WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
穂高 岳沢合宿(2)―天狗沢からジャンダルム・奥穂高岳周回

8月3日、合宿2日目。

ぼっちたちA組は、岳沢から天狗沢を詰め、ジャンダルム経由で奥穂高岳へ登頂、吊尾根から前穂高岳により岳沢に戻る計画。

お試しの新人N君も含め、無事1日で周回できるか、いざ挑戦 (ロ。ロ)/オウ

 

まずは、岳沢から天狗の頭(2,909m)とジャンダルム(3,168m)の間の天狗のコル(=鞍部)をめざし天狗沢を詰める。

このコースは、奥穂高岳から西穂高岳の縦走路のエスケープルートで、国土地理院の2万5千分の1地形図には記載されておらず、昭文社の山と高原地図では、一般登山道ではなく破線になっている。

下部は比較的緩やかで、岩もしっかり固定されていて案外歩きやすい。

登山道沿いには、ハクサンフウロ、テガタチドリ、ミヤマカラマツ、イワオウギ、エゾシオガマ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、クルマユリ、コバイケイソウなどが見られた。

しかし、天狗のコルが近づくと、ぐっと傾斜がきつくなり、足元も浮き石だらけになる。

落石注意であります。

20190803岳沢7.jpg

天狗のコルに到着。

歴史を感じさせる岩室は、中に大岩が入ってしまい使用不能。

20190803岳沢8.jpg

天狗のコルに立つと、西側の展望が一気に開ける。

特に蒲田川をはさんで向かい合う、カール(圏谷)を抱き込む笠ヶ岳と抜戸岳の姿は、なじみやすくて、懐かしい。

それに対して、岩峰が不規則に重畳する穂高岳の―特に飛騨側は、山に神仏を見る江戸時代の人の目だと、すっと高みを目指す山に比べると、それほどありがたそうじゃなかったのかもな、とおもう。

20190803岳沢9.jpg

天狗のコルから飛騨山脈の主稜線に入る。

鎖などが取り付けられているものの、ホールドがしっかりしているわけでもないので、慎重に進む。

20190803岳沢10.jpg

ジャンダルムは、そそり立つ奥穂高岳側から裏側に回ると、案外登りやすそう。

20190803岳沢11.jpg

ジャンダルム山頂に立ち、奥穂高岳を眺める。

涸沢から見上げる圏谷を抱いた姿とも、笠ヶ岳川から見る岩の殿堂といった姿とも違う、ひたすら岩の塊としてそこにある。

これから難所「馬ノ背」を越え、あの頂きに立たねばならない。

20190803岳沢3.jpg

振り返って見上げるジャンダルムは、全く別の姿。

20190803岳沢12.jpg

岳沢から約6時間で奥穂高岳山頂に到着。N君、念願の山頂に立てて良かったね。

 

奥穂高岳から前穂高岳への吊尾根を下っていく途中で、南稜ルートを登り切ったB組のメンバーと出会う。

岩登りとハイマツ漕ぎで、大変だったとのこと。

ちなみに奥穂高岳南稜は、1912年8月にウォルター・ウエストンが上条嘉門次の案内のもとに「日帰り」で初登した、歴史あるルート。

その時ウェストンは51歳、嘉門次は65歳。嘉門次は、同月に鵜殿正雄の奥穂高岳〜西穂高岳初縦走の案内もしているというからおそるべし。

 

吊尾根の先にそびえる前穂高岳。それに続く鋸の歯のような明神岳。

計画では、紀美子平から前穂高岳を往復する予定だったけど、もう時間も体力も使い切ってジャンダルムを断念したB組と一緒に直接岳沢に下山することに。

20190803岳沢14.jpg

紀美子平から岳沢への下山路、重太郎新道は、一般登山道としては、最も急勾配なもののひとつではないだろうか。

20190803岳沢15.jpg

西穂高岳方向の稜線を眺めながら、岳沢に下る。

前穂に立ち寄れなくてちょっと残念だけど、長い充実の一日でありました。

20190803岳沢16.jpg

<登山記録>  (−:車、…:徒歩) (↓地図クリックで拡大)

