WALK あばうと 日本4,000山

「新日本山岳誌」掲載の約4000山が修行の地。 めざせ山仙人!
根尾東谷川源流部の山(2)―明神山(1,136m)

明神山は、標高1,136m、ドウの天井(1,333m)と左門岳(1,224m)に挟まれた尾根上にある。

ドウの天井より200mも低く、三角点はないけれど、国土地理院の2万5千分の1地形図にその名が記されている。

一方、ドウの天井は、二等三角点の記号は記されているけれど、山名は記載なし。

山麓の上大須の集落に唯一の住人Wさんに伺ったところ、明神山を源頭とする根尾東谷側の支流東河内谷に滝があり、その10mほど下に「いわい(祝い?)洞」という穴があって、そこに明神様が祀られ、日照りの時は雨乞いのおまつりをし、若松さまなどを踊ったという。

そのような信仰の山だったからこそ、明神山は三角点はなくても地形図に名前がのせられているんでしょう。

「ぎふ百山」の続編1993年刊行の「続ぎふ百山」掲載の(これまた100でなく)130山のひとつであります。

登山道はなく、現在はドウの天井山上部の取り付け道路から尾根をヤブ漕ぎしながらたどるのが一般的。

20181020明神山から左門岳.jpg

ドウの天井直下から取り付け道路を約30分下った駐車スペースが明神岳への尾根の取り付き点。

現在は、取り付き口に目印の木の札が吊るしてある。

ただし、最初にお断りですが、このような道なき山は、自己責任が原則

目印の類は、前のものがなくなったり、間違っていることもあるので、自分でルートファインディングしていくことが肝心。

20181020明神山取付き.jpg

この山のルートファインデイング上の勘どころは、取り付け道路から大下りして尾根に入るまで。

明確な尾根の形を取らない、見通しのきかない急斜面なので、尾根に入る前に取り付け道路からしっかり尾根の状況を確認し、磁石やGPSでこまめに自分の位置を確認しながら進むこと。

今回は、ピンク色のテープがしつこいくらいに付けてあった。

頼っていいのかいけないのか分からないので、参考程度にしながら進む。

20181020明神山下り出し.jpg

200mほど大下りすると、しだいに尾根が明確になってくる。

根上りヒノキの巨木が伐採された切株が登場し、古いワイヤーなどが残されているから、伐採の手が入っているのだろうけれど、自然生えのヒノキ、コウヤマキ、カエデ、シロモジなどが生い茂って、深山の雰囲気。

20181020根上檜.jpg

2万5千分の1地形図で見ると、尾根は1,114mと標高が表示されたピーク、もう一つ同じくらいの標高表示のないピーク、そして1,136mの明神山が連なり、アップダウンを繰り返す。

と、しつこいくらいに付いていたピンクのテープが、中途半端なところで突然なくなる。

きっと、途中時間切れで引き返したのかな、美濃の山のお作法(注)を知らない無責任なやつ。。

そこから先、テープ類は、ほぼなし。

おおよそ踏み跡はたどれたものの、ヤブや木の根の塊に突っ込んで分からなくなるような箇所もあるので、尾根筋を外さないように進む。

20181020明神山稜線.jpg

取り付け道路から2時間弱で明神山山頂に到着。やりました。

樹林の中だし、ドウの天井や左門岳に見下ろされる高さなので、展望はほとんどなし。

20181020明神山山頂.jpg

ドウの天井方向への戻りは、はっきり目で確かめながら進めるので、ルートファインディングは比較的楽。

ただし、最後の登り返しが急斜面で、体力的には往路より大変。

20181020ドウの天井登り返し.jpg

取り付け道路に戻り、さらに倉地谷への尾根を下っていく途中、明神山の姿が眺められた。

3つの頭が並ぶところが、同定のポイント。

20181020明神山ドウの天井登山道から.jpg

<メモ>

・登山道は全くない自己責任の山。ルート取りは本文を参照。登山道を前提とする一般登山者向けの山ではない。

・上大須のWさんに伺ったところ、明神山には戦争直前東河内谷側から伐採が入り、戦争でいったん中断後、戦争直後再び伐採されたとのこと。伐採から70年近く経過しているし、旧徳山村周辺の山のように、製紙会社が林道を付け皆伐・放置するような荒っぽいやり方はされていないので、紅葉も美しく、ルートファインディングを楽しむような熟練の登山者にはなかなか味わいのある山。

 

<注:美濃地方の目印テープのお作法>

○登山道に目印のテープなどが付けられているのを目にすることがおありのはず。

 その使い方にはローカル色があり、登山道の明確な山が多い地域では、標識の補助的役割で使われていることが多い。

 しかし、美濃地方の目印テープの使い方には、独特のお作法がある。

 他地域から来られた登山者は戸惑われるかもしれないので参考にご紹介。

 

・美濃地方の山は千m台が中心ながら、冬は日本海からの季節風で日本有数の豪雪に見舞われ、12月から5月頃まで深い雪に閉ざされ、人口密度も全国有数に低い。

 そのため、中京地方や関西地方の都市部から比較的近いにもかかわらず、登山道がないヤブ山が多いのがこの山域の特徴となっている。

・美濃地方の登山道のないヤブ山を登頂するためには、赤布(あかふ)とも呼ばれる布・テープなどの目印を利用し、試行錯誤でルートファインディングしながら登っていくことになる。

 このルートファインディング自体が、登山熟達者や、冒険志向の登山者にとっては楽しみの中心となっている。

 その楽しみを広めたのが、今西錦司氏など主に京都系の岳人。

 今西錦司氏は岐阜大学学長も務め、学長を承諾した理由は岐阜・大垣の背後にそびえる美濃の山々が気に入ったからであり、「そこに山があるから私は岐阜大学に行くのである。」との言を残している。

 その登山スタイルの影響が、(よかれあしかれ)地元山岳会にも染みついている。

・したがって、美濃地方の山では、

 〇邱垪誤で進むので、赤布は、必ずしも正しいルートに付けられるとは限らない不確かな存在であり、

 ▲襦璽肇侫.ぅ鵐妊ング自身を楽しむ登山者には、先行の赤布は楽しみを減らす存在である

 という事情から、美濃地方では「赤布(目印テープ)は、付けた人が外して帰る」のがお作法で、他人が残した迷いの元になる中途半端なテープを外すこともある。

・ただし、林業従事者は、これと関係なく仕事の必要に従って赤テープを付けている。

 

このような事情から、美濃地方の山へ来られる登山者の皆さまは、登山道のない山に入る場合、お作法に留意いただき、地図・磁石・GPS・自分用の赤布などを持参のうえ、あくまで自己責任でルートファインディングしていただければと思います。

このような登山スタイルに慣れていけば、道迷い時のリカバリー力も、格段に向上するはず。

 

| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 06:34 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
根尾東谷川源流の山へ(1)―ドウの天井(1,333m)

秋の奥美濃調査山行、まずは根尾川上流部・根尾東谷川源流の、ドウの天井、明神山、左門岳へ。

 

「ドウの天井」は標高1,332.5m、関市板取と本巣市根尾の境界に位置し、福井・岐阜県境稜線にある左門岳(1,224m)から明神山(1,136m)を経て南に延びる尾根の東に独立した山塊を形作っている。

