30

 

| ぼっち | 東北の山 | 20:48 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
WALKあばうと 青森―プロローグ

「WALKあばうと日本4000山」というタイトルなのに、岐阜県の山ばかりのブログになってはや半年あまり。

新型コロナウィルスの県をまたぐ移動自粛要請の解除された6月下旬、夏山の計画を検討。

3千m級の山は、今年は何かと行きづらい。ふと頭に浮かんだのは、「青森県の山なんかどうだろう?」。

 

そういえば、「名山」の少ない青森(※注)には、長い間行っていない。

※日本百名山の八甲田山と岩木山、日本二百名山の白神岳以外、知名度の高い山は霊場の恐山くらい。

 東北山岳写真家集団選定の「東北百名山」も10山で、東北6県で最も少ない(秋田県23山、岩手県21山、山形県24山、宮城県16山、福島県25山)。

調べてみると、登山者が少ないこともあってか、ヤブ漕ぎの山があるらしいのも、ぼっち的にはかえって魅力。

しかも、最近入れ込んでいる山の大先達・円空が津軽から蝦夷に足跡を残しているので、その探訪もしてみたい。

「ねぶた祭」が今年は中止となり、一般観光客も少なそう。

 

ということで、今年の夏のメイン山行は青森に決定。8月6日〜10日の4泊5日で航空券と宿の予約を早めに完了。

新型コロナウィルスが再度拡大したのも、「Go  Toトラベル」キャンペーンのことを知ったのも後になってからであります。

(↓地図クリックで拡大)

8月6日7:20、名古屋空港から青森空港にむけて出発。

日本の多くの地域が猛暑に見舞われる中、青森の天気予報は、曇と雨が多いみたい。

まあ、ここは、無理はしないで、あばうとにいきましょう (ロ。ロ)/オウ

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| ぼっち | 東北の山 | 16:42 | comments(0) | - | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
岩手県の山巡り(5)―六角牛山(ロッコウシサン:1,294m)

岩手県の山巡り、おしまいは、六角牛山。

六角牛山は、遠野盆地の東部に位置し、その美しい山容から遠野小富士、また六神石山などとも呼ばれている。
山名の由来は、アイヌ語の「山容の垂れ下がる」という意味、その昔6人の皇族が住んだという「六皇太人・ろっこうし」、山の女神「おろく」の名をとったなど諸説ある。
多くの伝説や物語を持ち、遠野物語にたびたび登場、そのうちもっとも有名なのは、「神の始(かみのはじめ)」という、次の話でしょう。 
遠野の町は南北の川の落合に在り。以前は七七十里とて、七つの渓谷各七十里の奥より売買の貨物を聚(あつ)め、其市の日は馬千匹、人千人の賑はしさなりき。四方の山々の中に最も秀でたるを早地峰と云ふ、北の方附馬牛の奥に在り。東の方には六角牛山立てり。石神と云ふ山は附馬牛と達曾部との間に在りて、その高さ前の二つよりも劣れり。大昔に女神あり、三人の娘を伴ひて此(この)高原に来り、今の来内村の伊豆権現の社ある処に宿りし夜、今夜よき夢を見たらん娘によき山を与ふべしと母の神の語りて寝たりしに、夜深く天より霊華降りて姉の姫の胸の上に止りしを、末の姫眼覚めて窃(ひそか)に之を取り、我胸の上に載せたりしかば、終に最も美しき早地峰の山を得、姉たちは六角牛と石神とを得たり。若き三人の女神各三の山に住し今も之を領したまふ故に、遠野の女どもは其妬(そのねたみ)を畏れて今も此山には遊ばずと云へり。

早池峰山、六角牛山、石上山は、「遠野三山」といわれ、遠野の人々の信仰の対象となってきた。

早池峰山の小田越登山口から車で六角牛山登山口に向かおうとすると、大きく山を巻くためずいぶん時間がかかる。

遠野の町の東に、六角牛山が見えてきた。
登山口に至る道は、県道35号線が工事中だったこともありけっこう探しにくい。

とりあえず、国道283号線から中沢川をさかのぼり、六神石神社をめざす。

神社手前に牛が飼われていて、雰囲気満点。

6匹じゃなくて5匹なのがちょっと残念。
六神石神社は、現在も篤い信仰を集めているのをしのばせる立派な社。

ただし、登山口らしきものは見当たらず、手前の家のお爺さんにうかがうと、中沢川を渡らず、川に沿って遡行し、立札で左手に折れるようにとのこと。

久し振りに本格的な東北弁を伺えて、難解ながらうれしかった。
林道入口には、獣除けの柵が張られ、これをいったん外して入るというのが、分からなかったんだよな。。
長い林道を進むと、突き当りに標識が。