2019年8月3日(土) 晴時々曇 

岳沢テント場5:00…天狗のコル7:50〜8:00…ジャンダルム10:00〜10:20…(馬の背)…奥穂高岳山頂12:00〜12:30…(吊尾根)紀美子平14:10…(重太郎新道)…岳沢テント場16:45(泊)

 

4日(日) 晴

岳沢テント場8:20…風穴9:50〜10:00…上高地11:00(ビジターセンター見学など)…上高地バスターミナル12:30ーアカンダナ駐車場13:20―(帰路)

 

| ぼっち | 日本百名山 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
穂高 岳沢合宿(1)―初日は偵察

8月2日〜4日は、ぼっち地元の山の会の、岳沢をベースにしたテント2泊の合宿。

メインの3日に、A・B2組に分かれ、次のルートで穂高岳を周回する計画。

・A組は、Nuリーダのもと、入会浅いメンバーが中心で、岳沢〜天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢を周回

・B組は、ベテラン組で、岳沢から奥穂高岳南鐐をクライミングして奥穂高岳登頂〜ジャンダルム〜天狗のコル〜岳沢に下山

どちらも、なかなかハードな内容。

ぼっちは、お試し登山として若いN君(28歳)を勧誘したので、A組に参加。

 

まずは、平湯のアカンダナ駐車場から、バスで上高地へ。

観光客に混じりながら、河童橋の上で記念撮影。

背後に見える穂高連峰に囲まれた雄大な渓谷が岳沢であります。

20190802岳沢1.jpg

梓川右岸の治山運搬路から穂高・岳沢登山路に入る。

標高差が大きく難易度が高いコースなので、一般的な涸沢経由の登山路に比べると、ずいぶんと静か。

ツガやシラビソの「岳沢原生林」を抜けていく。

原生林といっても、それほど巨木が目立つわけでもないのは、急峻な地形で土壌の発達が良くないためだろうか。。

20190802岳沢2.jpg

岳沢小屋まで、10・9・8…と、カウントダウンする標識があり、7番目に風穴がある。

地中の凍土を通って吹き出る風が、飛び切り涼しく、下界の皆さまには、申し訳ないくらい。

食料やテントで重いザックで標高を上げていくと、小屋見峠という場所で、岳沢小屋の赤い屋根が見えてくる。

平成18年豪雪(2005〜2006年)の時の雪崩で全壊する以前に来て以来なので、ずいぶん久しぶり。

テント場は、小屋の先、涸れた沢を渡った対岸にある。

20190802岳沢3.jpg

テント設営後、A組6名は事前訓練、B組3名は南稜の事前偵察のため、岳沢上部に向かう。

あいにく、にわか雨が降りだして、事前訓練はあまりできなくて残念。

20190802岳沢5.jpg

南稜偵察のB組は、取付き箇所などを確認。

若かりし頃、穂高の岩場をぐいぐい登っていたNさんが引率者だけど、こんな岩稜を登るなんてすごいなあ。。

20190802岳沢4.jpg

ちょっと不完全燃焼で、テント場に戻る。

食事係のぼっちは、豚キムチ鍋を用意。雨に降られながらも、みなさんにおいしいと言ってもらえて、ひと安心。

20190802岳沢6.jpg

<登山記録> (―:交通機関、…:徒歩)

2019年8月3日(金) 曇一時雨 メンバー:L Nu、SL N、G、O、O、F、Y、N

アカンダナ駐車場9:20―(バス)―上高地10:10…穂高・岳沢登山路入口10:35…風穴11:20〜11:30…岳沢テント場13:40(泊)

 

| ぼっち | 日本百名山 | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
【ぼっち家・新家訓】 「山の日」は山に行くべし

山馬鹿ぼっちとしては、どうして「海の日」しかないのか、しかも梅雨明け直前の設定なのか、ずっとモヤモヤしておりマシタ。

しかし! 今年から8月11日に「山の日」が設定された \(ロ。ロ)/ヤリマシタ

厳しい(←勝手な)父ぼっちは、新家訓「山の日は山に行くべし」を家族に言い渡し。

一番楽に登れそうな3000m峰、乗鞍岳に全員で行くよう企画。(←ついてくる家族が大人)

 