西は根尾東谷川、東は板取川に挟まれ、多くの谷を持ち、その名は、数多くのドウ(洞=谷の意)の源頭にそびえる山という意味。

かつては沢登りの果てにたどり着く、登頂が勲章になるような冒険登山の山で、1975年刊行の「ぎふ百山」には、この山の西ヶ洞について「かつて奥美濃にあった数々の秘渓に次々と林道が懸ってしまった今日では、もっとも人手の入っていない往時の面影をそっくり残す数少ない渓谷の一つ」と記している。

 

ぎふ百山」の編者である岐阜県山岳連盟は、1965年「日本百名山」を参考に「岐阜百秀山」を選定しようと「百秀山選定調査委員会」を立ち上げながら、ドウの天井のような冒険志向の山も切り捨てられなかった。

そのため、1975年の刊行時には「秀」の字を外し、百を「100」ではなく科事典・鬼夜行のように「多い」という意味に変え、結果124の山を収録した。

しかし、40余年たった今では、登山の流れがアルピニズム・冒険志向から名山巡礼志向へと移り、さらに山の状態も大きく変わってしまった。

そのため「ぎふ百山」は、一般登山者にとって「疑問いっぱい」のラインナップとなってしまっている。

 

その中でも、ドウの天井は、以下のとおり「疑問いっぱい」の山の代表選手となっている。

・過去は、冒険登山の山で、一般登山者を寄せ付ける山ではなかった。

・ところが、1995年に中部電力の奥美濃揚水発電所が竣工し、根尾東谷川には下池の上大須ダム、ドウの天井山頂南に上池の川浦(かおれ)ダムができ、取り付け道路が山麓の根尾上大須から山頂直下まで通じてしまった。

・さらにややこしいことに、その長々と続く取り付け道路は、一般車通行禁止で利用できない。

こんな「疑問いっぱい」の山に、「『岐阜百名山』勝手に選定委員」のぼっちとしては、どのように登ったらいいのだろう (?_?)>

 

HPなどで情報収集したところ、「ぎふ百山」完登ねらいの登山者は、〆尾上大須の集落の公民館裏手の尾根から送電線巡視路を経て取り付け道路に出、えんえん舗装道路を歩いて山頂に立つルート を取る例が多く、「取り付け道路にうんざり」というのが共通した感想。

そんなつまらなさそうなルートを登るのもなあと、ひるんでいたところ、⊂綢膺椒瀬牘茲い料卉話の橋のたもとから尾根に取り付き、中部電力の境界杭に沿って(あるいは倉地谷川を遡行して)登り、取り付け道路上部に出るルート を取っている登山者があるのを知った。(↓画像クリックで拡大)

こちらだと、約2時間の急登を強いられるけど、取り付け道路歩きは大幅に減らすことができ、ついでに登山道の全くない明神山にも立ち寄る時間も確保できる。

ということで、△離襦璽髪復・明神山に立ち寄りという計画で、いざ出発 (ロ。ロ)/オウ

上大須ダムのえん堤沿いの道路は右岸・左岸とも入口で通行止め。

左岸側(東側)を約1劼曚匹里箸海蹐法⇔派な園地がある。トイレは使用できない。

20181020公園.jpg

さらに5分ほどで出会う倉地谷に架かる橋を渡り、その左手から支尾根に取り付く。

20181020倉地川橋.jpg

最初は、木の根にしがみついてよじ登る難路。

20181020取付き部.jpg

しばらくすると、黄色い境界標識が数10mおきに出てくる。

急登ながら、伐採などもされ、道らしくなる。

20181020境界.jpg

右手に折れ、主尾根に入ると、登りは緩やかになる。

コメツガや、自生のヒノキ、コウヤマキ、黄色く色づき始めたシロモジなどがいい雰囲気。

20181020ヒノキコメツガコウヤマキ.jpg

取り付きから約2時間、排水用の黒い配管のところで、取り付け道路に合流する。

20181020作業道.jpg

取り付け道路側から見るとこんな感じ。

カーブミラーの少し下手で、目印は特にない。

ガードレールの下をのぞき込んで、黒い配管を確認するのが一番固いかも。

20181020下り点.jpg

取り付け道路には、クマのにおいがプンプン。

一般車両立入禁止だから、クマに取って利用しやすい高速道路みたいなもんでしょう。

色づいた樹林の向こうに、ドウの天井山頂部が見えてくる。

20181020ドウの天井.jpg

取り付け道路は、山頂部脇を削るように作られ、両側に駐車場がある場所から振り向く方向にドウの天井山頂に向かう階段があった。

目印になるのは、入口のヒノキの大木で、伐採後の切り株に自生したヒノキが成長したもので、根上りヒノキといい、この山には樹齢300年から500年というものもあると、階段脇の茂みに埋もれた看板に書いてあった。

20181020ドウの天井取付き.jpg

階段はコンクリート製ながら、ほとんど歩かれておらず、草木に覆われて、よく言えば「ナチュラル」な感じ。

20181020山頂への道.jpg

階段10分ほどで、ドウの天井山頂に到着。

二等三角点 基準点名「上大須」がある。ただし国土地理院の2万5千分の1地形図に、この山の名は表示されていない。

20181020ドウの天井山頂.jpg

山頂は大きく刈り払われ、良かれ悪しかれ、この周辺の山では例外的に展望は良好。

東側はやや霞んで近くの滝波山くらいしか見えなかったけど、案内板によれば、遠く笠ヶ岳、槍ヶ岳なども見えるよう。

西側は、左門岳、屏風山、能郷白山などが遠望できた。

20181020ドウノ天井山頂.jpg

山頂から引き返す取り付け道路も、奥美濃地方の山岳観察には絶好。

明神山の尾根の向こうに左門岳、その先に平家岳が。

20181020明神山と平家岳.jpg

視線を西南に泳がせると、屏風山、福井県側の姥ケ岳、そして能郷白山が。

さらに、冠山もとがった頭をのぞかせていた。

20181020能郷白山と屏風山.jpg

(ここから明神山往復は、次の記事をご参照いただくとして)

取り付け道路で、タヌキ君に遭遇。クマじゃなくて、よかった。。

ドウの天井は、根尾東谷川側はダムができてしまったので、あえて「冒険登山」するなら、付知川上流の沢から沢登りで登ることになる。ただし、それは登山というより沢登りそのものを目的とする世界でしょう。

管理道路をえんえんと歩くのも、登山とは言いにくい。

今回登った倉地谷からの尾根道は、冒険的要素はないものの、奥美濃の自然を味わえるまずはおすすめのコースと言えるでしょう。

20181020タヌキ.jpg

<登山記録>  (…:徒歩、―:車)

2018年10月20日(土) 曇 単独行

自宅4:00―上大須ダム…倉地谷橋(境界標尾根取付き)6:40…管理道出合8:35…(管理道歩き)…ドウの天井山頂分岐9:15…ドウの天井山頂9:25〜9:25…管理道・明神山取付き10:05…1,114mピーク…明神山山頂11:50〜12:15…管理道14:05…境界標尾根取付き14:40…倉地谷橋16:00―(根尾うすずみ温泉入浴後帰路)