これを左手に折れてとー
立派な登山口に到着。

なんと、八王子ナンバーの方が下山してきたところ。

県道35号線、工事中だけど通れましたとのこと。

こちらも、六神石神社方向の道路事情を説明。

貴重な情報交換ができた。
登山口には、案内板と標識と登山届のポストが設置されている。

わが岐阜県の(特に美濃地方の)登山口もこれくらい親切ならいいのにな。。
ミズナラなどの広葉樹に包まれた気持ちのいい登山道。

1合目から順に標識が出ている。

最初は、広くおだやかな尾根道だったのが、5合目を過ぎるあたりから、岩まじりの急登になる。。
8合目あたりから、ようやく緩斜面となり、丈の高いササ原の切り開き道を進む。

標高をかせいだ分、紅葉が深まっていく。
六角牛山山頂に到着。Yさんとがっちり握手。

登山ブランク長目のせいか、眼鏡をびっしょり曇らせておられた。

山馬鹿の遠距離・物好き登山にお付き合いいただきありがとうございマシタ。
山頂には、二等三角点のほかに、角の少し丸い三角点の石標が。

おお! これは飛騨山脈でも目にした山林局の三角点ではないか。

ちょうど、上條武氏の労作「孤高の道しるべ―穂高を初縦走した男と日本アルプス測量登山」を読んで、測量登山初期の山林局や御料局のご苦労に想いをはせていたところなので、感激ひとしお。
山頂直下の祠越しに遠野の町が眺められる。

その向こうに、今回最初に登った物見山の高原状の姿も。

早池峰山は同定できなかった。

さあ、名残惜しいけど、陽が傾きかけてきたので、下山を急きますか。
夕暮れの陽を透かす紅葉を見納めながら、無事日没手前に下山。

岩手県の山巡り、無事終了。

 

 

 

 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月8日(土) 快晴 Y、botti
グリーンピア三陸みやこ4:50―(国道45,106,340号線、県道25号線)―小田越(駐車)7:15…薬師岳山頂8:50~9:30…小田越10:35―(遠野市街・国道238号線・中沢川遡行)―六神石神社(昼食)12:45~13:15―六角牛山登山口13:30…六角牛山山頂15:25~15:50…登山口16:50―(遠野市でジンギスカン夕食後大沢温泉へ)

<メモ>

・地元で大事にされている山なので、中沢川沿いなど要所に標識が出ているが、林道への入り口になく、獣除けの柵がしてあるので、ここがわかりにくい。

・遠野三山の登山マップは、遠野市のHPが親切。

 

| ぼっち | 東北の山 | 06:46 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
いわて県の山巡り(4)―薬師岳(1,645m)

10月8日(日)、待ちわびたとびきりの秋晴れ。

こんな日に遠野地方の名山、薬師岳と六角牛山を巡ることができるのはありがたいことでありマス。

まずは、薬師岳。

同山は、北上山地の最高峰早池峰山(1,917m)の南にあって、標高1,645mは、同山地2番目の高さ。

山上部はハイマツ帯となり、「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として特別天然記念物に指定。

薬師岳と早池峰山は、西へ流れる北上川の支流岳川、東へ流れる閉伊川の支流薬師川によって隔てられている。

2つの川に沿う県道25号線の分水峠小田越に、両山への登山口が開かれている。

紅葉の3連休、岐阜ナンバーでやって来て、登山客で賑わう日本百名山早池峰山の登山口に背を向け、往復2時間30分の薬師岳だけに登るって、変わり者と言われても仕方ないな。。(案内図クリックで拡大→)
登山道は、早池峰山同様よく整備されている。
快晴に紅葉、特にナナカマドやカエデの赤の鮮明さは、みちのくの山ならでは。
早池峰山が蛇紋岩でできているのに対し、薬師岳は花崗岩。

登山道は途中花崗岩の大岩をよじ登る場所もあり、はしごも登場。
標高をかせぐと、コメツガやオオシラビソ(アオモリトドマツ)の針葉樹林となり、林床には(花時じゃないけれど)オサバグサの群落がみられる。

樹林の合間に、早池峰山の雄大な姿。

「早池峰山に登ると、早池峰山見えませんものね」と強引にYさんを納得させようとする山馬鹿ぼっち。
標高1,500mあたりで樹林帯からハイマツ帯となり、早池峰山を背中にぐいぐい登る。