乗鞍岳は、岐阜・長野県境の標高3,025.6m、富士山、御岳山に次ぐ高さの火山。

「乗鞍岳」とは、最高峰剣ケ峰はじめ南北23の峰の並ぶ複合火山の総称で、飛騨側から見た姿が馬の鞍のように見えることから名付けられたもの。

標高2702mの畳平という火口原まで「乗鞍スカイライン」が通じているので「日本で一番登りやすい3000m超級の山」でありマス。

 

ぼっち家5名は、早朝3時に家を出発、5時45分朴の木平発の臨時バスで畳平をめざす。

車窓から、岐阜県の誇る名峰笠ヶ岳が見えて、ぼっちは興奮(家族は爆睡)。
ほら、みんな、起きるんだ、子熊君が道路を横切って、必死に石垣をよじ登ってるよ。

かわいいなあ。。


45分で乗鞍スカイラインと長野県側の乗鞍エコーラインの終着点畳平に到着。

2003年マイカー規制がされてからは、自転車の乗り入れが自由となり、乗鞍はマウンテンサイクリングの聖地ともなっている。

おかげで、畳平のターミナルは、個人登山者・ツアー登山者・観光客・自転車乗りが同居する世界に。
ぼっち家全員登山姿で記念撮影。

ただし、長女と旦那クンは、山上逍遥でとどめておくそうな。

「山の日」は、山に親しめばいいんだから、結構、結構。
標高2800mの肩の小屋までは、未舗装ながら車も走れる道なので、高山植物と展望に専念できる。

ハイマツの位ヶ原越しに、八ヶ岳、赤石山脈などが重畳。

先週登った荒川岳・悪沢岳にも再会できた。
肩の小屋から、最高峰剣が峰までは、登山道らしくなる。

といっても、コースタイム50分。

さすが山の日、老若男女の列が山頂に向かっている。

 

 

 

 

 

 

 

登ってきた道を振り返ると、摩利支天岳(2876m)山頂にある乗鞍コロナ観測所が見える。

「ムーミン谷の彗星」に出てくる、山上の天文台みたいだね。。

そして、槍ケ岳、穂高岳、焼岳、蒲田川を挟んで笠ケ岳、黒部五郎岳など日本山岳のオールスターが勢ぞろい。

上高地には、「第1回山の日記念全国大会」で、浩宮さまご一家がお越しでありマス。


鳥居と祠がある最高峰剣ヶ峰山頂は、さすがに風が強い。

乗鞍岳を構成する峰々と、飛騨山脈や赤石山脈の峰々、南には御嶽。

実は近日、千町ケ原経由のクラシックルートでの乗鞍登山を計画しているぼっちは、その偵察にも余念なし。
肩の小屋まで下り、5人集合して楽しき昼食。

ガスコンロ、鍋、食材に水、背負い上げるのはもちろん家長の役目。

「今まで地味な山ばかりだから気が付かなかったけど、みんなかっこいい服着てる。私もユ**ロじゃなくてあんなのがほしい」

「じゃあ、今度の誕生日のプレゼントで」

連れ合いが着々と山にはまっていくのを、内心ほくそえんでいる、策士ぼっち。
畳平まで戻ると、まだ少し時間があったので往復20分で登れるターミナル前の「魔王岳」にも立ち寄り。

乗鞍岳を構成する峰々には、主峰剣ヶ峰のほか、摩利支天岳、恵比寿岳、大黒岳など、ありがたそうな名前が多いけど、どうしてこの峰には恐ろしげな山名を付けたのだろう (?_?)>
ともあれ、このバスターミナルから最もお手軽に登れるピークが、実はコマクサの宝庫だったりする。
魔王岳から見る、飛騨山脈の山々。

剣ヶ峰より北寄りなので、かえって迫って見える。

一番手前の低そうに見えるピークが、十石山(2525m)。

最近、白骨温泉側から登山道が開かれたので、「『岐阜県百名山』勝手に選定委員会」として、ここにも登山計画あり。

いやあ、忙しい、忙しい。

「山の日」の滑り出しが、全国的に晴れで、よかったよかった。

子供は夏休み中だし、8月11日とした理由も他の国民の祝日に比べて適当みたいだけど、

みんながもっと山に親しんで、健康と自然と家族や仲間との時間を大事にする気風が高まればいいね。

<登山記録> (…:徒歩、―:バス) 登山者:ぼっち一家

2016年8月11日(木・山の日)