※下山時は尾根の方向が2度大きく左手に折れるところで道迷いに注意。

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<メモ>

○翌21日、上大須集落の唯一の住人、マタギをされていたWさんにこの山域についていろいろ伺った。

 ドウの天井については、以下の通り。

 ・この山を「ドウの天井」と、父、祖父の代から呼んでいた。

 ・自分の代では古くてもう使えなかったが、祖父や父は、ドウの天井稜線上の平に猟小屋をしつらえ、冬場はそこを拠点に猟をしていた。

 ・冬場は尾根を使って日永岳、ドウの天井などを自由に行き来して猟をしていた。2か所猟小屋があった。

  日永岳からガッパ谷を下った仲越の集落に親戚があったので、そこへ泊めてもらったりもした。

 ・夏は尾根を越えて、箱洞などへ釣りに出かけた。

  「洞(ホラ)」というのは、谷が狭まった部分を言い、源流部を「箱洞」その下を「箱谷」と呼び分けていた。

 ・左門岳から屏風山の中腹まで猟に出かけていたが、平家岳方面は行っていない。

 

 登山者にとって、ドウの天井は冒険の場所だったのだろうけれど、地元の猟師は昔から生活の場所として行き来していたんでしょう。

 

| ぼっち | 「岐阜百名山」勝手に選定委員会 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
蜂(アナフィラキシーショック)対策:エピ・ペン入手

秋本番、「『岐阜百名山』勝手に選定委員会」の活動として、山深い奥美濃の山々をめぐる予定。

少し前に「登山時の蜂(アナフィラキシーショック)対策」について調べ、蜂は熊より蛇より怖いのを実感。

8月に奥美濃の山々の登山口を下見した時も、岩岳に、「注意!スズメバチ 胸突き八丁付近で登山者がススメバチに襲われました。逃げ場がありません。しばらく登山は控えてください。(7月17日 本巣市観光協会)」との張り紙が出ていた。

単独行で携帯もつながらない山中で刺されたら、手遅れになることも心配。

そこで応急処置に使う「エピペン」(アナフィラキシー補助治療剤)を入手

 

入手したエピペンの箱の中には、本物のエピペン(画像上)と、練習用トレーナー(下)というのが入っていた。

エピペンは、緊急時でも迅速に応急処置できるよう、安全装置を外し、着衣のまま太ももの外側に強く押し付けるだけで、中から針が出てアドレナリンが注射されるようになっている。

失敗しないように、針はないトレーナで練習して、いざという時に備えるというもの。

もちろん使わないに越したことはないけども。

 

それでは、怒涛の奥美濃調査山行、やってきます(ロ。ロ)/オウ

20181019エピペン.jpg

 

| ぼっち | ひとりごと | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
堺のOFF TIME

さようなら、石垣島。11時50分石垣空港発のジェット機で、14時過ぎに関西空港へ。

20181009石垣の海.jpg

実は関西空港のある大阪府南部の沿岸部は、生まれて初めての訪問。

往路関西空港でもらっておいた堺市の観光パンフレットを帰路の機内で読んだところ、さすが大阪府第2の都市、見どころが多そう。

限られた時間の中、そのうち桜井神社と、仁徳天皇陵(大仙古墳)をはじめとする百舌鳥古墳群に立ち寄ることに。

 

桜井神社は、堺市南区にある桜井氏一族の氏神として創建された古い神社で、平安前期の「延喜式」にも載っている。

天正5年(1588年)織田信長の根来攻めの折、兵火に遭い、唯一残された鎌倉時代の拝殿が国宝に指定されている。

「割拝殿」という中央が土間のように通り抜けられる様式や、細部の仏殿的な要素が興味深かった。

桜井神社のある場所は、かつて上神谷(にわだに)と言われたそう。

予定外で、旅の始まりに鎌倉時代の国宝本殿を持つ神谷神社を訪れ、締めくくりに上神谷にある同時代の国宝拝殿を持つ桜井神社を訪れるなんて、不思議な因縁を感じるな。。

20181009桜井神社.jpg

連れ合いは、国宝建造物なんかより、脇にある絵馬殿に興味しんしん。

大きな鬼の面の面の下に、こじんまりした神社には似つかわしくないほどたくさんの絵馬が奉納されている。

絵馬に書かれた「嵐のコンサートのチケットの抽選に当たりますように」なんて文字を読んで、なるほど、と納得。

「ミスターチルドレン」のファンの絵馬もあった。

20181009絵馬.jpg

次なる、日本最大の仁徳天皇陵も一度はこの目で見てみたかったところ。

今の歴史の教科書では、大仙古墳となっている。

長年人間をやっていて、歴史の教科書なんて、絶対じゃないことを知った。

東日本大震災を経て、科学の知見でさえ、絶対じゃないことを知らされた。

とりあえず、知ることをどこかで止めちゃならないということなんだろう。。

20181009仁徳天皇両.jpg

面と向かえばただの森にしか見えない大仙古墳の全容を拝めるスポットとして紹介されていた、堺市役所の21階展望ロビーにも上がってみる。

大仙古墳をはじめ、百舌鳥(もず)古墳群が一望できる。

世界遺産の2019年登録審査候補となっているだけに、決定したらものすごいお客さんが来るんでしょう。

 

ぼっちとしては、背後に連なる金剛山地の山々も気になる。

左手から、二上山、葛城山、金剛山と連なる稜線は、奈良県・昔の大和国との境。

奈良盆地側からは登ったことがあるけれど、河内平野側からあおぐのは初めて。

大和と河内の境界となるそれらの山々が、幾度となく歴史の舞台となったことも納得。

20181009大山古墳.jpg

今回の3泊4日の旅行では、香川県と沖縄県の最高峰を制覇できただけでなく、珍名の山、国宝神社建築2件、世界遺産候補まで訪れることができ、おいしいものもいっぱい食べた(ヒルには食われた)。

充実と言えば充実、カオスと言えばカオス、まさにWALK あばうとな旅でありました (ロ。ロ)/(ヘ。ヘ*)/オナカイッパイ

 

| ぼっち | OFF TIME | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
日本最南端かつ最西端の珍名の山―ぶざま岳(321m)

石垣島で登りたかったもうひとつの山が、珍名の「ぶざま岳」。

2万5千分の1地形図にもしっかり掲載されている標高321.2mの山であります。(↓画像クリックで拡大)

ちなみに、地形図で確認した限り、日本最南端かつ最西端に位置する先島諸島で、ぶざま岳より南や西に珍名の山はない(注1)

つまりぶざま岳は、「日本最南端・最西端の珍名の山」ということになる。

日本語の標準語(注2)でとらえると、「どんなぶざま(無様)な山なんだろう」と、想像たくましくしてしまう。

ただし、石垣島の言葉で「ブザーマ」は「尾」を意味し、「ブザーマダキ」は、於茂登山系の西端に位置することから名付けられたんだという。

実際のぶざま岳が、ぶざま(無様)な山かどうか、まずは観察。

石垣島を代表する景勝地・川平湾側から於茂登山系の山々を眺めてみる。

画像の山並みの右端のピークがぶざま岳、中央が川平ウフ岳(402m)、その背後に最高峰の於茂登岳(526m)、左手は桴海於茂登岳(477m)。特にぶざま岳が不格好だとかいうことはない。