主稜線に出ると、ピークまであとわずか。
薬師岳山頂に到着。

早池峰山〜鶏頭山の稜線の向こうに岩手山が顔を出す。

あの稜線もずっと昔たどったなあ。。
向かいの早池峰山が、その姿を隠すところなく見せてくれる。

「早池峰山の頂上だったら、見えるの薬師岳デスから。」(←クドい)
西の方にやや離れて三角錐のとりわけ目立つ独立峰が。

どうやら、鳥海山だと同定。

太平洋方向から、日本海方向まで見えていることになる。
ブナなどの黄葉の波の向こうに、遠野物語ゆかりの遠野市附馬牛町が見える。

遠野から薬師岳への長いルートもいつかたどってみたいもの。
山頂の大岩に、ここにも石の獅子頭が祀られていた。

このあたりには、獅子頭そのものに特別な信仰があったのだろうか(※)
山上から見下ろす、早池峰山裾野の紅葉。

南斜面となる早池峰山登山道沿いの紅葉は、悔しいけど、やはり抜群の鮮やかさ。
 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月8日(土) 快晴  Y、botti
グリーンピア三陸みやこ4:50―(国道45,106,340号線、県道25号線)―小田越(駐車)7:15…薬師岳山頂8:50~9:30…小田越10:35―(六角牛山へ)

<メモ>

・2万5千分の1地形図には、小田越山荘経由のルートが載っているが、現在はあまり歩かれていないようで、薬師岳山頂には、下山には使わないでくださいとの標識があった。

・※獅子頭について後日調べたら、次のような信仰上のいわれがあるそう。

東北地方に熊野信仰を広めた熊野山伏は、獅子頭に熊野の神を勧請し、それを「権現」と呼び、その権現様を奉じて、村々を訪ねて悪魔払いをして回った。

東北地方では、獅子舞のことを権現舞(ごんげんまい)といい、熊野修験が衰えてからは、伊勢や熱田神宮などの宗教者たちが、熊野山伏がしたように、それぞれの神を獅子頭に勧請して、やはり悪魔払いをして村々を回った。(別冊太陽No.115 『お神楽』)

 

| ぼっち | 東北の山 | 07:01 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
岩手県の山巡り(3)−鯨山(610m)

翌10月7日は、あいにくの雨。

午前中はOFF TIMEにして大船渡市で過ごし、小降りになった午後、山田町・大槌町にまたがる鯨山に。

 

「鯨」と付く地名は、全国に分布し、海沿いに多いのは当然として、あんがい内陸部の地名にも付けられている。

日本人と鯨との関わりは、昔から密接だったんでしょう。

そのうち、鯨と付く山は、この610m峰と、その南の「子鯨山」、山口県の「鯨ヶ岳」しか見当たらなかった。

「鯨山」―なんかわくわくする響きだな。。

 

「いわての山々」というHPを引用させていただくと、鯨山は次のような山らしい。

 [位置] 山田町船越湾と大槌町吉里吉里湾からよく見える山で、その特徴的な山容から、古くから、三陸沖を行き交う船が「羅針盤」(がわり)として位置を確かめるために使用していた。当山の南には小鯨山があり、対をなしている。

 [山容] 三陸のリアス式海岸からいっきに盛り上がる。大槌町波板地区と山田町の境をなす。見る方向によってクジラを想像させる山体からなる。

 [山名由来] 当山と小鯨山は「昔、大津波の時に雌鯨と雄鯨が潮のまにまに寄せてきて、二つの山にとどまった」という伝説があり、この名がついたという。

 [伝説] この地で流行病が発生した時に、浜に打ち上げられた鯨を食べたら元気になった。飢饉の時、浜は鯨の大漁で、肉をもらう人々は鯨に似たこの山を目当てに集まった、などがある。

雨天で鯨のようだという山容が確かめられないのが残念だけど、それでは、登るとしましょう。

 

鯨山の登山ルートは、大槌町浪板からと、山田町の岩手県立陸中海岸青少年の家からのものがある。

今回は、青少年の家からのルートを選択、雨合羽を着込んで登山開始。
キャンプファイヤー広場の外れから尾根に取り付く登山道は、青少年くんたちの野外活動にも利用されている。
ミズナラなどの広葉樹にアカマツが混じる尾根道。

ドングリが一杯落ちているし、雨の中だから、熊くんの野外活動も盛んそう。

熊鈴を鳴らし、ホイッスルを吹きながら進む。

標高をかせぐほど、アカマツが目立つようになり、主稜線に出る。
要所要所に手作り感いっぱいの案内板がある。

特に低山では、みんなに大事にされている山ほど登っていて気持ちがいい。
小さなアップダウンを繰り返す稜線は、山頂が近づくと岩交じりの急斜面になる。

雨なので、スリップしないよう注意深く進む。

こういうシチュエーションだと、相棒がいるのはありがたいな。。
最後のひと登りで、鯨山山頂の広場に出る。

立派な祠があって、狛犬のほかに石造の獅子頭があるのが特徴的。
二等三角点と避難小屋のある山頂からの展望はまったくゼロ。


案内板によると海側は、船越湾や吉里吉里湾、山側は早池峰山などの大展望があるよう。

今回も、必殺心眼でいくかな。。
<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月7日(土) 雨  Y,botti
碁石海岸宿―(碁石海岸・大船渡市立博物館)ー(大船渡市街・昼食)―岩手県立陸中海岸青少年の家(駐車)13:20…390mピーク…鯨山山頂15:15~15:30…390mピーク16:15…青少年の家16:45―宮古市(夕食)―グリーンピア三陸みやこ19:30(泊)