朴ノ木平バスターミナル5:45―畳平バスターミナル6:30~7:15…肩の小屋8:00…乗鞍剣ヶ峰山頂8:50~9:05…肩の小屋9:20~10:10…畳平10:55…魔王岳11:20…畳平11:50ー朴ノ木平12:35

<余談>

・3000mの名峰にどうしてこうも大胆に道路を通してしまったのか、調べてみたところ、1942年(昭和17年)当時の陸軍が、畳平に航空研究所を建設するために運用道路を開設したのが、その発端だったのだとか。

 ニセコアンヌプリにも、航空機の着氷研究のための「ニセコ観測所」の跡があったけど、山上には思わぬ歴史が残されているもんだなあ。。

・珍名の山ハンターぼっちとしては、「魔王岳」の名前の由来も気になるところ。

 1683年(天和3年)あの円空が、岐阜県側から乗鞍岳に初登頂し、魔王岳と摩利支天岳を開山したとされ、山頂の火口湖大丹生池ぶ魔神が棲むと恐れられていた伝説を払拭する為に、千体仏を彫り池に沈め祈祷し。その迷信を封じたとの伝承があるそう。

 この年は、円空が笠ケ岳を開山したと伝えられる年でもありマス。

| ぼっち | 日本百名山 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
朝日連峰大縦走(3)―大朝日を越えて
 8月2日(土) 4時45分、管理人さんに見送られて狐穴小屋を後に。
北寒江山(1,688m)、寒江山(△1,694.9m)とアップダウンを繰り返す縦走路は霧の中。

竜門小屋でひと休み。
一服しながら白髭の管理人さんと情報交換。
「昨晩狐穴小屋の泊りは6人でした。」
「大朝日の金玉水の水場は、雪が解けてようやく使えるようになったから。」
20140802朝日連峰縦走路竜門山(1,688m)を越え、西朝日岳へのハイマツの斜面を詰める頃、ようやく霧がほどけはじめる。
20140802縦走路を振り返る中岳(1,812m)を越える頃、霧が晴れあがり、振り返ると、残雪の長い縦走路が。
健脚のKSさんは、すこぶる快調。

20140802朝日岳直下からシンプルなピラミッド型に見える大朝日岳山頂が迫ってくる。
肩には大朝日小屋が。
さあ、あと少し。
20140802大朝日岳山頂10時30分大朝日岳山頂(△1,870.8m)に到着。
KSさんとがっちり握手。

KSさんにとっては、たぶん50何番目かの日本百名山。
そんな頃は、いちばん素直に山頂に立てたことがうれしかったっけねえ。。
今日の行程は、まだまだ長い。
山頂から、祝瓶山までの長い長いルートを確認。
平岩山(△1,609m)まで急降下し、北大玉山(1,469m)、大玉山(△1,428.2m)とアップダウンを繰り返した先の最低鞍部(約1,000m)に水場があり、そのあたりにテントを張る予定。
あと4時間…。
20140802祝瓶山への縦走路
晴れあがり、標高も下がり、荷物重く、風もなく、ぼっち不覚にも熱射病直前で大幅ペースダウン。
快調なKSさんには、すまんことで。
20140802祝瓶山最低鞍部が近づくと、祝瓶山が威圧するようにそびえる。
明日は大丈夫かしらん。。
20140802テント15時45分、「下り2分」の水場への分岐点にへたりこむように到着。
2分どころか、悪路15分でようやく水を確保。