ちなみに、桴海於茂登岳は、白保側から見ると世界最大のエイ:マンタに似ていることから「マンタ山」とも愛称される。

ウフ岳とかマンタ山も珍名ぽいけど、ぶざま岳の方が南かつ西にあるし、インパクトの強さも半端ない。

しかも、川平湾を見下ろす「川平湾絶景テラス」というポイントがあるんだという。これは実登が楽しみ。

2万五千分の1地形図には、ぶざま岳山頂に至る道が明確に記されている。

ただし、登頂前日の8日、暗くなりかけてから下見をした限り、舗装が尽きたところで草むらの中に道は消えていた。

GPSで確認する限り、どう考えてもここしかないんだけど。。

 

翌9日、帰りの航空機の出発時刻を気にしながら、早朝出発。

ただし、本州最西端の珍名の山は、夜明けが1時間も遅い。

ルートファインディングのため明るくなるのを待っていたら6時半近くなってしまった。

まずは、思い切って草むらの中に突入。

20181009登山口.jpg

背丈ほどの夏草をしばらくかき分け樹林帯に入ると、踏み跡がたどれ、右手にはリュウキュウイノシシ除けの柵が続く。

クワズイモの大きな葉が被さって、いきなりジャングルの中に放り出された気分。

20181009登山道1.jpg

倒木をまたぎながら進むと、イノシシ除けのゲートに出る。

ターザンかジュラシックパークのロケができそうだな。。

20181009猪柵.jpg

しばらく進むと、かえって倒木は少なくなり、道は、明らかに石で覆ってある。

かつては作業道として使われたんだろうか(注3)

20181009登山道2.jpg

登山口から1時間ほどのちょっとした小平地の左手にテープの目印がある。

よく見ると明確な踏み跡が分かれていて、「川平湾絶景テラス」への分岐に違いない。

20181009展望岩分岐.jpg

分岐から10分ほど斜面を登ると、いきなり「川平湾絶景テラス」と呼ばれる大岩に出る。

朝早かったので、川平湾まで光が届いていなかったけど、もう少しすれば、目の覚めるような青に輝くんだろう。。

20181009川平湾展望岩.jpg

分岐まで戻り、ぶざま岳山頂をめざす。

今まで林道のようだった道は山道になり、ところどころ崩れたり、倒木が覆っていたりする。

「絶景テラス」が主目的の人は、途中でめげちゃうんだろう、踏み跡はどんどん細くなる。

直進する道の右手(南側)の斜面に、テープがある場所がぶざま岳山頂への踏み跡。

踏み跡がかなり乱れ、テープがあちこちに付いているのは、迷われた跡でしょう。

20181009登山道3.jpg

無事、四等三角点のぶざま岳山頂に到着。

見晴らしは全くきかなくても、珍名の山ハンター至福のひと時。

20181009ぶざま岳山頂.jpg

石垣空港11時15分発の航空機に搭乗するため、帰路は、さくさく引き返すのみ。

最後に草むらをかき分け、無事帰還―とほっとして、登山靴を脱いだら、靴下まわりは血だらけ。

ヒルに右8匹、左2匹に食われて、無事とはいいがたい帰還だった次第 (ToT)ヤラレタ

20181009ぶざま岳下山.jpg

(注1)小笠原諸島の硫黄島に擂鉢山(パイプ山)170mがあるが、ぶざま岳よりは北となる。

(注2)日本人が「珍名」という時、無意識のうちに「日本語の標準語で」という前提条件を付けている。だから、他言語を(ユネスコでは「言語」と「方言」を区別せず,全て「言語」で統一している)、日本語の標準語に当てはめて「珍名の山」というのは、本来適当ではないのかもしれない。

ただし、「珍名の山めぐり」は、どんな山か妄想をを膨らませて実際に登ってみる、個人的な登山の動機付けなので、そこは大目に見てください。

(注3)帰って調べたところ、1964年旧於茂登林道計画がとん挫した、その林道跡らしい。

 

<登山記録> (―:車、…:徒歩)

2018年10月9日(火) 晴 単独行

ホテル5:30―(途中夜明けを待ち時間調整)―登山口6:25…イノシシよけの柵6:45…展望岩分岐7:20…展望岩7:30〜7:40…分岐7:50…ぶざま岳山頂8:15…分岐8:40…登山口9:30―ホテル9:55(シャワー・パッキング)―10:30石垣空港11:50―14:15関西空港―桜井神社―堺市役所―(帰路)

 

<メモ>

・台風の通り道となり、ケッペンの気候区分で熱帯雨林地方となる石垣島ゆえ、登山道の状況は事前情報に頼り切らないこと。

・2万5千分の1地形図に表示された旧於茂登林道跡をたどることになるが、年々ジャングル化している模様。

・近年「川平湾絶景テラス」と呼ばれる岩の展望台が2016年「島人ぬ宝さがしプロジェクト」の24か所のひとつに選ばれ、訪れる人があるようだが、現段階で標識は一切ない。

・10月の晴天日でもヒルにしたたかやられた。対策をしっかりした方がいい(反省)。

 ヒルにやられた場合、ヒルジンという血液を凝固させない成分で血がなかなか止まらないもの。ヒルを食塩や防虫剤などを適宜使って取り、ポイズンリムーバーでヒルジンを吸い取り、消毒し、かゆみ止めの薬を塗るなどで応急処置をする。

 何より、事前対策として、肌を出さない、塩水や忌避薬をスプレーしておくなどがかんじん。

 

| ぼっち | 珍名の山 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
石垣島のOFF TIME

常夏の石垣島。限られたOFF TIMEも、目いっぱい楽しまなくては。

 

初日10月7日。

石垣空港に到着し、於茂登岳に登る前に、まずは「ミルミル本舗 石垣空港店」でささっと腹ごしらえ。

ジェラートで有名な店だけど、石垣牛のハンバーガーも、ハンバーグを食べているような厚みでおいしかった。

ジェラートはミルクとよもぎの2種盛り。

牛乳も濃厚、だからアイスもうまいんだね。

20181007ミルミル.jpg

於茂登岳を下山したのは16時30分。

本州の10月ならもう夕暮れが迫る時刻だけど、日本でも西端に近い石垣島は約1時間日没が遅い。

せっかくレンタカーを借りたので、まずはざっくり石垣島の全体を回ってみようと、北端の平久保崎をめざす。

その途中、玉取崎という展望地に立ち寄り。これから向かう平久保崎方向を望む。

雲のかかった於茂登岳より展望がよかった。

20181007玉取崎.jpg

石垣島北端の平久保崎灯台。

そのすぐ背後の、台形の高台には、かつて「平久保遠見台」という、遠見番所があった。

地理的に中国に最も近い位置にある先島諸島では、江戸前期に遠見番所が設置され、のろしのための火を燃やして監視にあたった。

これは「火番盛(ひばんむい)」と呼ばれ、中国への進貢船の航海状況や異国船の到来を監視し、のろしを上げて各島の火番盛伝いに番所や蔵元(地方政庁)に通報し、琉球王府へ知らせたのだそう。