 

| ぼっち | 東北の山 | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
岩手県の山巡り(2)−氷上山(874m)

岩手県の山めぐり、2番目は陸前高田市と大船渡市の境にある氷上山(ひかみさん:874m)。

その名の由来は、むかし山火事があった際、この山の山頂部だけが焼けずに残ったことから、火防の神が宿る山として、「火神山」と名付けられ、それが転訛して「氷上山」となったと伝えられる。

山上には、西ノ御殿、中ノ御殿、東ノ御殿とも呼ばれる理訓許多(りくこたの)神社、登奈孝志(となかし)神社、衣太手(えたて)神社があり、山麓には、氷上山神社がある。

雨乞いに、海上安全に、大漁祈願にと、陸海オールラウンドの願いを集めている、この地方きっての信仰の山でありマス。

物見山から陸前高田に向けて国道340号線を進み、登山口のひとつ「霊泉玉の湯入口」の看板を目印に東に折れる。

山道を登っていくと、「検問所跡」の立札が。

読んでみると、ここは奈良時代から江戸時代まで栄えた玉山金山の入口にあたるんだそう。
氷上山山麓にある玉山金山は、東大寺大仏造営にあたり日本で初めて発見されたと伝えられる金山のひとつで、大仏に鍍金(メッキ)され、中尊寺金色堂に代表される奥州藤原氏の黄金文化を支え、江戸半ばに衰退するまで伊達政宗以降三代の栄華を支えたのだという。

道沿いに精錬所跡、御法度の博打を隠れてやった博打岩、坑跡、屋敷跡などが並んでいる。

また、金以外に水晶も産出したため、氷上山は「玉山」とも呼ばれたのだとか。
氷上山には、玉山鉱山跡にある玉の湯から登る「玉山コース」、最短の「中央コース」、山麓の普門寺からはじまる「すずらんコース」がある。

今回は、中腹の赤い鳥居から登る中央コースを選択。
山麓から登る中央コースは、赤い鳥居の場所が5合目にあたる。

6合目には、立派な老杉が2本並んでいた。

スギは参道などに植えられる場合が多いから、氷上山も相当古い時代から信仰の山だったはず。
登山道は、ミズナラなどの広葉樹と、ここもアカマツがみられる。

物見山に比べると、より自然な感じで、気持ちよく登っていける。

途中、陸前高田市の市街地が見える場所がある。

街からも良く眺められる山なんでしょう。
信仰の場だったらしい古い石組を過ぎると、祈祷ヶ原というススキの刈られた踊り場のような場所に出る。

ここに、登奈孝志荘という登奈孝志神社にちなむ名の避難小屋もある。
祈祷ヶ原からふたたび樹林帯となり、しばらくで展望の開けた場所にある「まわり石」という大岩に出会う。

海や半島はおだやかな姿だけど、奇跡の一本松で知られる陸前高田市の市街地は、からっぽの赤茶けた空き地として見下ろせる。

氷上山は、東日本大震災をはじめさまざまな苦楽をみてきたんだろう。
山頂が近づくと、笹原と疎林に。

このあたり、2013年に登った近くの五葉山のたたずまいにも似ている。

ただ残念! あいにく霧が急にたちこめはじめた。
期待していた氷上山の山頂は、展望なし。

まわり石から存分に展望したから、良しとしなくては。。
山頂直下に、東の御殿と呼ばれる衣太手神社の祠が。

帰路もまわり石から展望できたので、三陸の海と陸をしみじみと眺めたのでありマシタ。
 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2017年10月6日(金) 晴 Y,botti
―水沢I.C.ー遊林ランド種山(駐車)10:40…物見山11:30~11:40…遊林ランド種山12:45―氷上山中央コース登山口(駐車)14:15…祈祷ヶ原15:15…まわり石…氷上山山頂15:35~15:45…祈祷ヶ原…中央コース登山口16:30―(陸前高田市から大船渡市経由)―碁石浜ごいし荘別邸海さんぽ17:45(泊)

 

| ぼっち | 東北の山 | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
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