長い一日だったなあ。
<登山記録> (凡例 ―:交通機関、…:徒歩)
2014年8月2日(金) 曇のち晴 
狐穴小屋4:40 …寒江山5:35 …竜門小屋6:40 …竜門山 …西朝日岳8:15 …大朝日岳10:30〜11:00 …平岩山12:05 …北大玉山分岐…水場入口15:45(テント泊)
<メモ>
・朝日連峰は、標高が千m台と低いので、思ったより気温が上がる。今回も32℃くらいあった。
 水の確保、熱さ対策をしっかりと。
・竜門小屋は、狐穴小屋とほぼ同じ仕様で、夏は管理人が入り、水場が目の前。
・朝日小屋も、建て替えられている。ただし水場は、西朝日岳寄りの金玉水か、小朝日岳寄りの銀玉水で確保要。ただし、雪解けまで使えない場合があるようなので注意。
・大朝日から祝瓶山へのルートは、おおむね整備されているが、水場への道が悪路。
 最低鞍部の水場は地図に2分とあるが、藪こぎながら往復30分は覚悟を。
 ルート沿いにあまりいいテント場はない。
| ぼっち | 日本百名山 | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
6月 九重連山へ(1)―久住山〜稲星山〜中岳

九州の山には、今まで何度通ったことか。
でも、訪れるのは、他の地域の山が雪に閉ざされる1月から4月下旬に偏っていて、
ずっと、ミヤマキリシマが山を赤く染める6月に訪れるのが夢だった。

今回願いかなって、Sさん、Mさん、Tさんと、九重連山を巡る機会が巡ってきた。
(火山群を「九重連山」、その主峰を「久住山」と呼ぶのが一般的デス。)

20140606久住山登山道大分空港からレンタカーで登山口の牧ノ戸峠へ。
久住山には、前に2度登ってるけど、岩ばかりの記憶。
こんな緑濃い季節もあるんだ。。

韓国からの団体登山客の後ろになりながら高度をあげていくと、ミヤマキリシマがぽつり、ぽつり。


20140606久住山霧に浮かぶ久住山の稜線。
でも、全山真っ赤なはずじゃ…

なんでも、シャクトリムシ(キシタエダシャクやクジュウフユシャク)が大量発生しているらしく、茶色っぽく見えるのが、実はみんなミヤマキリシマなんだとか (ToT)ソンナ


20140606中岳気を取り直して、登山続行。
久住山(1,786.5m)、稲星山(1,774m)そして、九州本島最高峰の中岳(1,791m)と、巡っていく。

百名山をねらっていた頃は、時間に追われ、久住山を往復したきり。
こんな壮大な火山群だったとは、気付きもしなかった。
20140606法華院温泉へ「久住分れ」から、火山活動の盛んな硫黄山の脇を通って、法華院温泉をめざす。
火山群に囲まれた、「何とかレンジャー」のロケ地になりそうな、北千里浜を通過。
20140606法華院温泉一気に200mほど下ると、今夜の宿、法華院温泉が見えてきた。

かつて、九重連山は、1470年(文明2年)に英彦山の養順法印がこの場所に九重山白水寺という修験道場を建立してからは、修行の基地となっていた。
しかし、廃仏毀釈で信仰はとだえ、中岳の上宮、北千里の中宮には、石像や石の祠が打ち捨てられたままとなり、かろうじて白水寺の僧坊のひとつが温泉宿として残ったそうな。



20140606坊がつるそんないわれを持つ湿原が、「坊がつる」。
木道の向こうに、日本300名山の大船山と、平治岳(ヒイジダケ)。
平治岳は、遠目にも山頂が赤く見える。

ようし、明日こそ、夢の全山ミヤマキリシマへ。


<登山記録> (凡例 ―:交通機関、…:徒歩)
2014年6月6日(金) 曇 メンバー:Sud、Ma、Tubo、Botti
中部国際空港8:15―大分空港9:30(レンタカー)―牧ノ戸峠12:00 …久住分れ13:45 …久住山山山頂(1,796.5m)14:30 …稲星山(1,774m)15:15 …中岳(1,791m)15:50 …久住分れ16:30 …法華院温泉17:50(泊)

| ぼっち | 日本百名山 | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
御嶽再発見
記録的な暑さのこの夏。
最近、地味目の山をごそごそやってるぼっちも、高山に涼を求めたくなる。

3,000mクラスの涼しい山で、
ロープウェイなんか使わずに日帰りができて、
森閑としていて、這い松や高山植物も拝めて、
できれば登山口に温泉がほしいな。

なんて、ムシのいい願望を 並べてみたら、そういえば!
岐阜県側から御嶽に入るのはどうかな。

標高は3,063m
信州木曽側は、信仰登山やロープウェイ利用で賑やかだけど、
飛騨小坂登山道なら、関東からも関西からも遠く長丁場な分、静かでは。
おまけに登山口は、通年自家用車でたどり着ける日本最高所(1,800m)
の温泉 濁河(ニゴリゴ)温泉。

こんな好条件がそろうのは、岐阜県民ならではの特権。
これは行くしかないね!(←ケンケン山はその伏線?)
 