石垣島の北端の平久保崎まで脚を延ばしたもので、南端の石垣港にあるホテルに到着したのは19時。

まずは、八重山そばを食べたくて、入ったのが「島そば一番地」。店の名は、石垣市石垣一番地に位置することから。

シンプルかつていねいな作りが、香川県の「がもううどん」と共通するものを感じた。

20181007島そば一番.jpg

次は、予約しておいた、「うさぎや」という居酒屋へ。

21時から、ライブショーがあり、三線や太鼓に合わせ、最後はお客さんも一緒に踊る。

「もずく 中」を頼んだところどう見ても特盛、もったいないからと連れ合いはライブショーの間ももくもく食べておりました。

20181007うさぎや.jpg

翌8日。

西表島へ向かう前に、朝の散歩。

そういえば、「やぎ汁」っていうのも名物だったっけ。。

20181008ヤギ汁.jpg

離島ターミナルの売店には、いろいろな弁当が売っている。

「ポーク玉子」というスパムと玉子をはさんだおにぎりとか、「かまぼこじゅーしー」というかまぼこで包んだ炊き込みご飯など、ひとつでお腹がいっぱいになりそうなボリューム。

ちなみに「おにささ」というやつは、のりたまおにぎりにささみフライがはさまれたやつで、地元高校生に人気なんだとか。

20181008弁当.jpg

ホテルに戻り、朝ご飯。

ビュッフェ式の沖縄県らしい料理に、ついつい食べ過ぎてしまう。

それにしても、ビュッフェって、その人の食の傾向がはっきり出てしまうもんだな。。

20181008ホテルの朝ごはん.jpg

西表島への旅客戦から見る石垣港。

石垣島には自衛隊の基地はなく、全国最大規模の石垣海上保安部がある。

中国や台湾と国境を接しているだけに、非常に緊張感のある仕事、ご苦労さまです。

20181008海上保安庁.jpg

西表島カヤック行を終え、石垣島に戻る旅客戦を待つ間、旅行者はなんとなく土産物屋に誘導され、「フェリーの時間が来たらお呼びします」ということになっている。

しかし、旅客待合所にも売店が入っていて、島野菜とか、種なんかも売っていた。

島野菜、作ってみようかな、でも「チャンプルータマナー」って、ただのキャベツとどう違うの (?_?)>

20181008種.jpg

西表島から石垣港には15時30分帰着。

夕暮れまで、川平湾まで脚を延ばす。

観光客のいなくなった夕暮れの浜、さすがの海の色であります。

ちなみに、背後の山のうち、右側の山は「ぶざま岳」。

この珍名の山に、9日朝登る予定、ホテルに戻る前に登山口を確認しに行く。

20181008川平湾.jpg

夕飯は、ホテルに近い「金牛」という焼き肉店で、オリオンビール片手に石垣牛を堪能。

石垣島や、西表島で、のびのび育っている牛たちを目にすると「そりゃおいしくて当然」とおもう。

20181008金牛.jpg

ホテルへの戻り道、明日のぶざま岳登山の食料を調達しにコンビニに立ち寄り。

石垣島にあるコンビニは「ファミリーマート」なんだけど、毎週のように来襲した台風のため、商品が欠品していて、特に飲み物関係は、地元で製造される「ゲンキクール」という乳酸飲料以外、まったく売っていなかった。

自販機や離島ターミナルの売店では普通に売っていたから、流通体制の問題なのかな?

20181007ファミリーマート.jpg

さあて、最後の9日は、珍名の山「ぶざま岳」に向かう予定。

早めにおやすみなさい。

 

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西表島仲間川カヤック行

西表島は、石垣島から船で約50分。

その名は、表=於茂登(ウムトゥ)岳の西(イリ)にある島という意味なんだとか。

島の約90%が亜熱帯の自然林で覆われ、イリオモテヤマネコに象徴される動植物の宝庫として知られる。

石垣島や竹富島のように開かれることなく自然が残されたのは、山地が多いことに加えマラリアが蔓延していたため。

第二次世界大戦末期に、波照間島等の住民が強制的に西表島への集団疎開を命じられ、多くの住民がマラリアにかかり死亡した悲劇もあったという。

現在は、マラリアも撲滅され、2,400人ほどの人が住み、観光と農業が島の産業の中心となっている。

その西表島の仲間川流域には、日本最大のマングローブ林があって、カヤックでツアーができる。

長良川でカヤックをやっているぼっちとしては、これを体験しない手はない。

 

石垣港離島ターミナルから西表島大原港行の旅客船に乗り込む。

ターミナルには島の英雄、具志堅用光さんの銅像が立っております。

20181008石垣港.jpg

水しぶきをあげる船は、竹富島、黒島などを通過、西表島に近づく。

島の最高峰は、東寄りの古見岳(469.5m)、ほかにも400m台の山が多い。

20181008西表島.jpg

大原港までマイクロバスでガイドのHさんが迎えに来てくれ、仲間川河口の乗り場まで案内してくれる。

Hさんは、世界をあちこち放浪して、西表島が一番と、ここを仕事の場にしたんだとか。

連れ合いは、カヤック初体験。仲間川はずっと足がつくくらい浅いらしいし、二人乗りだから大丈夫。

20181008カヌー.jpg

まずは、河口に架かる仲間橋をくぐる。橋までが海、ここから川となる。

橋の欄干には、島のシンボル・イリオモテヤマネコの石像が取り付けられている。

生息する総数が100匹くらいで夜行性なので、Hさんもみたことがないそう。

それなのに、何数匹は車に轢かれ命を落としているという。。

20181008仲間橋.jpg

仲間川は、ほとんど流れを感じないくらいゆるやかで、遊覧船が起こす波くらいしか体を揺らすものはなく、長良川の激流下りとは全く趣きが違う。

最初はハドルの表・裏も分からなかった連れ合いも、次第にうまく漕げるようになってきた。

20181008カヌー1.jpg

いよいよ、川岸はマングローブ林となる。

マングローブ(Mangrove)とは、特定の樹の名前ではなく、熱帯〜亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地の森林のこと。