250811飛騨小坂登山道愛車奥地君と早朝3時出発、6時半に濁河温泉に到着。
熊鈴がないと不安なくらい森閑としたコメツガやオオシラビソの樹林帯を登山開始。
木の板を敷きつめた登山道なんて、なんとも丁寧。

実は、高校生の時、生物クラブの合宿に入れてもらって、この登山道から御嶽をめざしたことが。
女子1名がばてて、途中で引き返した思い出の道でもありマス。

250811飛騨頂上のコマクサ樹林帯を抜けると、緑輝く這い松の大斜面。
おまけに、木曽側と比べて高山植物の多いこと。
イワギキョウ、ハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ等、代表的な高山植物がそろってる。
ことにコマクサの多いことといったら。

高校の頃ここまでたどり着いていたら、もっと早く山馬鹿人生が始まっていたかも。。



250811三ノ池長い這い松の斜面を登り詰めると、五ノ池の小屋に到着。
稜線に出ると、風はさらにさわやかで、三ノ池の青く透明な水が目の当たりに。
その向こうには、木曽山脈と赤石山脈。
生きててよかった。。



250811剣ヶ峰ここから、最高峰の剣ヶ峰は、約2時間。
それに、途中三角点のある摩利支天岳(2,959.2m)往復を追加。
御嶽山上はいくつもの頂きや噴火口跡の池を並べ、さながら火山王国。
250811飛騨頂上過ぎてきた、五ノ池小屋方向を振り返ると、継子岳(2,858.9m)の向こうに、乗鞍岳そして槍穂に続く稜線。

いくら「縦走主義」といってもこの間をつなぐのは、難関だよなあ…
250811二ノ池剣ヶ峰中腹の二ノ池。
ここの小屋は、通年残る雪田から水を採っている。
雪田の縁から滴る水音の涼しさ、暑さにうだる皆さんに届けたいな。。

250811大滝頂上木曽側、剣ヶ峰に近づくと、様相は一変。
1979年の噴火に伴う降灰で、植生は貧しく、登山客は列をなし、信仰施設も多過ぎ。

かつてぼっちが、剣ヶ峰の山頂に立ったのは、こちらのルートで、しかも6月に信仰登山で入って遭難した方を捜索するついで。
沈鬱な記憶がどこまでもついて回る。。


250811地獄ごったがえす剣ヶ峰を早々に退散。
山頂社務所裏から「お鉢周り」をして二ノ池へ向かうコースへ。
まだ噴煙をあげる噴火口から、「地獄」と呼ばれる谷が荒々しく裂けている。
地球のはらわたを覗きこむ気分。。

250811三ノ池と継子岳二ノ池からの戻りは、摩利支天岳の山腹を巻いていく。
緑輝く斜面と青い水。
ほっとするなあ。。

ぼっちにとって、いろいろ因縁のある御嶽。
広大な裾野の上に広がる火山王国を、今回の訪問で「再発見」。
岐阜県民としては、ぜひともホームグランドにしたいもの。

あ、下山後の温泉?
もちろん! 最高デシタ。

<登山記録>
2013年8月11日(日) 晴 単独行
(―:車、…:徒歩)
高山市5:30―秋神温泉―濁河温泉 飛騨小坂登山口(駐車)6:45 …のぞき岩7:50 …五ノ池小屋9:05〜:15 …摩利支天岳9:55 …二ノ池小屋10:45 …剣ヶ峰11:25 …(お鉢めぐり)… 二ノ池 …五ノ池小屋13:25 …登山口15:40―(同じルート)

・単独行なので、全体にピッチは早目。
・いちばんの難所は…秋神温泉から濁河温泉の林道。
 最短で舗装ありなんだけど、こんなにすれ違い困難な道は少ないかも。。
| ぼっち | 日本百名山 | 06:24 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
+ SELECTED ENTRIES