日本では、屋久島が北限で、日本に生育するオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、

ニッパヤシ計5科7種すべてが生育するのは、西表島だけ。

植物好きのぼっちは大興奮で、カヤックを漕ぐのは連れ合いに任せ、観察や撮影に専念。

20181008舟.jpg

本流から、支流に入ると、さらにマングローブは見事になる。

川面を蝶が渡り、白いコサギがカヤックが近づいてもエサ取りをやめない。

20181008支流へ.jpg

支流からユーターンすると、本流は引き潮の時間となり、干潟が広がりはじめる。

もうこの頃には、遊覧船は通行できなくなって、カヤックだけの世界となる。

20181008干潟.jpg

干潟に上陸して、昼ごはん。遊覧船では干潟に上陸できないので、これもカヤックの特権。

西表産の黒紫米(こくしまい)入りのおにぎり、沖縄の県魚グルクンのフライなど、手作り感いっぱいでおいしかった。

青いポットは、冷たいサンピン茶。

20181008弁当.jpg

お腹がいっぱいになったところで、Hさんの案内で干潟の自然観察。

マングローブの中心となっているのは、オヒルギで、赤い花のように見える萼(がく)が目立つのでアカバナヒルギとも呼ばれる。

種子は「胎生種子」と呼ばれ、萼の中にできる果実がそのまま成熟し、顎筒の内側で長く根を伸ばし、20cm以上に成長して、地面に落ち、そこで成長する。

また葉は、ひとかたまりの中の1枚だけが黄色い。それはその1枚に塩分を集中させ、落葉することにより排出するのだとか。

汽水域で生きる植物の仕組みには、「知恵」と言いたくなるようなものを感じる。

根も特徴的で、湾曲して人間の膝のように見える。

20181008オヒルギ.jpg

こちらの砂地に突き出した筍(タケノコ)のようなものは、マヤプシキ(ハマザクロ)の呼吸根で、西表島が葉緑体を持っている、その形から筍根とも呼ばれる。

果実には多数の種子が含まれ。海水に浮いて分布を広げる。

20181008マヤプシキ.jpg

干潟が表れてしばらくすると、干潟に住む生き物たちが顔を表す。

ミナミトビハゼや、ヤドカリ、シオマネキなどは愛嬌があってかわいいけど、圧巻なのはミナミコメツキガニの大集団。

何万匹ものカニが砂の下から一斉に姿を現し、いちめん青灰色に見えるほど。

ただし臆病なので、人の気配に一気に砂に潜る。

ガイドのHさんがつかまえて、連れ合いの手に載せてくれた。

20181008ミナミコメツキガニ.jpg

連れ合いは、マングローブより、カニより、初ライフジャケット体験が気に入ったみたいで、水の中にぷかぷか浮いておりました。

「一緒にどう?」と言われても、長良川の激流でカヤックが沈してライフジャケットで流されるのが常のぼっちは、わざわざやりたくはないな。。

20181008ライフジャケット.jpg

(何が楽しかったかは同船異夢ながら)、約3時間の仲間川マングローブカヤック行は大満足のうちに終了。

めでたし、めでたし。

20181008カヌー2.jpg

 

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沖縄県の最高峰―於茂登岳(525.5m)

10月7日 うどん県最高峰踏破の翌日は、沖縄県の最高峰をめざす。

沖縄県の最高峰、標高525.5mの於茂登岳(おもとだけ)は、沖縄本島から約400卞鄒召寮亞静腓砲△襦

距離はずいぶん遠いけど、魅惑の石垣島にあるので、心理的+家族の理解的ハードルは、香川県に比べればずっと低い。

 

と安心して計画したら、出発地の関西空港が、台風21号の被害で高潮で滑走路が浸水するわ、連絡橋をタンカーが壊するわで、直前までヒヤヒヤ (ロ。ロ; アセッタ

何とか、滑走路も連絡橋も復旧、台風25号も前々日に通過して無事出発。石垣島の青いサンゴ礁を眼下にして、ひと安心。

20181007関空の橋.jpg

石垣空港でレンタカーを借り、まずは於茂登岳登山口に直行。

石垣島は、ずっと昔、竹富島に行った時空港と港を使っただけでほとんど未知の土地。

サトウキビ畑の続くざらっとした感触の風景は、日本のほかの場所よりベネズエラに似ているというのが、連れ合いとの一致した感想。

北海道に初めて行った時と同じように、未知の場所の登山は、特別な緊張感がある。

登山口は南麓の真栄里という集落の奥にあり、標識もしっかりあった。

20181007於茂登岳登山口.jpg

林道をたどっていくと、クワズイモ、ヒカゲヘゴ、リュウキュウマツなど亜熱帯海洋性気候の植物ばかりで、アプローチから興奮してしまう。

20181007於茂登岳登山道1.jpg 

林道終点で沢に出合い、コンクリートブロックの飛び石を渡って登山道に入る。

20181007於茂登岳登山口2.jpg

しばらく進むと、「大御岳ぬ清水」という石碑があり、背後に回ると水場がある。

地元ではウムトゥダキと呼ばれる於茂登岳は、沖縄県きっての標高を持つだけに、多くのの雨を集め保水能力も高く、宮良川、名蔵川の水源となっている。サンゴ礁の海とともに、この山の存在が石垣島の風土を形作っているといってもいい。

古くより霊山として敬われ、山名の「ウムトゥ」とは「島の大本」を意味するともいう。

20181007於茂登岳ぬ清水.jpg

登山道は、古びたコンクリートやブロックが敷かれ、大きめの炭焼き窯のような石垣がある。もしかしたら防空壕の跡だろうか。

20181007人工物.jpg

このあたりから、トカゲ君にしばしば出会う。

最初はぎょっとしたけど、一番多いあたりでは3歩に1匹くらい会うので慣れてしまった。

左の玉虫色のはイシガキトカゲ、右のはサキシマキノボリトカゲ。

秋に鳴くというイワサキゼミの声もひとかたまりになって降って来る。

おかげさまで、ハブには出会わなかった (ロ。ロ; ヨカッタ

20181007イシガキトカゲサキシマキノボリトカゲ.jpg

今は枯れかけたイタジイ(?)の巨木のあたりから、登りらしくなる。

20181007於茂登岳登山道4イタジイ.jpg

左手に見えてくるのが、於茂登岳の山頂部のよう。

20181007於茂登岳登山道6.jpg

いったん鞍部のような場所に出ると、斜面は緩くなり、背より高いリュウキュウチクが密生し、息苦しい感じ。

20181007於茂登岳登山道5.jpg

急坂を登りきると、気象台のレーダの前に出る。

ヤシの木のように見えるのは、シダの一種:ヒカゲヘゴ。

20181007石垣島気象台.jpg

さらに、ヤブ漕ぎを続け、ようやく於茂登岳山頂に到着。

20181007於茂登岳三角点.jpg

膝の半月板を損傷している連れ合いも完登できてよかった。

山頂からは、雲間から、マリンブルーの海、薄荷色のサンゴ礁が見えた。

帰路は、脇道に入り滝を見てきた。

滝より、ヒカゲヘゴの方が背が高いくらい。

20181007滝.jpg

ヒカゲヘゴの芽は、直径7僂曚匹箸任い。これが食用になるんだとか。

巨木の幹からいきなり実が出ているのは、ギランイヌビワ。オオコウモリのえさになるんだとか。

沖縄県の最高峰於茂登岳は、標高こそ525.5mに過ぎないけれど、多様な動植物の宝庫でありました。

<登山記録>

ホテル6:00―6:30関西空港8:45〜石垣空港11:10―レンタカー店―於茂登岳登山口(駐車)12:50…林道終点13:00…「大御岳ぬ清水」13:10…滝分岐…於茂登岳山頂14:30〜14:50…滝分岐(往復)15:40〜16:00…林道終点16:20…登山口16:30―平久保崎17:30―石垣港前ホテル(泊)19:00

 

| ぼっち | 日本4000山 | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
うどん県の最高峰―竜王山(1,059.8m)

全都道府県最高峰制覇まで、残すところあと3山。

10月6日は、そのうち香川県の最高峰竜王山をやってきました (ロ。ロ)/

 

四国4県のうち、徳島は剣山(1,955m、日本百名山)、愛媛は石鎚山(1,982m、同)、高知は三嶺(1,894m、日本200名山)と、四国山地を代表する名山が最高峰となっている。

ところが、四国山地に位置しない香川県は、讃岐山脈の竜王山(1,060m)が最高峰。

標高は他県の最高峰の半分あまりで、「四国百名山」の中でも標高は69番目。いくら山馬鹿ぼっちでも、岐阜県から遠征する、心理的+コスト的+家族の理解的 ハードルはかなり高い。

そこで、連れ合いに「うどんを食べに行かない? ついでに往復2時間くらいの山にも登るけど、一緒に登ってなんて言わないから」と誘い、ハードルを低くして、いざ出発!

 

台風一過、空は青いが風はまだ強い。

最短の淡路島経由ルートは大鳴門橋が強風でまだ通行止めのため、遠回りして岡山から瀬戸大橋経由で香川県に入る。

201801006瀬戸大橋.jpg

瀬戸大橋のある坂出市は、香川県の中でもうどんの名店が多い。

せっかく大回りしたのだからと立ち寄ったのは、郊外の田園地帯にある「がもううどん」。

連れ合いはきつねうどん(250円)、ぼっちはゲソ天載せうどん(250円)と玉子ぶっかけ(200円)2杯をぺろり。

さらりと当たり前にうまくて、お安くて、こんな店が近くにあったら、それだけで人生結構幸せだろうな。。

20181006がもううどん.jpg

がもううどんのすぐ手前に、「国宝神谷神社入口」の看板が、目に入る。

神谷神社の本殿は、鎌倉初期の建保7年(1219年)の棟札を持つ三間社流れ造りの社殿で、建造年の明らかな神社建築としては日本最古のもの。

日本建築見学も隠れ趣味のひとつであるぼっちとしては、ぜひ立ち寄らねば。。

本殿は普段拝殿に隠れてはっきり見えないところ、幸い秋祭りの準備をされていて、間近に拝むことができた。

ちなみに、神社は五色台という山塊から流れ出る神谷という川沿いに位置し、社殿の裏手には、「影向石」と呼ばれる巨岩がある。

古代からの信仰の場所らしい特別な空気が感じられ、背後の烏帽子山も、いわくありげな姿。

20181006神谷神社.jpg

さて、それではいよいよ竜王山へ。

竜王山は、香東川の上流内場川をさかのぼった県境部にあり、香川県高松市・まんのう町、徳島県美馬市にまたがる。

同じほどのピークが2つあり、県境にある最高点(1,059.8m)は阿波竜王、香川県にある1,058mピークは讃岐竜王とも呼ばれる。

まんのう町側から山頂直下まで車でも登れるけど、今回は、高松市の竜王山キャンプ場の登山口をめざす。

香川県の中でも最も奥の、細井という集落から見上げる竜王山。

ほぼ1,000mの高みが続いてどこが香川県最高点か、見上げても同定はむつかしい。

20181006竜王山.jpg

キャンプ場の登山口は、台風明けのせいか、人影はない。

剣山とか石鎚山に比べると、地味ですな。。

往復2時間あまりのコースタイム、連れ合いにはスマホゲーム「星の島のにゃんこ」をして待っててもらう。

20181006竜王山登山口.jpg

2合目あたりまでは、植林と広葉樹林まじりの登山道。

20181006竜王山2合目.jpg

ところが、3合目あたりで、突然杉林の皆伐された場所に出る。

台風の余波の10月の残暑の中、汗をかきながらとりあえず登っていく。

伐採地は6合目あたりまで続き、登山道はところどころブルドーザーの作業道が横断し、ぬかるんでいる。

20181006三合目から六合目.jpg

ようやく、樹林帯に戻り、ひと息。

松尾集落からの登山道との合流点あたりには、リンドウが咲いていた。

20181006林道.jpg

標高千mほどの山は、人工的に切り開かない限りなかなか展望は得られないものだけど、瀬戸内海側が展望できる地点が一か所だけあった。

20181006竜王山登山道から瀬戸内海.jpg

「天明八年 川東村講中」と彫られたお地蔵さんの立つ三差路を過ぎて少し登ると、東に讃岐竜王100m、西に阿波竜王500mの標識がある分岐に出る。

まずは一気に讃岐竜王への樹の階段を登りきる。国土地理院の三角点はなく、古い県境の境界標がある。

ピークをさらに東に進むと、相栗峠を経て大滝山(946m)までたどれる。

これは讃岐山脈を貫く「阿讃縦走路」の一部なんだとか。

まだまだ知らない縦走路はあるもの。

20181006佐貫竜王山頂.jpg

阿波竜王へ向かうため、今登った木の階段を下り返す。階段は朽ちかけ、滑りそう。

香川県きっての高峰なんだから、もう少メンテナンスしてあげてもいいのでは。。

登り返して、阿波竜王ピークに到着。

こちらは、ごついコンクリートの展望台の足もとに、四等三角点があった。

残念ながら、展望台周りは木が生い茂り、おまけに台風の余波の雲で瀬戸内方面も剣山方面もほとんど見えない。

香川県最高峰という表示もなし。香川県はうどんと瀬戸内海以外、あんまり興味ないのかな。。

とりあえず、都道府県最高峰ラスト3番目を制覇してひと安心。

20181006竜王山山頂.jpg

帰路は、もうそろそろよかろうと淡路島に向かう途中、四国八十八箇所八十八番札所の、大窪寺の前を通る。

せっかくだから立ち寄ると、本堂の裏手には、立派な岩山があって、女体山というのだという。

標高774m、なかなかエロチックな山名、遍路道が山頂を通っているらしいので、いつか登ってみたいもの。

20181006女体山.jpg

締めくくりは、東かがわ市の、徳島県境にもっとも近いうどん屋、その名も「うどんや」へ。

海岸に向かい合う、人気店であります。

それなのに16時閉店の少し前とはいえ、ぼっちと連れ合のほかお客がいない。

おかしいと思ったら、大鳴門橋、まだ通行止めのままだった (ToT)ゲッソリ

やけになって、ぶっかけうどんと、ざるうどん、ゲソ天におでんをどか食い。それでも、うまいものはうまいんだな。

うどん県のおいしいいうどん4杯、国宝1件、最高峰制覇に満足して、瀬戸大橋に向けユーターン。

20181006うどんや.jpg

<登山記録> (…:徒歩、―:車)

2018年10月6日(土) 晴 残暑が厳しい

自宅4:00―坂出I.C.8:00―がもううどうん8:30〜9:00―神谷神社9:15〜9:30―竜王山キャンプ場登山口10:50…分岐点…讃岐竜王山11:50…分岐点…阿波竜王山12:15〜12:25…分岐点…キャンプ場13:15―大窪寺14:00〜14:30―東かがわ市うどんや15:40―引田I.C.―岸和田和泉I.C.―ホテル(泊)

 

<メモ>

「竜王山」という名の山は数多くあり、その分布は一定の地域に集中している。

ウィキペディアでは、香川県5のほか、大分県1、福岡県1、愛媛県1、徳島県4、山口県2、広島県14、岡山県22、兵庫県1、大阪府2、奈良県2、滋賀県4、長野県1となっており、おおむね夏場に雨の少ない瀬戸内式気候の地域に重なる。

竜王は、仏教および道教に関わる水を司るカミであり、その名を持つ山は、雨乞いとの関わりが深い山が多い。

 

| ぼっち | 日本4000山 | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
日本の主な縦走登山ルート

「縦走」という山頂と山頂をつないで登る登山スタイルは、程よい高さの山岳が密集している日本のような特別な地理的条件でないと成り立たない。

日本人は、縄文時代の狩猟・採集生活の頃から生きる知恵としてルートが分かりやすく、雪崩や山崩れに遭いにくい尾根道歩きをし、修験道が興隆してからは、峰と峰をつなぐ「回峰行」が重要な修行となった。

明治時代に入り、近代化に向けた一大国家プロジェクトとして三角測量が行われたが、作業効率からおのずと三角点を設置する山頂と山頂を結ぶ形で作業道が作られることが多かった。

これを利用できた「近代登山」黎明期の登山者たちは、「縦走」という登山スタイルで登り、それが大衆化し、山小屋なども整備され、現在のような縦走登山が広く行われるようになった。

日本の代表的な縦走路を、ここで一挙ご紹介。

 

【北海道】

・大雪山系〜十勝連峰

 →北の大地の大縦走 2013年8月19日〜23日

※大雪山系と並び北海道を代表する日高山脈は、急峻かつ山深いため全山縦走路はない

 ほかには、世界遺産知床連山の縦走路などがある

 

【東北】

・朝日連峰

 →朝日連峰大縦走(以東岳〜大朝日岳〜祝瓶山) 2014年7月31日〜8月3日

・吾妻連峰

 →吾妻連峰東半分縦走(浄土平〜東吾妻山〜一切経山周回) 2012年8月26日〜27日

※ほかに、八甲田山系、八幡平〜岩手山、蔵王連峰などに縦走ルートがあり、中でも飯豊連峰の縦走はぜひやってみたいもの

 

【越後】

・越後三山

 →越後三山縦走記(八海山〜中岳〜越後駒ヶ岳) 2006年9月29日〜10月1日

・谷川連峰

 →谷川連峰「馬蹄形」縦走路を行く(土合〜朝日岳〜谷川岳〜土合)

  ※ほかに谷川岳〜仙ノ倉岳〜平標山にも縦走路がある

・頸城山塊

 →初秋の山旅―火打岳から焼山へ 2014年9月14日〜15日

  ※妙高山〜火打岳〜焼山〜金山〜雨飾山までつなぐと相当長い縦走となる

・大佐渡山地(佐渡島)

 →佐渡 花の山旅 2015年5月4日〜5日

 

【関東】

・奥秩父山塊

 →奥秩父主脈縦走記(飛龍山〜甲武信岳〜朝日岳) 2018年9月21日〜24日

※ほかに八ヶ岳連峰、丹沢山地など、関東近郊にはハイキングコースとしての小規模な縦走ルートは各地にある

 

【飛騨山脈】

・後立山連峰

 →縦走!栂海新道(朝日岳〜栂海新道〜親不知) 2011年7月15日〜19日

 →白馬三山(小蓮華山〜白馬三山) 2017年9月15日〜16日

 →後立山連峰最南部踏破(岩小屋沢山〜針ノ木岳〜蓮華岳) 2013年7月21日〜22日

・立山連峰

 →剱岳北方稜線縦走記 2018年8月11日〜14日

 ※早月尾根〜剱岳〜立山〜薬師岳〜太郎平、立山〜奥大日岳などの縦走路も踏破しております

・常念山脈〜槍ヶ岳表銀座コース

 →常念山脈〜表銀座縦走 2017年8月18日〜20日

・西銀座ダイヤモンドコース〜笠ヶ岳稜線

 →飛騨山脈西南部大縦走 2017年8月28日〜31日

・槍ヶ岳裏銀座コース

 →飛騨山脈岐阜県側調査登山(南岳〜槍ヶ岳〜裏銀座コース三俣山荘まで) 2018年8月4日〜6日

・槍ヶ岳・穂高岳

 →槍・穂縦走日記(槍ヶ岳〜穂高連峰〜焼岳小屋) 2012年7月26日〜31日

 ※日本海親不知から焼岳まで縦走路はつながっており、ほぼすべての稜線に縦走路が張り巡らされている


【赤石山脈】

・仙塩尾根〜蝙蝠岳

 →赤石山脈北部大縦走 2014年8月20日〜24日

・白峰三山

 →(一部)小太郎山〜北岳〜池山吊尾根 2017年8月5日〜6日

・白峰南嶺

 →白峰南嶺を行く 2015年8月21日〜23日

・荒川三山 

 →三伏峠から荒川岳・悪沢岳へ 2016年8月5日〜7日

※赤石山脈は、北は甲斐駒ケ岳から南は光岳まで縦走路がつながっており、ほかにもさまざまな縦走ができる

 まだ一部未踏の箇所があるのが宿題

 ほかに、静岡県では、身延山地の七面山〜八紘嶺〜山伏や、沼津アルプスなんてのも縦走できる

 

【木曽山脈】

・主脈縦走路(将棊頭山〜木曽駒ケ岳〜空木岳〜摺古木山)

 →(一部)木曽駒クラシックルートを行く 2017年9月9日〜10日

※南部の越百山から安平路山間はルート整備が十分ではないので注意

 

【両白山地】

・白山連峰

 →白山クラシックルートを巡る 2016年7月28日〜30日

※両白山地にはそもそも登山道がない山が多いので、一般登山道としての縦走路は白山連峰に限られる

 登山道がない山を残雪期に稜線を縦走することも多いが、一般道でないのでここでは割愛

 

【関西】

・大峯奥駈大縦走(吉野〜熊野) 2014年4月29日〜5月5日

※関西方面では、ほかにダイヤモンドトレイル(二上山〜葛城山〜金剛山〜槇尾山)、六甲山など

 関西も、日帰りハイキング縦走路は数多くある

 

【四国】

※九州よりも山深い四国は、剣山地(剣山〜三嶺)、石鎚山脈(石鎚山〜瓶ヶ森〜笹ヶ峰)などに縦走路があり、

 縦走路に恵まれない九州の山岳部の学生さんの合宿は、四国へ遠征することが多いそう

 遠方で、登山口と下山口が離れる場合が多いため、ぼっちは縦走スタイルで行けていなくて残念

 

【九州】

・九重連山

 →6月 九重連山へ(久住山〜大船山ほか) 2015年6月6日〜8日

・祖母連山

 →祖母傾完全縦走(大障子〜祖母山〜古祖母山〜傾山)2015年5月4日〜5日

※九州・中国は山の標高が低いので、本格的な縦走路は少ない

 

縦走路は、見晴らしの良さや、長い縦走路の整備、極端すぎるアップダウンを避けることなどから、多くの山が一定の高さ(おおむね1,500m以上)を保ちながら連なっていることが前提となる。

そのため、縦走路はやはりいわゆる「日本アルプス」をはじめとする、本州中央部の山岳地帯に集中していることがわかる。

ただし、本場ヨーロッパ・アルプスは、標高が高すぎ、ピークとピークを結ぶ縦走なんて登山方法は一般登山者には無理で、「ツール・ド・モンブラン」もモンブランの周りを巡るトレッキングコースに過ぎない。

縦走は、山と長い時間付き合うことになる分、装備も重くなり、天候など自然の影響を受け入れざるを得ない。

マラソンと同じように、日常を離れたハイな気分もやってくる。

ピーク・ハントだけを何十回繰り返しても得られない、苦労・経験・達成感が縦走にはある。

そこが、ぼっちが縦走主義にこだわるゆえんでもあります。

 

| ぼっち | 縦走主義でいこう! | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) | にほんブログ村 アウトドアブログへ←アウトドアブログのランキングです クリックよろしく!
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